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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

「人新世の『資本論』」

2021年09月13日 | 本と雑誌

Eテレの「100分de名著」でマルクスの「資本論」を現代にも投影して分かりやすく講義してくれた、斎藤幸平さんの話題の著作。

(←この方です。)

Eテレで観た筆者への興味と、「SDGsは『大衆のアヘン』である」という刺激的な書き出しに惹かれて買ってみました。(kindleではなくリアル本で。)

ちなみに、カバーを取ると普通の集英社の新書のカバーが出てきます。

「人新世」とは、人類の経済活動が地球を破壊する、環境危機の時代という定義。今ならまだ破滅を免れることができるということで、危機の解決策を提言しています。脱成長経済、共同体をベースにした生活、、、。

現在の社会システムから大胆過ぎる転換が必要な提言なので、様々な反論や実現可能性の論理構成に耐えるため?の論述がかなり長大で、私のような一般的な人間には難しすぎました。(半分くらいでしんどくなって後半は流し読みになってしまいました。(笑))

読後の感想。数年前からのワード「働き方改革」は、コロナ禍で「ワークinライフ」のように変容しつつありますが、これが当たり前の世の中になった時、どんな日常を送っているのか、現実的には人々の意思というよりもコロナ禍による❝強制的環境変化❞が、斎藤さんが提言する社会システムへの転換に必要なエネルギーになり得る唯一の可能性ではなかろうか、と思いました。

、、、斎藤さん、こんな感想ですみません。

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