「月洸樹」を出発し、今日は、宮崎県日南市北郷町にある「北郷 音色香の季 合歓のはな」に向かいます。
北郷温泉は、2018年の夏休みに訪れた「飫肥」(おび)(「四半的試射」を体験)に近く、「合歓のはな」は、世界でも珍しいコケの宝庫と言われる「猪八重(いのはえ)渓谷」の麓、山奥にひっそりと佇む、全10棟の離れの宿です。
黒川温泉からの道程は、阿蘇、高千穂を通過し、国道218号を東南にひた走り、東九州道を南下、清武JCTで宮崎道に入り、田野ICで降りて地道を走って、計約4時間。
国道218号の途中、宮崎県の日之影町の「道の駅 青雲橋」でランチタイム。
今日も「月洸樹」に持たせてもらった特製ハンバーガーを車中でいただきます。
快晴の中のドライブ、黒川温泉3連泊の楽しかった思い出などを話していると、それほど長い時間を感じることもなく、「合歓のはな」に到着です。
(3時間半ちょっとで到着。チェックインタイム15時を15分ほど過ぎたところ。)
フロントのある建物へはこの樹々の間を入って行きますが、「合歓のはな」も宿泊客が会わないようにコントロールしていて、数分車で待っていると、「お待たせして申し訳ございません。直接お部屋にご案内します。」という臨機応変なご対応。
(どんなフロントかちょっと見たかった。(笑) 夕食後ショップへの立ち寄りついでに見ました。)
敷地の中を流れる小川沿いの小径を歩いて、今日泊まる離れ「夢」へ。
(風、鳥、水、木の葉、自然の音しかしません、、、歩いているだけで早くも癒されます。)
離れ「夢」はこの小径の一番奥。
(部屋に置かれていたマップより。)
宮崎県には出張でも何度も訪れていますが、樹々や花々の元気さや鮮やかさをひと際感じます。この小径にも、新緑の中、いろいろな花が元気いっぱい咲いています。
(一番右、アジサイはまだまだ蕾ですが。)
そして、小川の所々に鹿沼土のような小山がいくつもあります。宿の方曰く、「ここはホタル(平家蛍)が出ますが、この小山はホタルの幼虫が好む棲み家なんです。気の早いホタルが数匹飛びますので、今晩も出たらご案内いたします。」とのこと。(残念ながらホタルは出ませんでした。)
(ホタルの幼虫がこういう小山を好むとは知りませんでした。)
そろそろ「夢」に着いたようです。
(右のベージュっぽいレンガ塀が「夢」。)
小径の終点に「夢」の玄関があります。
(まるで家のよう。)
玄関を入った所からの景色と、建物の玄関前で振り返った景色。
(ほんと家みたい。)
ここが建物の玄関です。樹々に囲まれた私好みの玄関です。
(手入れがたいへんだと思います。(笑))
レンガ塀がスリットになっていて、今来た小径が見えます。
(外の気配を感じることができて、とてもいい。)
部屋は寝室一体型の大きな❝平屋一戸建て❞。
(こういうリビング、落ち着きますよねぇ。)
寝室は吊り下げ式の格子戸で軽くセパレートされています。
(一番下のベッドは玄関すぐ横の和室のセカンド寝室のもの。)
和室のベッドを含めれば4人で泊まることができるのですが、個人的には、「この和室をリビングと一体化してもっと大空間の❝平屋❞にしたら素敵だなぁ。」と勝手なことを思いました。(2人だと、この和室は使いませんね。)
リビングの庭側は全面天井までのサッシでとても開放的。
写真の右に進むと、ドレッシングコーナー兼ワークスペースのような所があります。
(荷物を広げたり、書き物をしたりと、便利なスペースです。)
❝机❞の上には野鳥図鑑と双眼鏡が置いてあります。
(ここは野鳥観察のスポットでもあります。表紙のカワセミも目撃できるとか。)
洗面室・脱衣所です。
(ツーボウル、便利です。とても使いやすい機能的な洗面でした。)
