朝、静けさで目覚めた。
土曜日のイギリスの朝は本当に静かだ。
基本、みんな休みの空気。
昨日のパーティが夜中の一時以降どうなったのか、僕は知らない。眠くて寝ちゃったから。
階下に行くと、「きっとぐちゃぐちゃだろうな」という予想に反して、ぎりぎりきれいだった。
みんなで片づけたんだね。手伝えなくてごめんね。と思いつつ、主むろに片付けを開始(ただ、準備の時点で掃除は少し手伝った)。
シンクにお湯をはって、お皿をガンガン洗う。これがイギリス流。僕の実家と同じやり方。
昨日のディップ(つぶしたアボガドとナッツとコリアンダーか何か。あとは塩とか。)が余っている。
さらに僕の冷蔵庫を見ると、昨日のパスタサラダと、トマトの何か(刻みトマト、コリアンダー、オリーブオイル、オニオンなど)、そしてツナの何か(いわゆるツナサンドの中身)が入っている。
ほかの冷蔵庫には、ケーキ二種と、パンピザ(フランスパン、トマトソース、サラミ、チーズ)が入っている。
基本的にこれらはすべてジャニンが作ったものだ。
飾り付けもジャニン。キッチンとリビングに大量のローソク。さらに小さなライトで間接照明。
写真では明るいが、実際にはもっと暗い。
昨日勉強になったのは、やっぱりショットゼリーと呼ばれる、例のゼリーだ。
ウォッカを使ったとはいえ、薄めているんだろうと思ったが、すでにそのゼリーを作ったあとウォッカの瓶が空いていて、そのアルコール度数が高いことが分かる。
食べてみると、アルコールが気化して鼻にこないから、アルコール度数を感じさせない。しかし、どうもアルコール度数は高いらしい。
皿を片付けていると、ソファに気配が!
ひげ面の男が寝ている。彼は昨日、僕にウォッカの誘いをしてくれたオーストラリア人(良く分からないけど、そのあと、ユダヤ人だとも言っていた。別に矛盾はない)だ。
ヒッピー系だと思ったら、実際そういう感じで、僕の大学に10パーセント以上いるタイプの学生だ。
あのウォッカに相当救われたと思う(意味の分からない記事を書いた以外)。
パーティはいつもの通り、たくさんの心の壁があったが、一年間で成長したのか、それともたまたまなのか、かなり色々な人と話した。20人ほど来て、アジア人はトルコ人ひとりだった。
ジャニンのコースには去年も日本人がふたりいたが、今年はどうだろう?だが断言できる。仮にそこに日本人がいても、ジャニンと仲良くなって今回のパーティに呼ばれるということは無い。まず無いだろう。
東アジア人がコースでそこまでヨーロッパ系と仲良くなれることは簡単ではない。
僕はたまたまこのフラットに住んでいたから出ることになったパーティなのだ。
その逆境のなかで頑張る僕。
日本人のパーティでも全然話しかけない僕が。
迫る学会でも懇親会があり、やはり立食型パーティがある。だけど、学会ではルールが違いますょ。へこへこして、偉い先生を取り巻くグループのなかに入って、挨拶、挨拶、挨拶ですよ。
今回のパーティでは、話す話す飲む、話す話す飲む・・・。
英語ができないと分かっていても、テンションで話し続ける。ハートで負けない。面白いことが言えないけど、社会科学の話は得意・・・。これがヨーロッパのパーティでの僕です・・・。
博士課程の学生にも会った。同じコースの修士の子にも会った。
しかし一番印象に残ったのは、クリスが異常なほどシャイだということで、僕らはまさに運命共同体よろしくパーティのなかで特別な連帯を示したのである。
クリスに色々腹を割って話した。
聞きたいことも聞けた。細かい話は書かないけど。
パーティで仲良くなると言えば、僕は常々「パーティの奇跡」ということを考えている。
「パーティの奇跡」とは、僕のつくった勝手な概念で、「色々な人に出会うパーティのなかで、特に気の合う人と出会って、それが通常の状況で話すよりも、特別な出会いだという印象を持つこと」をさす。
ヨーロッパ流の不特定多数が参加するパーティの面白さは色々あれど、この「パーティの奇跡」こそのそのうちのひとつである。
