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海の日

 ~ソトコト8月号より~

今年も海の日が近づいてきました。現在は7月の第3月曜日となっていますが、祝日法が平成15年に改正される前は7月20日でした。

日本は四面を海に囲まれています。魚介類等の海の恵みは日本人の暮らしになくてはならないものであり、石油等の物資は船により海上で運び、遣隋使や鑑真和尚の昔から海を越えて外国と人と文化の交流がなされてきました。このように海は私たちの生活に深くかかわっていることから、7月20日の海の記念日を祝日にしようということになったのです。

日本船主協会をはじめ多くの海事関係者の方々とご一緒に、私も祝日化に向けて働きかけをしたことを昨日のことのように覚えています。幸い47全ての都道府県にも賛同していただき、平成8年に海の日を「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」として祝日にすることができました。世界の中で海の日を祝日にしている国は日本だけです。

 海の日を移動祝日(ハッピーマンデー)にして三連休にしたことから、海の日の意義を認識していただき、連休を有効に活用するため、政府は7月1日から31日までを「海の月間」としています。7月1ヶ月間、全国各地で「海フェスタ」をはじめ海に関する様々なイベント等を開催しています。

 先日、神戸には航海訓練所の帆船日本丸が入港し、幼稚園のお子さん達が歓迎してくれました。また、7月14日から18日まではもう一隻の帆船海王丸も神戸に入港の予定です。今年の目玉行事は、7月の17日から8月いっぱい神戸港新港第1突堤に「神戸プラージュ」として砂浜のビーチが出現することです。三宮のすぐ南側で砂浜に寝そべって潮風に吹かれながら新装なったポートタワー等の山と海に囲まれた神戸の風景を楽しめます。

普段なかなか海に親しんでいただく機会が少ない方も各地で様々な催しが企画されていますので、海の恵みに感謝し、海に親しみを感じていただけるような海の日にしていただけたらと願っております。

(写真)芋生船長、飯島機関長と

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(写真)日本丸入港

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