内風呂は、広々としています。
(内風呂の給湯は残念ながら、温泉ではありません。)
この内風呂から外に出ると源泉かけ流しの露天風呂ですが、まずはウッドデッキと庭を探索。
(屋根が付いていて、遮光しつつも日光を感じることができるので、全天候でウッドデッキでくつろげます。)
そして、竹の生垣の外は、猪八重川と山。
(宿の方曰く、「人間はここには入ってきません。こっちを見ているとしたら、イノシシやタヌキですから、ご安心を。」(笑))
庭から見た建物です。
(庭の手入れの手間を考えなければ、こういう家、憧れます。)
庭にもきれいな花がさりげなく咲いています。
(野草ではなく人が植えたものですが、けれんみがなく、控えめでかわいい花たちがそっと寄り添ってくれる雰囲気です。)
ひと段落しましたので、出していただいた、マンゴーティーをいただきます。
(めっちゃマンゴーフレーバーです。(笑))
それでは、お楽しみの露天風呂をいただきます。
(落ち葉などが入らないようにむしろを被せてあります。)
こちらが「夢」の露天風呂!
(源泉かけ流しです。)
温泉に浸かった目線で内風呂を見るとこんな感じです。
(内風呂が全開口となりますので、露天風呂と一続きになっている感じで面白い。)
猪八重川の方を見ると、渓谷を見下ろす眺望とまではいきませんが、庭の草木を眺めながらゆっくりできます。
(ギリギリ渓谷が見えない。(笑))
庭と建物の方はこんな景色となります。
(湯船が埋め込まれていますので、温泉に浸かると、庭や渓谷の自然の中に入り込んでいるような感覚になります。)
目の前の盆栽風のもみじが素敵です。
泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉でさらりとした印象ですが、肌に良さそうという実感があります。さすが「美人の湯」と言われるだけあって、とてもいい泉質です。
温泉も最高ですが、私たち夫婦が気に入ったもうひとつがハンモックです。布団というかクッションが敷かれていて、寝そべると快適そのもの。
こんな感じになります。(笑)
(少し揺らすとなお気持ちいい。)
妻と意見が一致しましたが、「合歓のはな」は連泊向きの宿ですね。温泉に浸かって、ハンモックで昼寝、対岸のバードウォッチング、気が向けば、猪八重渓谷を散策、という過ごし方がピッタリ。
夕食です。「合歓のはな」は夕食時刻を予め決めず、18時~20時(だったかな)の間の好きな時間に食事処に行くスタイル。
(夕食後撮影。レストラン「BASARA」。個室での食事となります。)
今日の献立です。
(かなりシンプルな記載です。食材などの詳細は、宿の方が口頭で説明してくれます。)
飲み物は、「サワーセット」というものにしました。日向夏サワー、マンゴーサワー、合歓のはな(ビーチ・ライチサワー)という3種類のサワーのお得なセット。
(たっぷりグラス3種類なので、1セットで妻とシェア。手前:日向夏サワー、奥:マンゴーサワー。オリジナルサワー「合歓のはな」はこの2種を飲み終わった後に出してもらいます。)
■温鉢:よもぎ豆富 ■前菜:日南の息吹
(左:よもぎ豆富、右:前菜の入った御重に置かれた山藤(料理長が採って来たそうです)。)
前菜の御重を開けると小鉢が3皿。
(上:真子と白子(鯛だったかなぁ)、中:ゼンマイ、筍など旬の野菜、下:宮崎牛(ハンバーグ風)、鮑)
■造里:日向灘獲れ
(串間の「黒瀬水産」のブリ、小紋ハタ、「西米良サーモン」。ブリとサーモンは養殖ですが、ブランド魚です。)
■吸物:一本釣り鰹(真丈) ■進肴:本鮪ロースト ■酢物:山菜 ■飯物:串間産松田農園米、宮崎ちりめん
(写真左上は料理長お手製の漬物(おかわり自由)。右中段の地鶏炭火焼きは予約サイトの特典です。(笑))
