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「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」一泊旅行(再訪)①〔滞在1日目編〕

2023年03月01日 | 旅行記

昨年10月、伊勢海老の漁期解禁のタイミングで訪れた「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」。ホスピタリティ、料理の素晴らしさ、部屋や施設の快適さなど、感激の滞在でした。実はチェックアウト後にラウンジで過ごしている間に今回の再訪を予約しました。

(志摩観光ホテルの全景。ネットより拝借。手前が「ザ クラシック」、クラシックの左横の赤茶の屋根が「ザ クラブ」、中央奥が「ザ ベイスイート」。)

前回は乗ってみたかった近鉄特急「しまかぜ」を使いましたが、今回は❝普通に❞「伊勢志摩ライナー」を予約。

(「デラックスシート」を予約。せっかくなので最後尾を指定しました。)

車両の壁には伊勢志摩の名産、真珠いっぱいの額が飾られています。

(多分本物。伊勢志摩の海の波を表わしているのか。)

「しまかぜ」と違って空いていますので、別の車両「サロン席」を見に行ってみました。

(写真では分かりづらいですが、2×2、1×1でテーブルを挟んで固定で向かいあっているシートです。これにしようかとも思いましたが、騒がしいグループが隣にくると嫌なのでやめておきました。)

約2時間半の道中ですが、退屈もせず賢島駅に到着。

(右の赤い方が私たちが乗って来た「伊勢志摩ライナー」。多分ですが、黄色の方は名古屋と賢島を結んでいるのかと。対地で色が違うのかも。)

一度訪れているので、過ごし方も慣れてきました。本日の過ごし方はこんな感じ。

 ・11:47 賢島駅到着
 ・12:00 「ザ クラブ」のカフェ「リアン」でランチ(予約済み)
 ・13:00 「ザ クラブ」内の「卓球ルーム」で卓球(予約済み)
 ・14:00 「ザ ベイスイート」にチェックイン(以降、ホテルステイ)

賢島駅ロータリーで送迎予約をしておいたホテルのアルファードにピックアップしてもらいます。チェックインまでの過ごし方を予め伝えておいたので、荷物はベイスイートへ、私たちはクラブで降ろしてもらいます。(クラブ内の「リアン」の場所も丁寧に教えてくれます。)

「ザ クラブ」に入って2階、例の2016年G7サミットでワーキングランチで使われたコーナー。

(クラブの建物、和でもあり洋でもあり、ほんとに雰囲気がいいです。)

「リアン」は、前回は気付かなかった、上の写真の手前左から続く長い廊下を進んだ先にあります。

(この廊下、前回は気付かなかったなぁ。)

「リアン」は正式には「カフェ&ワインバー リアン」。

入口を一歩入ると、この開放感。

(なるほど、ワインバーというのも分かります。)

フロアの一番奥の席に案内されました。

(全体を見渡せるいい席です。チェックアウト後にアフタヌーンティーを楽しむ女性客がほとんど。)

席を予約するためにはランチメニュー(私たちは「ジャルダンコース」)の予約もセットですが、メインのパスタなどを5種類から選べますので、自由度は高いです。

地元農園の野菜スティック。

(10種類くらいはありました。ディップは2種類。名前は忘れましたが、伝統製法の味噌を使ったものと、マヨベースのもの。)

スープはクラムチャウダーだったと思います。

(おかわりしたくらい美味しかったです。(笑))

メイン。私は「松阪牛のミートソースパスタ」。

(ミンチだけでなくしっかり松阪牛の❝肉❞も入ってました。)

妻は「オムレツシーフードライス トマトソース」。

(少しシェアしてもらいましたが、シーフードがいっぱい。味わいも海老のビスクかと思うくらい濃厚。)

デザートは「ヨーグルトのシャーベット」とカフェオレ(妻はハーブティー)。

(このシャーベットがめちゃウマ。妻とも思わず顔を見合わせて、「美味しいねぇ~」。(笑))

ランチコース、適量です。それでは、前回も盛り上がった卓球を。(笑) 卓球ルームは予約済みですが、受付は「ザ クラシック」のフロントで。

(「ザ クラシック」のロビー。ディスプレイは雛人形。それにしても何とも上品なお顔つきでした。生け花も黄色が目立つようになってきました、、、もう春ですねぇ。)