さあ、今日も研究だよ。
土曜日のイギリスの朝は本当に静かだ。
基本、みんな休みの空気。
昨日のパーティが夜中の一時以降どうなったのか、僕は知らない。眠くて寝ちゃったから。
階下に行くと、「きっとぐちゃぐちゃだろうな」という予想に反して、ぎりぎりきれいだった。
みんなで片づけたんだね。手伝えなくてごめんね。と思いつつ、主むろに片付けを開始(ただ、準備の時点で掃除は少し手伝った)。
シンクにお湯をはって、お皿をガンガン洗う。これがイギリス流。僕の実家と同じやり方。
昨日のディップ(つぶしたアボガドとナッツとコリアンダーか何か。あとは塩とか。)が余っている。
さらに僕の冷蔵庫を見ると、昨日のパスタサラダと、トマトの何か(刻みトマト、コリアンダー、オリーブオイル、オニオンなど)、そしてツナの何か(いわゆるツナサンドの中身)が入っている。
ほかの冷蔵庫には、ケーキ二種と、パンピザ(フランスパン、トマトソース、サラミ、チーズ)が入っている。
基本的にこれらはすべてジャニンが作ったものだ。
飾り付けもジャニン。キッチンとリビングに大量のローソク。さらに小さなライトで間接照明。
写真では明るいが、実際にはもっと暗い。
昨日勉強になったのは、やっぱりショットゼリーと呼ばれる、例のゼリーだ。
ウォッカを使ったとはいえ、薄めているんだろうと思ったが、すでにそのゼリーを作ったあとウォッカの瓶が空いていて、そのアルコール度数が高いことが分かる。
食べてみると、アルコールが気化して鼻にこないから、アルコール度数を感じさせない。しかし、どうもアルコール度数は高いらしい。
皿を片付けていると、ソファに気配が!
ひげ面の男が寝ている。彼は昨日、僕にウォッカの誘いをしてくれたオーストラリア人(良く分からないけど、そのあと、ユダヤ人だとも言っていた。別に矛盾はない)だ。
ヒッピー系だと思ったら、実際そういう感じで、僕の大学に10パーセント以上いるタイプの学生だ。
あのウォッカに相当救われたと思う(意味の分からない記事を書いた以外)。
パーティはいつもの通り、たくさんの心の壁があったが、一年間で成長したのか、それともたまたまなのか、かなり色々な人と話した。20人ほど来て、アジア人はトルコ人ひとりだった。
ジャニンのコースには去年も日本人がふたりいたが、今年はどうだろう?だが断言できる。仮にそこに日本人がいても、ジャニンと仲良くなって今回のパーティに呼ばれるということは無い。まず無いだろう。
東アジア人がコースでそこまでヨーロッパ系と仲良くなれることは簡単ではない。
僕はたまたまこのフラットに住んでいたから出ることになったパーティなのだ。
その逆境のなかで頑張る僕。
日本人のパーティでも全然話しかけない僕が。
迫る学会でも懇親会があり、やはり立食型パーティがある。だけど、学会ではルールが違いますょ。へこへこして、偉い先生を取り巻くグループのなかに入って、挨拶、挨拶、挨拶ですよ。
今回のパーティでは、話す話す飲む、話す話す飲む・・・。
英語ができないと分かっていても、テンションで話し続ける。ハートで負けない。面白いことが言えないけど、社会科学の話は得意・・・。これがヨーロッパのパーティでの僕です・・・。
博士課程の学生にも会った。同じコースの修士の子にも会った。
しかし一番印象に残ったのは、クリスが異常なほどシャイだということで、僕らはまさに運命共同体よろしくパーティのなかで特別な連帯を示したのである。
クリスに色々腹を割って話した。
聞きたいことも聞けた。細かい話は書かないけど。
パーティで仲良くなると言えば、僕は常々「パーティの奇跡」ということを考えている。
「パーティの奇跡」とは、僕のつくった勝手な概念で、「色々な人に出会うパーティのなかで、特に気の合う人と出会って、それが通常の状況で話すよりも、特別な出会いだという印象を持つこと」をさす。
ヨーロッパ流の不特定多数が参加するパーティの面白さは色々あれど、この「パーティの奇跡」こそのそのうちのひとつである。
さあ、今日も研究だよ。