2006 KOBE六甲全山縦走
井戸知事から「毎年六甲を縦走しているんだけれど、君もどうかね。」とそそのかされて、『2006 KOBE六甲全山縦走』に申し込みました。
ところがなんと前夜、井戸知事から「楽しみにしていたのだけれど、明日はどうしてもダメになってしまった。」と電話が入り、心細いスタートとなりました。
11月23日、午前4時半頃須磨浦公園のスタート地点に集合。長蛇の列で、手続きを終えて実際に出発したのは、5時33分でした。真っ暗な道をヘッドランプや懐中電灯を片手に、皆さん黙々と登っていきます。尾根筋にたどり着いて東の方を見ると、水平線の上方が少しずつ少しずつ赤くなっていきました。
小さな山を登ったり下ったり、途中鎖をつたって登る岩場もあって、全行程の3分の1のところにある菊水山に着く頃には足がくたびれてきました。休憩の後、再度山大龍寺まで下って摩耶山に登ったのですが、ここが一番つらい難所でした。摩耶山頂の少し手前が中間地点なのですが、林の木々でまわりが見えず、どこまでも続きそうな曲がりくねった山道を「まだかな、まだかな。」と思いながら重い足をひきずって、ひたすら登りました。
摩耶ケーブル山頂駅前の掬星台で、冷えきった体にボランティアの方がふるまって下さったホットレモンは本当に美味しく、有難く、涙がこぼれそうになりました。お陰で気力回復。あと半分。とにかく日が暮れる迄にできるだけ歩こうと先を急ぎました。
六甲山郵便局の前では甘酒をふるまって頂きました。これ迄に幾度となく甘酒を飲む機会はあったのですが、これ程美味しいと感じたことはありませんでした。冷えた体と疲れてくじけそうになっている気持を甘酒がまた奮いたたせてくれました。
六甲山頂を越えたあたりから夕暮れのとばりがおりてきました。車道は歩き易いのですが、曲がりくねっているので、前後から迫ってくる車に気をつけながら道の端を歩いて行きました。六甲山中最後のチェックポイントを越すとまた山道に入り、懐中電灯の灯りで足下を照らし、滑らないように気をつけながら進みました。途中真っ暗なところがあり、「本当にこのルートで間違っていないのだろうか。」と不安にかられながら下っていきました。山道が急に開けて宝塚の街の灯りが見えた時には心の底から「遭難せずに済んだ。」とホッとしました。
宝塚駅前のゴールにたどりついたのは午後7時43分。
「なんとか完走しました。」と知事に報告の電話をしました・・・
真珠振興推進議員連盟
平成18年11月16日に真珠振興推進議員連盟の総会・懇親会を開催致しました。
真珠振興議連は昭和54年に伊勢・志摩を選挙区としておりました私の岳父田村元が中心になって結成されたものですが、この数年活動を休止しておりました。17年9月の総選挙で私を含む新人が多く当選し、これまでのメンバーにも相当の異動がありましたので、超党派から自民党の議員連盟に衣替えし、新たに役員等を入れ替えたものです。
総会ではまず会長選出を行い、互選によって会長には真珠生産県である長崎県選出の久間防衛庁長官にご就任頂き、幹事長には田村憲久先生、事務局長には三ツ矢憲生先生と西村康稔先生そして私は事務局次長ということで議連の裏方を努めることになりました。
引続き白須敏朗水産庁長官と内山俊一経済産業省製造産業局次長、平井善正真珠振興会会長から真珠業界をめぐる動きについてご報告頂き、活発な質疑を行いました。
神戸市は真珠の加工、流通、販売を行う企業が多く集まっています。輸入真珠、マネーロンダリング問題等、日本の真珠産業をめぐる状況は厳しい状態ですが、関係者の皆様と力をあわせて、真珠業界の振興に一生懸命努めて参ります。