今シーズンの桜を見るラストチャンスの土曜日、佐賀方面にドライブに行ってきました。
名所はいろいろあると思いますが、こんな行程にしました。
<小城>
① 小城公園
<神埼>
② 日の隈公園
③ 宝珠寺の枝垂れ桜
④ 背振渓谷の桜並木
⑤ 山茶花の湯(立ち寄り湯)
<鳥栖>
⑥ 朝日山公園
地図にプロットするとこんな感じ。

8時にレンタカーをピックアップして、順調に長崎道を走ります。
まずは「金立SA」に立ち寄って、「多分あれが金立公園だろうなぁ。」という遠景を。
(金立公園も桜の名所らしいです。)
SAから「金立公園」に入ることができますが、相当歩きそうなので、遠景を見るだけに。
SAにも立派な桜が何本もありました。

3月31日(土)の午後4時から「小城スマートIC」が開通するとのことですが、残念ながら今は午前中。
ということで、佐賀大和ICで下りてしばし地道を走って、9時半前に「小城公園」に到着。
駐車場にもすんなり入れて、さぁ、散策!
散り始めていますが、まぁ見事です。
(駐車場を出たすぐの所からしてこの景色。)
「烏森稲荷神社」に上ってみます。

この神社は小城藩主(鍋島家)初代・二代を祀る「岡山神社」の境内末社とのことです。
お稲荷さんなので朱鳥居いっぱい。
(伏見稲荷より渋い赤ですね。)
そんなに広大な公園ではないので、道順は気にせず桜に導かれるままに適当に歩きました。
この散歩道もきれいでしたぁ。

小城公園のことをあまり勉強してこなかったので、正確性を欠くかもしれませんが、「岡山神社」の境内が中心になっていると感じました。

池は神社ではよく見かける「心字池」。

カラフルな番傘が随所に置かれていて風情を醸し出しています。剪定されたマキも見事。
周囲はフラットな散歩道になっています。

ぼんぼりが「さくらまつり」の雰囲気を盛り上げています。

小城公園の一番高い地点と思われる所に上ってみました。

中腹には祠がありますが、ここも美しい。

水面に映る桜と新緑が素晴らしい。

小城公園、小一時間散策しました。

見事な桜に大満足です。
ところで、小城と言えば、「小城羊羹」。
(街中に小城羊羹のお店があります。)
先日同僚の方から、「これぞ小城羊羹!」という一品をいただきました。

外は砂糖でパリパリ、中はしっとり、上品な甘さが素晴らしい銘菓です。

ごちそうさまでした!
次は、「日の隈公園」へ。
公園の駐車場もありますが、公園の“裏”からアプローチしたようで、この施設の駐車場に。
(「神埼市B&G海洋センター」。)
公園の正面に回ってみました。

桜とレンギョウのコントラストが美しい。
桜の方は、、、広場、広っ。

「日の隈山」に登ることができます。
(どのくらい登るのだろうか。)
暑くなってきましたので、登らず車に戻ってエアコンをきかせて、持参したおにぎりでお昼ごはん。
次は、「宝珠寺」というお寺の一本桜をめざします。
お寺に駐車場はないので、この「水車の里遊学館」に停めます。

水車が勢いよく回っていました。

神埼は昔からこの水車を使った製粉が盛んだったそうで、「神埼そうめん」の質の良さはこのことによるそうです。
「宝珠寺」へは10分弱歩いて行きます。

こんな田舎道をのんびりと。

「宝珠寺」を少し通り過ぎた所に「光厳寺」(だったかな)というちょっと近代的なお寺があり、きれいな桜が満開でした。

さて、振り返れば見える所にある「宝珠寺」へ。
この田越しの景色に風情を感じます。

こちらが一本桜、「姫枝垂れ桜」、樹齢は100年ぐらいとのこと。

スマホの方が全景が入るようですので、もう一枚。

ほとんど民家のようなお寺ですが、それだけに昔からこの地域にあった“お寺さん”なのでしょうね。
しばし見事な枝垂れ桜を見ていました。
「水車の里遊学館」の駐車場に戻って、さらに山に向かって走ります。
次は、「脊振渓谷の桜並木」です。

