第173回国会召集
第173回国会が今日召集されました。
国連総会出席など外交日程が立て込んだこともあり、9月16日の鳩山政権発足から40日後という異例に遅い国会の召集となりました。
やっと今日の午後所信表明演説をされましたが、この経済危機をどのようにして克服するか、外交・安全保障政策の具体的な内容、個人献金の虚偽記載等納得のいくものではありませんでした。
11月30日までの36日間、「赤字国債と子ども手当創設・高速道路無料化、自動車関係暫定税率の廃止と地球温暖化対策の矛盾、普天間の移設問題、八ン場ダム等の公共事業と地域住民の合意」など民主党の掲げたマニフェストをどのようにして実行していくのか、国会の場で堂々と建設的な議論が行われることを心から期待しています。
神戸市長選
今日は神戸市長選挙の投票日でした。
矢田市長は3選を果たしましたが、樫野候補に約8000票差にまで詰め寄られました。投票率は31.5%と低く、市民の皆様の関心が高くないことを表しています。
これまでの自公民の各党相乗りから、民主党単独推薦に踏みきった矢田市長に対して、多くの市民の皆様が納得できないという気持ちを抱かれたのではないかと思います。
私自身、今月1日の小沢幹事長との記者会見を見て、民主党推薦に鞍替えされたのかとびっくりしました。しかしながら、今の神戸市のかじ取りを任せられるのは矢田さんしかいないという思いで支持してまいりました。
矢田市長におかれては、これまでの市政に対する批判がこれほど強いものだということをよく認識され、これからの神戸をどのようにしていくのかはっきりとしたビジョンを打ち出して、神戸市の体制を変えていっていただきたいと心から願っています。
新型インフルエンザワクチン
今日から新型インフルエンザワクチンの接種が始まります。
5月16日に神戸で初めての国内感染が判明して以降、私は当時の与党新型インフルエンザ対策プロジェクトチームのメンバーとして、医療体制や医薬品等の整備、風評被害対策、経済対策等を講じて参りました。
6月下旬頃には、今年の秋以降のインフルエンザの流行をにらんで、医療関係者、厚生労働省、製薬会社等と新型インフルエンザワクチンの生産準備に取り掛かりました。今年の秋以降はどのようなタイプの新型インフルエンザになりそうか、何万人分用意すべきか、どのようにして生産するか、不足分は輸入するのか等について検討しました。残念ながら一カ月ほどの検討の後は7月21日に国会が解散されましたので、あとは厚生労働省等にお任せすることになったのですが、我々のこういった準備が今日からの新型インフルエンザワクチン接種の準備に役だったのではないかと思います。
まずは医師や看護師などの医療従事者、続いて11月からぜんそくなどの基礎疾患のある患者の方、妊婦の方等5400万人の接種の優先対象者が定められていますが、7700万人分のワクチンが準備されますので、ご希望される方には行きわたるものと思います。ワクチンは2回接種で、1回目が3600円、2回目が2550円です。
休校になる学校が出はじめ、すでに新型インフルエンザの流行が始まっています。殆どの人が新型インフルエンザに対して免疫を持っていないため感染が拡大しやすいのですが、今のところ軽症で回復されているようで、心配されている強毒性には変異していません。ワクチンも大事ですが、まずは手洗い、うがいの励行からです。体調をしっかりと管理されることが何よりも肝心です。
海上保安庁の巡視艇クルーズ
10月18日に第五管区海上保安本部による市民にひらかれた巡視艇クルーズが行われ、私も応募して乗船しました。
約500名の市民の方とともに3,100トンの巡視船「せっつ」に乗船して、午後2時に中突堤を出発し須磨沖に向かったのですが、好天に恵まれ、風も弱く、船に弱い私でも快適な航海となりました。
須磨沖では消防機能を有する三艘の船による放水での歓迎、小型航空機による海面ぎりぎりの低空飛行、映画でおなじみの特殊救難部隊「海猿」によるヘリコプターを使用しての遭難者救助訓練、逃走船の捕捉訓練、船舶、航空機、ヘリコプターによる整然とした航行等が繰り広げられ、ずっと甲板に立っていることも忘れる程あっという間に2時間が経過して、気がつくと午後4時、中突堤に戻っていました。
きびきびとした海上保安庁職員の行動、整然とした船舶の航行、海面ぎりぎりでの航空機、ヘリコプターの飛行、機上から海中へ、そして機上へと戻る救助訓練、船をぶつけんばかりの接触寸前の船舶運航等、日ごろのたゆまぬ訓練がなければできるものではないと感じました。
最近、海上保安庁は国内だけではなくソマリア沖まで出かけて、海賊対策にも携わっていますが、海上での警察活動について引き続き頑張って取り組んでいただきたいと思います。また、海上保安庁の業務を市民の方々にもっと知っていただいて、船舶や灯台の整備などにご理解を深めてもらわなければ、今後の海上での活動がままならなくなると認識を新たにしました。
地球環境行動会議
2年に1度の地球環境行動会議(Global Environmental Action)が、都内で皇太子殿下、鳩山総理をお迎えして開催されました。
今回は「低炭素化社会を実現する科学技術と政策の推進」をテーマにサリム・インドネシア大統領顧問の基調講演に引き続き、低炭素化社会の構築、革新的技術開発と既存先進技術の普及等について二日間セッションが行われました。
超党派の国会議員、経済界、学会のメンバーによって「いかにして共通のビジョンを有して行動するか、低炭素化社会構築に向けたインセンティブの提供、途上国への技術の普及・移転、ファイナンスのあり方、ライフスタイルの構築」等実りのある議論が行われました。この会議の成果は12月のCOP15(気候変動枠組条約締約国会合)等国際社会に発信されます。各国からの参加者を迎えてこのようなメンバーで定期的に会議が行われることは素晴らしいことで、我が国の国際関係に幅と厚みを持たせるものであり、今後の議員と民間による共同の外交の方向性を示していると感じました。
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