うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

宮城県沖で巨大地震発生。

2011年03月11日 16時40分13秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常

本日午後2時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード8.4の巨大地震が発生しました。
私は確定申告のために北区の税務署に行った帰りに、路上で揺れを体験しました。地図を見るため自転車を停めてケータイを触っていたら、かなり大きな振幅で前後に体が揺すられました。周囲を見渡すと、上空の電線が揺れ、車も複数が緊急停車、道に面した建物から人が出てきたり、建物の窓から外の様子を伺う様子がみえました。揺れは数分間続き、眩暈のような気持ち悪さを感じました。
かなり長周期の揺れだったので、高層建築である北大の我が研究室の建物の状況が心配になり、急いで北大に戻ったのですが、その間にも断続的に大きな横揺れを感じました。路上で、見知らぬ人から「地震あったよね?」と話しかけられたのも印象的でした。
北大の我が研究室は11階建て(高さ約50m)の7階にありますが、同僚に聞いたところ、大きく揺れたものの被害はありませんでした。落下物なども無く、ケータイのワンセグで常に情報を確認しつつ、通常業務に戻りました。

今回の地震、長時間揺れが続いたので、当初から海溝型地震だと分かりましたが、揺れの大きさから十勝沖辺りが震源かと思いました。まさか、三陸沖でこれほど大きな規模の地震が起こるとは・・。
地震発生から2時間経った現在も、まだ被害の状況ははっきりと確認出来ていませんが、NHKなどの中継映像では物凄い勢いで津波が押し寄せており、相当甚大な被害が出ているようです。
少しでも被害が小さく収まるよう、祈っています。

[追記]
気象庁がマグニチュードを8.8に修正(3月11日 17:40頃)。
当初は7.9と発表していましたから、ほぼ30倍の規模に修正したことになります。
明治以来の、日本での観測史上、最大規模の地震とのことです。

[追記2]
今回の地震は、東北地方太平洋沖地震と命名されました。
地震発生から、3月13日午前1時現在までに起きた有感地震の発生状況(震源及び震度の情報)について、気象庁HPでの発表画像を動画に纏めてみました。(3月13日 1:30)

東北地方太平洋沖地震後の地震発生状況


地震は主に東日本各地を震源に、既に200回以上発生しています。
また、北陸や紀伊半島沖など西側の地域にも震源は分布しており、少し気になります。

[追記3]
気象庁が東北地方太平洋沖地震のマグニチュードを9.0に再々修正。さらに約2倍の規模であったことになります。
三陸海岸の複数の市町村で、住民の大半が行方不明とのこと。想像を絶する事態が起きたことが明らかになりつつあります。(3月13日12:30)

[追記4]
12日朝には中越地方でM6.6(最大震度6強)、秋田県沖でM6.4(最大深度4)の地震が発生し、誘発地震ではないかと言われていましたが、15日夜には静岡県東部の富士山直下を震源とするM6.4(最大震度6強)の地震が発生。日本の地下で一体何が起きているのでしょうか・・。
[追記5]
東北地方太平洋沖地震の前震と思われる三陸沖M7.2(9日昼前に発生)から10日間の地震発生の様子を動画に纏めました。
東日本太平洋沖地震前後10日間の地震発生の様子

550回もの地震が発生しており、極めて活発な地震状況です。徐々に収まりつつあるようなので、このまま穏やかな日々に戻ってくれることを祈ります。