ホテルの方に「前回宿泊した時にも利用させてもらって楽しかったので、、、」と、チェックイン前の卓球プレイの照れ隠しとともに、「卓球にハマってしまっていて、滞在中にもう一度プレイさせていただくかも、、、」と意味もなく前振り。(笑)

(「ザ クラブ」を入った所が卓球ルーム。)

妻が今なぜか卓球がマイブームで、結構本気の練習です。(笑)

(私はペンホルダーを選択。妻は前回同様「石川佳純モデル」のシェイクハンド。翌日チェックアウト後にもうワンプレイやったのですが、その時選んだ「張本智和モデル」の方が妻には合っていたようで鋭いショットを連発していました。)

2月だというのに結構汗をかいて終了の時間となりました。ラケットなどを返却して「ザ ベイスイート」に送ってもらいます。チェックインです。

(チェックインはロビーのソファで。汗だくの夫婦にウエルカムドリンクのアツアツのハーブティー。更に発汗します。(笑))

夕食時刻や、感染対策のため予約制となっている大浴場の時間など諸々手続きとともに、明日のチェックアウト後の卓球ルームの予約を済ませて部屋へ。

(「ご滞在のしおり」の表紙の写真は梅。早春ですねぇ。)

部屋の間取りは前回と同じです。

(玄関広々。)

リビングは海に向かって大開口。

(広いので、思い思いの所でくつろげます。エアコンを止めて、窓を開け放って、ようやく汗が引きました。(笑))

バルコニーからの景色。

(前回はあいにくの曇&小雨でしたので、快晴の景色は初めて。やっぱり晴がいいですね。)

ロビーから見える❝プール❞も前回よりも青が美しい。

私がひそかに楽しみにしていたこと、その1。冷蔵庫のワイン。

(冷蔵庫の中の飲み物はインクルーシブ。この赤と白のワインが結構美味しい。持ち帰り用の袋持参です。(笑))

私がひそかに楽しみにしていたこと、その2。リファのファインバブルシャワー。

(顔に当てるとちょっと痛いのは毛穴にファインバブルが入っていくからか。頭もシャンプー前にじっくりシャワーを当てると気持ちいい。滞在中に毛穴の大掃除です。(笑))

ちなみに、オーバーヘッドシャワー(天井シャワー)も付いてます。

(これはこれで気持ちいい。)

大浴場の予約時刻にはまだ時間がありますので、ひとっ風呂。その後大浴場に行って部屋に戻って、エビスを飲みながら妻の戻りを待ちます。

(たまりませんなぁ。)

日が暮れてきました。山崎豊子さんの「華麗なる一族」の冒頭の一文に登場するような、賢島名物の夕陽となるでしょうか。

(実は沈む太陽を見たのはこの瞬間で終わりでした。地平線の雲が厚かったです。)

それでも夕暮れ時の景色は心躍る美しさ。

(海が一番きれいに見えた時。)

月と星が見えるようになりました。完全な日没です。

(この景色、最高でした。)

夕食です。前回は人気の「ラ・メール」の名物の一皿「伊勢海老のアメリカンソース」を食べたかったので洋食ディナーにしましたが、今回は夕食=和食、朝食=洋食にしようと、夕食は「浜木綿」を予約。

(前回は朝食をいただきました。)

献立表。

(「美し国会席 華」というコース。副題に「梅見月のお献立」とあります。和食ならではの風情。)

特典で付いている梅酒(クラッシュアイス)で乾杯。

(クラッシュアイスって久々かも。私の勝手な印象ですが、クラッシュアイス=バブル時代、です。(笑))

■前彩:ふぐ煮凍り、酒粕真珠貝柱、鮑肝山椒煮、なばなサーモン、蛍烏賊芽かぶ、子持ち昆布、花山葵浸し、野菜雛あられ、菱餅百合根

(雛人形の器が素敵です。店員さんによると、3月3日までの特別バージョンだそうです。)

人形とぼんぼりの器を開けると、、、。

(左のぼんぼりの野菜雛あられ、売り出してほしいです。)

■吸物:吉野仕立て(真薯、伊勢まだい、梅麩、海藻、柚子)

(伊勢まだいの焼き加減が絶妙。お出汁も想像を超える旨さでした。)

和食の楽しみのひとつが器。この椀も大いに料理を盛り上げます。

(「諸国名所百景 伊勢 宮川の 渡し場」と書かれています。)

