10月の三連休、「保津川下り」の翌日に、かねてから念願だった「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」に泊まって来ました。旅の楽しみは、「ベイスイート」で過ごすことそのものと、フレンチレストラン「ラ・メール」での食事。特に、10月からが漁期の伊勢海老を丸ごと使った「伊勢海老アメリカンソース」を食べてみたい、そのために数ヶ月前からこの三連休の一泊をキャンセル待ちして、ラッキーにもリクエストが成立した旅です。
せっかくなので、道中も楽しもうということで、人気の近鉄特急「しまかぜ」を予約しました。
(ネットより拝借。大阪難波駅から賢島駅まで、約2時間半の道中。)
「しまかぜ」は鉄道ファンの間でも人気のようで、10:40大阪難波駅発の「しまかぜ」の写真を撮ろうという人たちが入線待ちをしていました。
(鉄道ファンというわけではない私でもテンションが上がります。)
三連休ということもあり、予約の競争率も相当なもので、1ヶ月前の発売日の開始時刻はネットがつながりにくくなる混雑ぶりでしたが、何とか2席確保。(「しまかぜ」以外の特急は全然空席があるのですが。)
「しまかぜ」乗車が確定してから、その楽しみ方などをネットで情報収集。旅当日、実践です。まず乗車したら、鍵付きロッカー(無料)にスーツケースなど大きな荷物を預けます。
(鍵付きというのがありがたいです。手持ちのバッグだけで指定席へ。)
発車してしばらくすると、キャビンアテンダントさんが「記念乗車証」とおしぼりを配ってくれます。
(裏には記念スタンプが押されています。九州での鉄道旅で利用した「ゆふいんの森」を思い出します。)
指定席で少し過ごしたら、ちょうど昼食時ということで、カフェ車両(3号車)へ行ってみます。
(オリジナルグッズのショップにもなっています。ちょっと雑然とした感じですが。(笑))
早めにカフェ車両に来たのですが、5人ほど待ち行列。通路に並んでいると、車掌さんが満面の笑みでVサインをしてくれました。(笑)
(最高です! ありがとうございます!)
10分ちょっと待ったでしょうか、次が私たちの順番というところで、ケーキが並んでいるケースが目に入ります。
(「しまかぜ」のケーキは「シェラトン都ホテル大阪」の本格派。)
遠目にも美味しそうなケーキを見て、「(食後に)どのケーキを食べよう?」と妻と話していると、順番が来ました。手をかざすと除菌ミストが出るキューブで消毒して席へ。
(ブルーのキューブ、これいいですね。手前の「記念スタンプ」は記念乗車証の裏に押されていたものです。)
席に着いて横を見通すとこんな景色です。
(妻と隣り合わせ。景色の方は、内陸を走りますので、割と普通です。(笑))
メニューは指定席の網ポケットにもありましたので、注文は妻と相談済み。
(お値段は❝食堂車価格❞でちょっとお高め。)
私は「松阪牛カレー」。
(辛口の本格カレーで美味しいですが、松阪牛がいないぞぉ~。(笑))
妻は「海の幸ピラフ」。
(何と、伊勢海老半身のせ!)
妻の海の幸ピラフを少しいただきましたが、軍配は「海の幸ピラフ」の勝ちですね。さすがメニューの一番上に載っているだけのことはあります。
そして、ケーキです。
(3種類。)
私は「キャラメルポワール」が美味しそうだったので、迷わずそれを。
(実物の色はもっと食欲をそそるいい色だったのですが。)
妻は「ルージュ」と「モンブラン」で迷っていましたが、アテンダントさん曰く「映えるルージュが一番人気です。」とのおススメで決定。
(この姿も映えますが、実は断面がかわいかったです。映えだけでなく、お味の方もとても美味しかった。)
ケーキセットには、ドリンクの他に、三重県の定番焼き菓子のシェルレーヌが2個付いています(ケーキの写メにちょっと写っています)が、これが美味しかったぁ。焼き菓子も本格派。
カフェ車両はオリジナルグッズも販売しています。「しまかぜ」車内限定のグッズがずらり。
(旅で購買意欲がかきたてられたのもありますが、アテンダントさんの巧みなセールストークにやられました。(笑))
私は、メニューにも載っていない、つい最近発売開始となった、近鉄自慢の3つの観光特急のカレンダーを。
(衝動買いです。(笑))
妻は、鉄道ファンの親戚へのお土産に「しまかぜホッチキス」を。
(これウケます。「いつかは『しまかぜ』に乗ってみたい。いいなぁ~。」とのやり取りがあったらしく、いいお土産になりますね。)
そんなこんなでカフェ車両に1時間半はいたでしょうか、もう鳥羽駅です。
(昨年7月に「季さら別邸 刻~Toki~」を訪れた時はここで降りました。)
終点賢島駅まであと30分というところで席に戻りました。「しまかぜ」には、カフェ車両の他にもいろいろな楽しみ方があります。そのひとつが、走行映像を自分のスマホで見ることができる、というWi-Fiサービス。
(景色を楽しむというよりは、先頭車両に乗っている雰囲気を味わうって感じでしょうか。)
各号車のスクリーンにも時々映りますが、どうやら「特急とすれ違いますよぉ!」というタイミングで走行映像に切り替わる法則があるような、、、。妻がジャストタイミングで、貴重映像、対向の「しまかぜ」とのすれ違いシーンを写メ!
(スピードが40kmだったので撮ることができたのかも。)
間もなく賢島駅です。車内放送が入ったタイミングでロッカーで荷物を出して降車準備。そして、賢島駅に到着、降りると、思わず写メしたくなる、特急そろい踏み。
(このそろい踏みの景色、賢島駅名物みたいです。(笑))
さて、「ベイスイート」までは送迎をお願いしています。「駅のロータリーにお越しくださいませ。」とのことでしたが、改札を出ると、一目で分かるホテルマンが直立不動で待ってくれていました。アルファードクラスのワゴン車に案内されました。てっきりどなたかと乗り合わせるものと思いましたが、私たちだけ。滞在中すぐに気付きましたが、「ベイスイート」では「そのお客様だけ」を乗せます。
「ベイスイート」のホスピタリティはもう始まっています。
、、、「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」一泊旅行②〔滞在1日目編〕へ続く。
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