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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

社宮司温泉(鳥羽)一泊旅行②〔「季さら別邸 刻~Toki~」編〕

2021年07月27日 | 旅行記

「み空」。今回泊まる部屋の名前です。

「み空色」とは、明るく澄んだ空のような薄い青色を表す「伝統色」の言い方です。「み空」は「空」を上品に呼んだ美称で、漢字では「御空」。「刻~Toki~」の各離れ(10室)は伝統色が名前になっています。

鳥羽駅から車で約10分。安楽島(あらじま)という半島のように張り出したエリアの一山を越えて、急坂を下り始めると、「季さら別邸 刻~Toki~」の敷地です。

(宿の方にいただいたポストカードの写真より。)

「刻~Toki~」はこんな感じで全室鳥羽湾に向かって並んでいますが、眺望という点では多少差があるようで、「み空」を選んだのは一番景色が良さそうだったから。

(ネットより拝借。)

ひと際大きな「センターハウス」でチェックインです。

アーリーチェックインのプランですので、私たちが一番乗りのようです。

(ロビー。デッキからの景色は素晴らしく、記念写真スポットです。)

センターハウスから各離れに続く廊下を進みます。

(蝉の声が騒がしい。「み空」の扉が突き当りに見えます。)

戸建て住宅を思わせる扉(玄関)は、最新式のキーレスエントリー。カードをかざして開閉します。

(キーレスエントリー、便利です。)

リビングは和室仕様。

(琉球畳風で涼しげです。)

リビングと続きになっている寝室。

(リビングと続き間ですが、いい感じにセパレート感もあります。高千穂の「神仙」の間取りと似ているかも。)

洗面所は内風呂の脱衣場にもなっていますが、黒御影風の床が印象的。

(この右横が内風呂への入口。大開口。)

内風呂は焼物の大きな湯船。泉質はいわゆる「美人の湯」でツルツル・ヌルヌルになりますので、滑らないように床は畳敷きになっています。

(脚を伸ばしても余裕の広さ。初めは畳を濡らすのに若干の抵抗感がありましたが、慣れると気持ちいい。)

内風呂からもリビングからも出ることができる広めのウッドデッキに露天風呂があります。

(こちらも脚を伸ばせる広さ。湯船の内側の石材は私の大好きな伊豆石。)

社宮司温泉の泉質は、アルカリ性、ほぼ無色透明・無臭。源泉は18℃と低いため、「季さら別邸 刻~Toki~」では温度調節をしています。(客室で自由に温度調節ができるので便利です。)

そして、露天風呂・ウッドデッキからの眺望がこちら!

(右側にも絶景が広がっています。)

さっそく温泉三昧です。ゆっくりと浸かっていられるように、温度設定は39.5度にしました。この絶景を見ながら、露天風呂と内風呂を交互に入ります。(目の前の海に浮かぶ筏は牡蠣の養殖だそうです。)

既に4、5回くらいは温泉を楽しんだでしょうか、そろそろ夕暮れです。

陽が沈んでからの景色も余韻があっていいですね。

(ちょっとしたマジックアワーを楽しめました。)

夕食は19:30とやや遅めにしましたので、それまでまたも温泉三昧。最高です。

夕食はセンターハウスにある個室の食事処で。私たちの個室は「三ツ島」。鳥羽湾に浮かぶ3連の島の名前です。

本日の献立。

(会席の組み立ての名前は創作ですね。「夏雫」から始まる名前に情緒を感じます。)

■【夏雫】:白桃とイクラの胡麻クリーム、尾羽雪と一文字ぐるぐるのとばこしょう味噌、天使の海老とズッキーニの木苺垂れ

(鳥羽の地で熊本の「一文字ぐるぐる」に出会うとは。(笑))

■【海幸】:伊勢海老、鮑、ワラサ、伊勢マグロ

(鮑の刺身は硬くて好きではありませんが、これは薄造りで、柔らくて美味なり。新しい発見でした。)

