今年の五月連休は昨年同様、コロナ禍で遠出は出来ないし、更に天気も良くない。
5月4日は連休中、唯一の晴天との予報だったので、近場の男鹿半島の山に行くことにした。
朝早く出たので、今日は二山に登ろうと思う。まずは手前にある寒風山へ。
この山は小さな火山だが、山頂まで観光道路が伸びているので、
登山の対象とはされていない(二月に行った時の記録はこちら)。
今回は側火山の姫ヶ岳(337m)に登ってみようと思う。
その前に中腹でアズマギクの群生を見ておく。
この花、明るい芝地でときおり見かけるが、秋田では寒風山に多く自生している。
例年、連休明け頃から本格的に咲き出す。今回は少し早かったので、やっと咲き出したばかり。
中腹にて。手前はアズマギク。左奥に見える小山が姫ヶ岳(337m)。
アズマギク
アズマギク
他には小さなスミレ、ニオイタチツボスミレがちらほら。
ニオイタチツボスミレ
参考マップ
姫ヶ岳(337m)に登ってみた。こちらは駐車場から歩いて10分程度で山頂に着く。
いつもならば山頂からの眺めがとても良いのだが、今日は雲が多く、遠くは望めなかった。
それでも一時、雲が切れ、後に登る予定の男鹿三山が見えた。
姫ヶ岳山頂から男鹿三山を望む。これから登る毛無山は左の平らな山、真ん中の高いのは本山、右に真山。
姫ヶ岳山頂から秋田市方面を望む。
姫ヶ岳山頂から寒風山を望む。右下の駐車場に柿の種号。
花はアズマギク、ニオイタチツボスミレが少々のほか、スミレ(ホンスミレ)、キジムシロも見かけた。
山頂の石碑
スミレ(ホンスミレ)
キジムシロ
姫ヶ岳は小さな側火山だが、割と立派な噴火口を持っている。折角来たので火口の中にも降りてみた。
火口の降り口から火口と姫ヶ岳を望む。
すると火口の底は笹原や湿原になっており、一株だけミズバショウを見つけた。
このミズバショウ、どこからどうやって飛んできたのだろう。水鳥が運んだのか。
また風穴もあり、珍しい植物が生えているようだが、あいにく今日は何も確認できなかった。
火口底でミズバショウ
風穴
火口底から寒風山を望む。
春の寒風山に咲く花の詳細は、「春の寒風山に咲く花。(2010年5月、6月)」を参照されたし。
今日は次に「毛無山」に行く。
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