エコカーワールド
例年横浜で低公害車を集めたエコカーワールドを開催していますが、今年はG8神戸環境大臣会合があるから是非神戸で開催して欲しいと昨年秋から環境省に働きかけ、神戸への誘致に成功致しました。
5月17日と18日の2日間神戸メリケンパーク広場で開催されたエコカーワールドには、自動車メーカー等各社がおなじみのハイブリッド車だけではなく、スーパークリーンディーゼル車、ガソリンと水素の両方で走るバイ・フューエル車、水素と酸素で走る燃料電池自動車、電気自動車等の約100台の乗用車、バス、トラックを展示してくれました。また、慶応義塾大学による最高時速370kmの電気自動車エリーカ、冷蔵・冷凍車が駐車している際にエンジンを停止して、駐車場等の外部から電力を受電できるようなシステム等も展示されていました。
見るだけではなく、試乗コーナーも設けられており、電気自動車やガソリンと水素のバイフューエル車等は人気が高く、長蛇の列ができていました。週末に開催したこともあり、3万1000名の方々が来場され、エコカーへの関心の高さを改めて感じました。
名水サミット
例年日本各地で開催している名水サミットですが、G8神戸環境大臣会合にあわせて、神戸で開催するよう昨年秋に環境省へ働きかけ、誘致に成功致しました。
環境省が選定している日本の「名水百選」(兵庫県では、西宮市宮水、神戸市中央区布引渓流、宍栗市千種川の3ヵ所です)の関係自治体担当者等約150名が参加して、5月16日と17日に神戸国際会議場でどのようにしてきれいな水を守っていくかシンポジウム等を行いました。雨の豊富な日本ではこれまで水の入手にあまり注意を払ってきませんでしたが、穀物や肉、乳製品を輸入する形で外国において大量に水を使っており、実質的には水の大輸入国になっています。今後の飲料水確保はこれからの重要な課題となって参ります。このようなシンポジウムを通して水環境の保全に関心が高まっていくことを期待しています。