一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

ドラッカー名言集『仕事の哲学』より

2006年01月28日 | 自己啓発
数ある自己啓発(啓蒙)本の蔵書のうちドラッカーは本書だけである。

なんとなく買ってしまっていたこの手の本。

いつのまにかコレクションになっていたりする。
マーフィー、ウェイン・ダイアー、ジェームズ・アレン、齋藤孝・・・etc

実際共感もするし、ハッとするようないいことも書いてあるんだが、なかなか思うようには身につかない・・・。

近年は、自己啓発本はあれこれと開拓しないようにしている。

自分にとって効果がなければ意味がないから・・・

読むだけでは自己実現できるはずがないのは当然だ。

本の内容を実証するためには、
まず自分の現状に合ったものを1~2冊選ぶ。

そして、その内容を最低一年間は徹底的に実生活に導入するような方法がいいのだと思う。


さて、ドラッカーは、自己啓発家の中でも「いぶし銀系」だろう。

マーフィーのように、おいしい話はぶらさげない。

リアリスティックで取っ付きにくいが、
シンプルな仕事の哲学を、切り口鮮やかにスパッと言い放つ。

いくつか紹介したい。

<すべては責任から始まる>
「成功の鍵は責任である。自らに責任をもたせることである。あらゆることがそこから始まる。大事なものは、地位ではなく責任である。責任ある存在になるということは、真剣に仕事に取り組むということであり、仕事にふさわしく成長する必要を認識するということである。」

<成果が自己実現の前提となる>
「成果をあげる者は、社会にとって不可欠な存在である。同時に、成果をあげることは、新入社員であろうと中堅社員であろうと、本人にとって自己実現の前提である。」

<成果をあげる人の共通点>
「成果をあげる人とあげない人の差は、才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と、基礎的な方法を身につけているかどうかの問題である。」
「成果をあげる人たちは、気性や能力、職種や仕事のやり方、性格や知識や関心において千差万別である。共通点は、なすべきことを成し遂げる能力を持っていることだけである。」

厳しいが味わい深い言葉である。

ドラッカーは自己実現と仕事の本質を見抜いている。

これから自己啓発のカテゴリーは、自己啓発家の名言の紹介をしていきたい。

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ありがとうございました!


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