この椀は、歌川広重(二代)が安政6年(1859)から文久元年(1861)にかけて制作した錦絵シリーズ「諸国名所百景」のひとつ「伊勢宮川の渡し場」をモチーフにしています。

(こりゃ超高級漆器ですね。見ていて飽きない深みがあります。)

飲み物はクラッシュアイスの梅酒が付いているとは気付かず注文したシャンパンをキャンセルせず出してもらいました。

(「シャンパーニュ テタンジェ(TAITTINGER)」のマグナムボトル。マグナムボトルの方がワインもシャンパンも美味しくなるそうです。)

いいシャンパンは美しい。

(ドライな味わい。意外にも次の刺身に合いました。)

■造り 姿盛り:伊勢海老洗い作り、魚介五種盛り合わせ、あしらい一式

(伊勢海老、伊勢マグロ、伊勢真鯛、シマアジ、キンメの5種。全て志摩の魚です。)

■焚合せ:黒毛和牛柔らか煮(大根含ませ煮、南瓜旨煮、竹の子土佐煮、紅梅人参、美味出汁餡、露生姜)

(食材名を書いてもらっていないけど、このグリーンピースもとても美味しい。)

この器も素晴らしいです。

(「梅見月」なので紅白の梅。器に紅白の梅、器の中の料理にも紅白の梅の花、、、この演出に感動します。)

料理は次がメインになりますが、気になっていた日本酒を。

(メニューの一番上に置かれていたおススメの一銘柄。)

「ホテル開業70周年記念ボトル」、純米大吟醸「志摩 SHIMA」。

(口に含むと爽やかな印象、味わいは辛口で切れ味がいいですね。まさに和食に合うと思います。)

■料理一題 焼物(3つの中から選びます。)

私は「伊勢海老二味焼き」。

(この一皿にも梅があしらわていますね。伊勢海老は殻から外され、手前に2つ。ウニソースと(確か)クリーム系ソースの2種類の味で「二味焼き」。)

妻は、「蒸し鮑 バター醤油焼き」。

(鮑、すごっ。伊勢海老と比べると、鮑の方が迫力がありますね。妻の選択の❝勝ち❞でした。(笑))

蓋になっているこの鮑の殻がすごかったので写メ。(笑)

(今度から選択肢があったら鮑中心に選んでみよう。)

■合肴:鮑鋳込み揚げ(あられ揚げ、野菜、真珠の塩、檸檬汁)

(今度は陶器の鮑の殻。料理が鮑を使った揚げ物なので、っていう演出ですね。もう出てくる器にことごとく反応してしまいます。(笑))

■酢肴:伊勢海老霙酢(原木椎茸、いくら)

(今更ですが、全皿、食材の質が半端なく良い。このいくら、大根、椎茸もすごいです。)

そしてこの器もすごい。

(「霙酢」(みぞれず)なので、釉薬が雪景色にも見える器、、、和食って楽しい!)

■食事、留椀(食事も3種類から選びます。)

私も妻も「にぎり寿司と細巻寿司」。

(寿司の箱が粋です。)

小ぶりの握りと細巻き。

(不覚にもネタを忘れてしまった、、、。多分、マグロ、サヨリ、イカ、、、違うかぁ。(笑) 細巻きはマグロ。)

お椀は赤だしです。

(伊勢海老が入っています。)

■水菓子(2種類が一度に出されます。)

(左のフルーツは、見た通りですが、手前右は、クルミとキンカン。両方ともシロップ煮となっています。)

器の方はパンナコッタ。

(料理と器の❝見立て❞を想像してみます。これは水平線に沈む太陽=賢島の夕陽を表現している(のかも)。)

このパンナコッタ、少し硬めでめちゃウマです。何のパンナコッタだったかなぁ、、、抹茶だったか。トッピングのドライフルーツは干し柿かな。

これで会席は終了。妻と「和食もいいね。」と意見が一致。洋食ももちろん素晴らしいですが、ボリュームが私たちの年齢ではちょっと多いかな。今回は料理はもちろん、器とのコラボも楽しむこともできて大満足。実は後で知ったことですが、和食にも飲み物の「ペアリング」があったようです。また来ることがあったら次はペアリングにしてみようと思います。

 

部屋に帰って夜の海の景色を見ながらゆっくり。いい一日でした。

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