■焼物:宮崎牛三種石焼き(シンシン、イチボ、サーロイン)
(「和牛日本一」の宮崎牛。美味しいですねぇ。)
■甘味:新緑八ッ橋
今回の旅は私たち夫婦のちょっとした記念日も兼ねていることを事前に宿に伝えておいたところ、甘味とともにお祝いのケーキを出してくださいました。
(このケーキがなかなかの美味しさで、いいデザートになりました。(笑))
「合歓のはな」のみなさん、お心遣いありがとうございます。この後、記念写真も撮っていただき、いい記念日になりました。
夕食は以上ですが、最初に女将さんがご挨拶に来られ、続いて料理長がお手製の漬物を持って来られ、サーブの担当の方は料理を丁寧に楽しく説明してくださるなど、随所にみなさんのおもてなしの心が伝わってきました。(レストラン棟を出る時も、係の方だけでなく料理長もお見送りに来られました。)
ほっこりした気持ちになって、夜の小径をぶらぶら歩きます。
(今夜はホタルはいませんでした。)
ちなみに、宿の草履を履いていますが、この木の滑らかな凹凸が足の裏にぴったりフィットで、履きやすい&気持ちいい。
(宿のショップで販売中。12800円也、、、買いませんでした。(笑))
何となく❝我が家❞に帰ってきたような気分です。
夜の庭。漁船で使うような灯りがいい雰囲気です。
(夜はまだ涼しいので、虫が飛び交うということもありません。)
この後、何度か温泉に入って就寝。
(静寂の中、夜の自然の音だけが聞こえます。)
この温泉、浸かれば浸かるほど、泉質の良さを感じます。いい湯です。まさかこの後、深夜に妻が月を探して小径を歩きに行ったとは全く知らずに熟睡しておりました。(笑)
翌朝。いつものように起き抜けの一風呂。
(さすが宮崎です、直射日光は暑い。夏の気配を感じます。)
今朝の猪八重川。
(何か動物が出てくるかと見ていましたが、特に気配なし。)
朝食も8時~10時(だったかな)の間に好きな時に行くスタイルなので、8時過ぎに朝食に行ってみると、、、何と、昨晩撮ってもらった記念写真がフォトスタンドになっていました。
(テプラも貼っていただきました。大切に飾らせていただきます。)
温泉宿では、なかなかありそうでない洋食の朝食。焼き立ての自家製パン。
(真ん中列は、よもぎパン、よもぎバター。ハチミツは北郷町のお隣の町(町名を忘れました)で採っているものだそうです。)
洋食の数々。
(❝農業王国❞宮崎は九州で一番野菜が美味しい県だと思います。)
サラダにはだいだいのドレッシングをかけて。その横のジュースは紫キャベツとリンゴのジュース。右上は「春野菜のホットブイヨンスープ」で、フタになっているパイ生地を崩して。フルーツは、イチゴと日向夏。
洋食の朝食が新鮮で、とても美味しゅうございました。
部屋に戻って、まだまだ温泉を楽しみます。
(クセになる湯です。)
風呂上がりには「日向夏ドリンク」。
(果汁30%ですが、十分日向夏を味わえます。)
妻は、もっとハンモックを楽しみたかったようですが、チェックアウトの時刻となりました。
お二人だけ他のお客さんがいましたので、密にならないように、私たちはバーでチェックアウトの手続きをしました。
(素敵なバーカウンターです。)
駐車場で、女将さん、料理長、宿のスタッフのみなさんが並んでお見送り。本当に最初から最後まで笑顔のみなさんの暖かいおもてなしで大満足の滞在でした。お世話になりました!
さて、長いと思っていた4泊5日の旅も最終日、福岡に帰るだけとなりました。道中、私たち夫婦の思い出の地、熊本の山奥「五家荘」に立ち寄ります。
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