駐車スペースがあったので、車を停めてちょっと歩いてみます。

人工の滝が落ちています。

渓谷の桜、また違った趣があります。

それにしても、関東圏の桜の名所は駐車場に入るのに待つことが多いですが、こちらはどこの名所もこの点のストレスがゼロというのが嬉しいです。
さて、東京から九州に赴任する時に、FJMちゃんがくれた「絶景湯(九州編)」にも掲載されている立ち寄り湯、「山茶花の湯」で汗を流します。
(「東背振温泉」。)
「絶景湯」の「山茶花の湯」のページです。
(FJMちゃん、活用させてもらってます。)
吉野ヶ里町以外の人は¥720、立ち寄り湯としてはかなりリーゾナブルです。
(山に囲まれた雄大な環境です。)
ここのウリはまさに絶景の「みはらしの湯」。

もちろん写真は撮れませんので、ネットから拝借しましたが、実際はもっともっと開放的で雄大です。
温泉はちょっと熱めなので、私は3分と浸かっていられませんが、背振山系の清水をそのまま“かけ流し”ているぬるめの湯船があるので、交互に入るとちょうどいい。
温泉、堪能しました。
小ネタですが、東脊振は日本で初めてお茶が栽培された所。
(日本茶栽培発祥の地のキャラ。)
中国からお茶の種を持ち込んだのは臨済宗の栄西さん。
それにちなんでか、「本日の薬効湯」は「栄西の湯」と銘打たれた茶葉を使ったお湯でした。
結構立派な売店もあるので、GWに来福する妻へのお土産に「神埼そうめん」を購入。

涼しい風に当たりながら、「山茶花の湯」周辺の観光スポットの看板を見ていると、「修学院」というお寺が桜の名所とありました。
2km弱の近さなので行ってみました。

お参りさせていただきました。

「修学院」は車で少し上った所にあるので、景色が素晴らしいです。

桜は葉桜になりかけていますが、なかなかのものです。
駐車場の脇にひっそりとあった「熊野神社」も風情がありました。

駐車場上の藪にはサザンカが自生。

もっとも、サザンカのシーズンは2月までだと思うので、ひょっとしたらツバキかもしれませんが、葉がギザギザなどサザンカの特徴を示していますし、「山茶花の湯」帰りですので、サザンカということで。(笑)
ちなみに、サザンカの花言葉は、「困難に打ち克つ」、「ひたむきさ」、「理想の恋」、だそうです。
さて、いよいよ最後のスポット、鳥栖の「朝日山公園」へ。
行きに高速(長崎道)で走ったルートを地道で戻りながら名所をめぐっている感じです。

朝日山公園は、その昔、「朝日山城」だったそうです。
1300年代に築城され、最後は島津軍に攻められ1580年頃落城、廃城。
車で山の中腹まで上がってくることができます。
駐車場から少し階段を上った地点からの景色。

“山頂”へはさらに階段を上らないといけませんが、暑い、、、。
(階段が続く。)
汗をかきながら到着。

宮地嶽神社の枝社(?)があります。

さらには、展望台もあります。

ここに上ると、眺望が開けます。

高速道路のように見えるのは九州新幹線です。

偶然、「新鳥栖駅」から出て行く新幹線を撮れました。

「朝日山公園」の桜は、小城や神埼の桜よりもさらに葉桜になりつつありました。
でも、頂上からの絶景は一見の価値あり。
鳥栖まで戻ってきていましたので、帰りはあっという間でした。
16時半にはレンタカーを返却。
軽よりも1つ上の、普通車で一番安いクラスの車を予約していましたが、配車の関係だと思いますが、今回は「SKYLINE」!

とても快適なドライブでした。
名残惜しいですが、今年の桜はこれで見納めかな。
開花からずっと晴れだったので、この一週間、桜を堪能させていただきました。
明日からは4月、あっという間にGWですね。
みなさん、GWの計画はバッチリですか。(笑)