飛鳥への旅

飛鳥万葉を軸に、
古代から近代へと時空を越えた旅をします。
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万葉アルバム(明日香):橘寺東門東・飛鳥川沿い

2012年03月05日 | 更新情報
      (写真更新しました)


明日香川 瀬々の玉藻の うち靡(なび)き
心は妹(いも)に 寄りにけるかも
   =巻13-3267 作者未詳=


明日香川の瀬に生えている藻が流れに揺れ動くように、私の心はあなたになびいています。という意味。

瀬は、川の浅いところ(浅瀬)や川の流れが急なところを指す。

飛鳥川は竜門、高取の山塊を源流にし、石舞台の近くで多武峰からきた冬野川と合流、飛鳥の中心部から藤原京を斜めに通って、やがて大和川にそそぎ込む。
古代人にとって飛鳥川は暮らしの動脈であり、心のよりどころとなった母なる川である。
万葉集中、もっとも多く詠まれている川がこの飛鳥川。今は川幅はせまく水量も多くはないが、祝戸(いわいど)から上流は瀬音高く「水脈(みを)早み」の清流になっている。

この万葉歌碑は明日香の橘寺東門東・飛鳥川沿いに建っている。

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