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事業仕分け

 連日のように政府の業務の見直しを行う事業仕分けのニュースが報道されています。

小沢幹事長の眼鏡にかなった7人の民主党議員を中心とするいわゆる事業仕分け人が4チームに分かれて公開の場で各省の担当者とやりあって、存続、検討、廃止とそれぞれの事業について判断を進めています。

これまでは、政策やそれに必要な予算はまず各省内で、そして財務省など関係各省と政府部内で議論され、それをもとに国会で包括的に認めてきました。このような決定方式が一番良い方法であるというつもりはありませんが、今回の民主党の事業仕分けはあまりに乱暴すぎます。それぞれの分野に必ずしも精通していない仕分け人が1項目について1時間で判断するということには無理があります。また、とにかく予算を削るんだという意向が強いのか、相手にものを言わせず一方的に高圧的な決めつけがなされているように感じられてなりません。

私も尽力して神戸に誘致を決定したスーパーコンピューターの予算減額など、一体何を考えているのだろうかと言いたくなります。将来の日本の発展に向けて科学技術の振興は不可欠であるにもかかわらず、効果が不明であるとバッサリと切り捨てています。本当に何が大事でこれからの日本はどのようなありかたを目指していくのかということをしっかりと考えて欲しいものです。

予算を削るということが大きな目標であるならば、民主党がマニフェストにうたってあると主張している子ども手当てや高速道路の無料化等何兆円もの新規施策の見直しにまず取り組むべきではないでしょうか?

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