福田総理退陣
9月1日午後9時半から福田総理は辞任の会見をされました。
8月1日に党4役、2日に内閣を改造したばかりで、いよいよ来週12日から臨時国会が始まるという時期でしたので、突然の辞任に本当に驚きました。
会見をテレビで見ていると、この一年間様々な懸案を解決し、洞爺湖サミットを成功させ、消費者庁設置の道筋をつけ、道路財源の一般財源化を決断する等、成果をあげたこと、他方、国会運営がままならないことから少しでも国会への影響を小さくするため、国会の会期が始まる前に辞任を決断したと説明しておられました。相当悩まれ、考えられた上でのご発言と思われます。
「内閣改造をした時と状況が異なる。」と会見の中で述べられていましたが、国会での審議が思うように進まないため新総理に任せる方が良いという判断をされたものと思われます。今の衆・参ねじれの状況の下では、誰が総理であろうと困難な国会運営に直面することに変わりはありません。
安倍総理、福田総理と毎年首相が交代するような不安定な状況では、しっかりとした政治は望めません。
また、外国からも「日本は誰と話をすれば良いのかわからない。信頼できない。」というように見られてしまいます。4~5年は続く安定した政権の登場が望まれます。
国会運営に関しても、国民生活の安定を最優先にして、党利党略で審議拒否を行うことなく、与野党共に協力して補正予算案やテロ特措法等の山積する懸案に建設的に積極的に取り組んで頂くことが求められています。
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