村山織物協同組合のブログ

武蔵野と狭山丘陵

板締め染色

2016-07-22 10:42:35 | 日記
村山大島の最大の特色の板絞め染色は、大正時代に群馬県の伊勢崎から技術導入されました。
それより以前は、木綿の括りで絣を作っていました。
絹織物に変わった時に板締めが導入されて、板屋さん、(縦糸つくりの)巻屋さんたちは群馬から移住してきました。

板締めで縦絣、横絣、2種類を作ります。
縦絣は絣板に絹糸を巻き付けて染めます。緯糸は板に挟み込んで階段状にします。
縦横で作り方が違います。
男物は、縦乱絣、横はポチ、ヤハズ、マキポチの3種類の絣を組み合わせて柄を作ります。

写真は女物の横絣の染色始まりの状態です。
温度を上げるのが大事です。
板に積み方で染めむらができます。ボルトで絞めていますが、このしめ具合で染料が浸透しすぎたり、足りなかったりします。
板に溝が掘ってありますが、そこに染料や媒染剤を注ぎ込みます。
そこで白い糸に黒の模様を付けます。
出来上がったものは、白い糸の束に黒の縞模様ができます。





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