■【涼風】:冷やしイカ墨UDON~あおさ佃煮(カラスミパウダー、オリーブオイル、麵つゆジュレ)

(妻曰く、今日の料理で一番印象的で美味しかった、とのこと。)

■【独創】:網にかかった伊勢海老と鱸のビスクソース

(編んだアーチ状のパイ生地を漁網に見立てた一皿。)

■【涼泉】:冷製ピンク・ボルシチ

(ビーツでピンク色を出しているそうです。)

■【威風】:低温調理した松阪牛のグリル

(3色のソースは、グリーンマスタード、牛テール、パプリカです。)

■【山滴】:伊勢鶏の鶏飯

(かける出汁は昆布出汁。お米は契約農家のコシヒカリだそうです。一文字ぐるぐるに続き、奄美大島の郷土食「鶏飯」に出会えるとは。(笑))

この後、デザートは、【夢幻】と題した、ブランマンジェ(無花果のジュレ)、桃のソルベ、ライムとデーツのシュクレが出てコースは終了。

料理長はフレンチの出身とのことで、和食でもなくフレンチでもない創作料理というテイスト。色使いにもこだわりがあるとおっしゃっていましたが、その通り、一皿一皿の色の変化が楽しくて、料理の美味しさを引き立てていたと思います。

ごちそうさまでした。

 

夜食のおにぎりをもらって、部屋に戻りました。ウッドデッキに出てみると、鳥羽駅方面や向かいの「坂手島」の夜景がきれいでした。

そして、この夜景と夜の海を見ながら、再び温泉三昧です。

昼間は気付きませんでしたが、露天風呂に浸かりながらリビングの方を向くと、ちょうど大型テレビがいい感じで見えて、露天風呂からオリンピックを観戦。(笑)

暑かった一日の疲れもすっかり取れて、心身ともにリフレッシュ。日付が変わる頃に就寝となりました。

 

翌朝。日の出は、寝室の窓からギリギリ山の端に見えるかな、というところ。

今日も快晴です。暑い夏ですが、朝はまだ空気が澄んでいて、絶景もよりクリアに見えます。

(三々五々、漁船が沖に向かって出て行きます。)

起き抜けから朝食までの間、何度か温泉に浸かります。

(既に太陽が強い日差しを放ち始めています。)

朝の光に照らされて、内風呂の湯船の本来の色が見えて美しい。

(焼物として興味が湧きます。)

さて、朝食です。

お重箱には地魚や松阪牛を使った小鉢、その前には茶碗蒸し、炊き合わせ、サラダなど。

鯛のあら炊き、地魚の焼魚2種、出汁巻には松阪牛の時雨煮。

(鞘に入ったお箸は記念に持ち帰り用となっています。)

鍋は、昨晩食べた伊勢海老の殻を使った味噌汁。

(この一人鍋が素敵。このあたりの焼物だろうか。)

鳥羽の桃取地区の海苔は軽く炙っていただきます。

(お米は昨晩と同じく契約農家のコシヒカリ。)

地魚をアレンジした数々の品にご飯が進みます。お米も美味しくて、しっかりと朝食をいただきました。

ごちそうさまでした。

 

今回のプランはアーリーチェックインだけでなく、レイトチェックアウト。12時まで部屋でまったりします。

部屋から海が見えるというのは旅の醍醐味ですね。この絶景、見飽きることがありません。

(最大広角で撮影。)

最後まで温泉三昧で楽しみました。10回は温泉に浸かったでしょうか。先日の熊ノ川温泉(佐賀)への一人旅の時に擦りむいた膝横の傷がすっかり治っていました。

 

大阪に転勤してきてから最初の旅でお世話になった「季さら別邸 刻~Toki~」、素晴らしい宿でした。

この後、鳥羽駅まで送っていただき、「鳥羽湾めぐりとイルカ島」のクルーズ船に乗るため、「鳥羽マリンターミナル」に向かいます。

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