モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初夏の月山稜線で見た花(2023年6月19日)

2023年07月02日 | 月山/姥沢口

(本頁は「いざ行け。鳥海山or月山。(2023年6月19日)」の続きです。)


この日の月山は天気には恵まれましたが、花見にはちょっと早かったのかもしれません。
何故なら、姥ヶ岳から牛首にかけての稜線のほとんどがまだ雪に覆われていたからです。

金姥の手前、1688mピークから月山を望む。



ただし金姥の前後だけ、雪消えが早く、登山道が現れていました。
ここは立ち位置の角度の関係でしょうか、
柴灯森(さいとうもり)に続く稜線道が立ち上がっているように見える場所です。







この付近では、エーデルワイス似のミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)が咲き出しておりました。
ただしまだちっこいものばかりでした。




チングルマとミヤマウスユキソウ
 








続いて現れた花は色鮮やかなイワカガミ、ミヤマキンバイでした。


イワカガミ
 



ミヤマキンバイ



ハクサンイチゲも咲き出しておりました。

紫灯森(さいとうもり)の稜線に咲くハクサンイチゲやミヤマキンバイ



ハクサンイチゲ



稜線を歩いている間は雲がドンドン湧いてきて、景色はさっぱり見えなくなりました。

一瞬の晴れ間。
真西方向、装束場方面や品倉尾根が見えました。




地味なお花。

ミヤマカラマツ
 

                                         イワハタザオでしょうか。

コヨウラクツツジ



またまた鮮やかな・・・
ウズラバハクサンチドリとシラネアオイ。

   



一瞬の晴れ間。
今度は南西方向、朝日連峰です。







残雪の近くで咲く花は限られたものばかりでした。

コバイケイソウの芽出し



ヒナザクラ
 

                                    ミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)

ミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)とショウジョウバカマ



牛首に到着。これから月山本体の登りが始まります。


月山本体の登りと下山時の眺め」へ続く。


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2 コメント

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Unknown (ミルク)
2023-07-02 17:01:54
たくさんの花々に癒やされました(^^♪
「ウズラバハクサンチドリ」うずら卵の模様で、この名前なんでしょうね。
ハクサンチドリは、よく見ましたが、この模様の
葉っぱは みたことないような?
珍しいのですか?
返信する
ミルクさんへ。 (モウズイカ)
2023-07-02 17:33:22
コメントありがとうございます。
ウズラバハクサンチドリは以前は月山の特産、固有とも言われましたが、その後、他の山でも見つかったとのこと。
したがって月山は鳥海山のチョウカイフスマやチョウカイアザミのような固有種が無いお山になってしまいました。
しかし花の種類は鳥海山よりも多く、東北では花の名山としては横綱クラスだと思ってます。
なお月山にはうずら模様の無い普通のハクサンチドリもあります。
場所によっては並んで咲いていることも有ります。
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