それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

理由、それが僕の理由

2010-10-13 14:42:25 | 日記
学問をひとつの生業とすることを目指し始めて、自分が何を書くべきか、何を目指すべきなのか、社会との関係をどうするのか、長い間悩んできた。

その答えはまだないのだけど、ただ社会科学やその論文それ自体もつチカラ、っていうか、魅力っていうか、面白さってのを大切にしたいと思う。

書いている人間が、考えている人間が真剣に取り組んでいる「理由」が伝われば、自ずと読者は「これでいい、これがいい」ってなると思う。

この「理由」っていうのは、「~の役に立つ」っていうのはもちろんあるんだけど、それだけじゃなくて「わくわくする」「不思議だ」っていう人間の深いところから出てくる「知への好奇心」への訴えかけなのだと思う。

自分の「理由」を周りの人に伝える方法を学ぶことが、自分のひとつの道なんだと思うし、その「理由」を追求し続けることが本道のような気がするのだ。

案外忘れられているけど、そこに社会科学の「強さ」があるんじゃないかなと思う。