今日の常念岳

安曇野から見える代表的な山である常念岳を中心に、安曇野の自然、日常の風景など、画像で綴っていきます。

佐久間レールパーク(2)

2009-11-03 23:10:04 | その他諸々
その(1)から続く。その(1)が電車・機関車が主だったので、その(2)は客車・貨車がメイン。
その(1)同様、http://sky.freespace.jp/landscape/events/2009/1018/に、もっと多くの画像があります。



オヤ3112
建築限界測定車。 車両には矢羽根が放射状に設置されていて、その姿から「オイラン車」という別名もある。 確か7月に特別公開で内部を見ることができたはずなので、そのときに見ておきたかった。


スハフ34834
オハ35系の緩急車。 昭和14年川崎車輌製。スハフ34834は称号改正前の番号で、改正後はオハフ33115号である。 外観や記号だけ製造当初の状態に復元されているらしい。


オハ35206
戦前から戦後にかけて製造され、国鉄鋼製客車の標準スタイルを確立したといっていいと思われるオハ35系。長年にわたって製造された為年代によって形態に差異があるが、 この車両は更新された車内を除けばオリジナルに近い形らしい。


スニ3095
国鉄最初の鋼製客車であるオハ31系の荷物車で、国鉄初の鋼製荷物車である。昭和4年大阪鉄工製、 昭和36年に名古屋工場で救援車改造されてスエ308となり、美濃太田区に常駐していたようだ。 外観はできるだけスニ30に戻したらしいが、内部は基本的にはスエ30のままらしい。


マイネ407
昭和23年日本車輌製の1等寝台車。2人用区分室4室(うち1室は給仕室として使用)とプルマン式開放2段寝台8組を備える。 現在の2人用A個室寝台と開放式A寝台といったところ。表記及び塗装はマイネ40時代(塗色がぶどう色1号のようだ。それに白帯)、外観は概ねマロネ407当時の状態だが、 室内は工事車オヤ412のままらしい。



ソ180+チキ6132
事故復旧用の操重車ソ80形のラストナンバー。21両生産されたソ80の中では、ソ98、ソ99と本車ソ180の3両が後期形に分類される。 昭和46年日立製作所製で、65tまで扱えるクレーンを装備している。 移動時にそのクレーンのブームを他の車両に当たらないように収める為、控車として長物車チキ6132を連結している。


DE15 1541
DE10をベースにして作られた除雪用ディーゼル機関車。複線用の両頭式ラッセル車で、現在美濃太田車両区に配置されている。現在、JR東海に在籍する唯一の機関車ということだ。おそらく今冬も関ヶ原のあたりや高山線で使用されると思われる。 佐久間レールパーク閉園イベントの一環として、9月19日~閉園日の11月1日まで展示された車両である。

あれ? オロネ10 27は、どこへ行ったの?
ということで、展示車両はこれまで。

佐久間レールパークに足を運んだのはこれが3回目。この3回目が最後になった。JR東日本の鉄道博物館が引き金になったが、各社鉄道博物館構想が次々と出されて、JR東海も平成23年春をめどにJR東海博物館を作ることにしていて、それに向けての発展的解消みたいな名目にはなっているが、まあJR東海のこと、実際は、今のままじゃこれ以上の人来ないし金取れないし、ってとこじゃないかという気もしてくる。
そのJR東海博物館構想から漏れた車両の行く末はどうなるのかわからないが、もしかしたらこれで見納めになってしまうやつもあるかも知れない。美濃太田車両区に保管してあるやつでリスト漏れになっているのも結構あるので、折角ここまでとっておきながら、と、もったいなさも感じてくる。
佐久間レールパークは人と展示車両の距離が非常に近かった。大袈裟な博物館になると展示物は「宝物」になって、人との距離がぐっと広がってしまう感があるのだが、できればそうはなって欲しくないところだ。

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