浜町の「明治座」で舞台を観てきました。上川隆也主演の「隠し砦の三悪人」です。
(ネットより拝借。)
言わずと知れた黒澤明監督の名作「隠し砦の三悪人」の舞台化です。「とある地域の小国、秋月と山名は長年争い続けていたが、不意打ちのような形で山名が秋月を滅ぼした。秋月の侍大将・真壁六郎太は藩の世継ぎの姫と御家再興のための軍資金の金塊を守って敵陣を突破する、、、。」みたいなストーリーです。(「秋月」なので「とある地域」とは九州か。)
開演は12時。遅れるわけにはいかないので電車でと思いましたが、朝からの猛暑で、駅まで歩いて電車に乗って乗り換えてという気力が一瞬で失せて、車で行くことに。幸いなことに渋滞もなくちょうどいい時間で到着。「明治座」まで徒歩数分の「中央区営浜町公園地下駐車場」にイン。
(広大な地下駐車場。土日はガラガラというネット情報通り。)
地上に出ると日差しは強烈ですが、台風6号の影響か風が吹いていて、日陰なら楽々歩けます。
(日陰づたいに歩く。(笑))
「明治座」正面玄関前。「博多座」や「久留米シティプラザ」で観劇した時もそうでしたが、建物の前に来るとワクワクします。
(開演15分前なのでお客さんはもう入場したのか、建物前に人はいません。)
ワクワクさせる役者ののぼり。
(順番に意味があると思います。主演の上川隆也さんから始まって、風間俊介さん、六角精児さん、、、。この3人が「三悪人」です。)
「明治座」は今年が150周年だそうです。ホールでは役者さんたちのメッセージビデオがエンドレスで流れています。
(ちょうど博多華丸さんでしたので写メを。(笑))
さて、観劇の感想です。2部構成で、第1部(12:00~13:20)、幕間休憩(13:20~13:50)、第2部(13:50~15:00)。メインストーリーは姫と金塊を守りながらの逃亡劇ですが、第1部はメインストーリーを感じさせない(笑)、良く言えば伏線となるイベントの連打。「あれっ、何の劇を観ているんだっけ?」と思ってしまうところですが、とにかく上川隆也さんの演技が抜群で、それを観ているだけで満足感があります。(上川さんの演技は演者の中で群を抜いていました。そう言えば、以前「博多座」で観た「魔界転生」でもその演技力に感動した記憶があります。)
第2部はテンポ感も良く、メインストーリーを疾走するイメージで、最後は第1部のイベント伏線もしっかり回収して見事に収まってエンディングを迎えます。カーテンコールもバッチリ。いい舞台でした。
ということで、「ローマの休日」を「博多座」で観た時もそうでしたが、舞台を観てから原作映画を観るという、普通とは逆のパターンで、こちらを観てみたいと思います。(笑)
(ネットより拝借。黒澤明監督の映画「隠し砦の三悪人」。主演三船敏郎さん。)
そうそう、上川隆也さんは別格ですが、風間俊介さんも素晴らしい演技でした。意外と言うと叱られますが、妻と意見が一致。夏休み前の文化的な土曜日でした。
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