83会:出版記念パーティ
赤池議員から83会メンバー紹介の本を出版しようとの提案を受け、平成18年3月31日に「『UBUDAS』83会がゆく」が出版されました。ついで、4月25日には約3300名の出席者の下「83会 出版記念祝賀会」を開催することができました。
自由民主党・国土交通部会・地域公共交通小委員会視察
これからの地域交通のあり方を検討するため、北海道で「DMV」を視察しました。
DMV(デュアル・モード・ビークル)とは、JR北海道がマイクロバスを改良して開発した新しい乗り物です。道路ではタイヤを使ってバスとして、線路では鉄輪を降ろして列車として走ります。鉄路と道路との切り替えが15秒程度で済むことや、新たな設備投資に大きなお金がかからないこと等から、地域交通において、今後が期待される乗り物です。
道路運送法等の一部を改正する法律案
衆議院国土交通委員会にて、「道路運送法等の一部を改正する法律案」に関して、4名の参考人からご意見を伺い、質疑を行いました。概略は以下の通りです。
(参考人の方々)
- 一橋大学大学院商学研究科長・商学部長 山内弘隆様
- 財団法人全国福祉輸送サービス協会会長 関 淳一様
- NPO法人市民福祉団体全国協議会専務理事 田中尚輝様
- 全国自動車交通労働組合連合会書記長 待鳥康博様
- 今回の改正は、地域の実情に応じた輸送サービスを、安全安心という形で提供し、普及すること。有償運送に関する登録制度の導入ということが主な内容と理解している。私の地元神戸市の東灘区にも「くるくるバス」というコミュニティーバスがあります。地域の皆様とこのバス会社が色々ご相談され、貴重な足となり、さらに採算性も確 保しており、良い例となっている。コミュニティーバスがうまく導入・運営されるための、ポイントを伺いたい。
- NPOの福祉有償運送について。これまでタクシー事業者の方が地域貢献という形で福祉輸送に取り組んでこられたことを改めて認識し、心から敬意を表します。一方、タクシーでは賄い切れないニーズがあることについて、どうすれば良いと考えているか、また国や地方公共団体の協力についてどう考えているか伺いたい。
- いろいろな知恵を絞っていかなくてはいけないが、海外の良い事例があれば伺いたい。
- タクシー事業は過当競争で大変厳しく、タクシーの運転手さんからは、売り上げが減少し運転手にそのしわ寄せが来ているという、悲痛な訴えを聞きます。今回の改正で、STS(スペシャルトランスポートサービス)を正面から認める事に関して、どのように考えているか。
- コミュニティーバス、STSが長続きするような形で運行されるようになるためには、国、地方公共団体がどのような役割を果たすべきか伺いたい。
質疑応答の議事録です。PDF形式の資料です。ぜひご覧ください。
神戸空港(セルポート原稿)
2月16日に待望の神戸空港が開港しました。神戸空港の開港にこれまでご尽力されてこられた関係者の皆様に心から敬意を表します。
私は神戸空港から羽田への一番機に乗って国会に出勤した他、札幌、東京、沖縄便等を利用しています。これまでは伊丹空港や関西国際空港まで出かけるのに相当時間がかかっていましたが、神戸空港なら三宮からポートライナーでたったの16分で着きますので、本当に便利になりました。また、近いだけではなく、バリアフリー対応も十分に配慮されており、きれいでコンパクトで使いやすい良い空港です。神戸空港を利用した人はみんな満足しているのではないでしょうか。
札幌から沖縄まで一日27便が就航し、その搭乗率は高く、空港への見学客や送迎の方も多くて賑わっており、滑り出しは上々です。また、神戸空港開港がきっかけとなって、新幹線のダイヤも改善され、利用者にとってはうれしい競争効果がもたらされています。
しかし、手放しで喜んでばかりいるわけにはいきません。空港開港による効果はたったの3ヶ月程度と予想されています。利用者が予想を下回ることになれば、便数も減少し、空港建設費をどうやって返済していくのか頭を悩ませなくてはなりません。
ですから、利用者数をどのように維持していくのかがポイントです。神戸の方が神戸空港を利用するのは勿論のことですが、日本全国から神戸へお客様を呼び込むにはどうすればよいのかみんなで協力していく必要があります。
利用客が増えれば離発着の制限時間も緩和され、現在27便の便数も増加していくことでしょうし、国際線の就航も夢ではなくなってきます。
神戸沖に空港建設が検討されてから35年経って、やっと完成した空港です。町の中心部、新幹線、高速道路、港とこんなに近くて便利な空港はありません。折角の空港が市民の皆様に親しまれ、愛され、空港も街も両者が共に活かされるように兵庫県、神戸市と協力して頑張ってまいります。