建築物の構造計算書耐震偽装問題調査
姉歯建築設計事務所による耐震偽装問題が明らかになり、国土交通委員会で現地調査を行いました。視察場所は、「セントレジアス船橋(千葉県船橋市)」「京王プレッソイン茅場町(東京都中央区)」の二箇所です。
セントレジアス船橋は、建設工事が中断された状態で、コンクリートがむき出しの工事現場を視察しました。柱や梁が細いものの、素人目には問題があるようには見えないように綺麗な仕上げがなされていました。
京王プレッソインは、竣工し、営業していましたが、現在は休止しております。安全性が保証出来ないため、内部に立ち入ることも出来ませんでした。
今視察を通じ改めて真相を徹底究明しなければいけないと痛感しました。
83会:経団連との懇談会
11月10日に日本経済団体連合会と自民党新人議員の会「83会」との懇談会が開催されました。
経団連側からは奥田会長、御手洗次期会長をはじめ多くの幹部が出席され、「83会」側からは猪口邦子大臣他、60名余の議員が出席し、活発な意見交換を行いました。
経団連が新人議員を対象とする懇談会を開催するということはこれ迄になかったことであり、さらに奥田会長以下の幹部が対応されたことは、経団連側の「83会」に対する強い期待を感じ、ありがたいと感謝すると共に身が引き締まる思いでした。
様々なやりとりの中で、経団連側から「環境税に反対する。」旨の発言がありました。私は、「経団連の地球温暖化防止自主行動計画に対して、心から敬意を払う。」と高く評価すると共に「地球環境を守るという目標を同じくしているのですから、どの様にすれば将来の世代に向けて胸をはれる地球環境政策をとることができるのか、建設的な議論をして頂きたい。」と要望致しました。「ダメだ、ダメだ。」と批判するだけで対立していては何も進みません。
環境税は地球温暖化防止という大きな目標を達成するための手段にすぎません。このかけがえのない地球環境を守っていこうという目標は同じなのですから、その目標を達成するにはどうすれば良いか、胸襟を開いて、じっくりと議論を深めていくべきであると考えます。 話し合うことによって、誤解もとけ、信頼感も深まり、良い智恵も出てくるのではないでしょうか。
環境問題も含め、経団連と今後定期的に意見交換を続けていくことに合意し、有意義に2時間の懇談会が終了致しました。