【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

定年クライシス 居場所はどこに

2023-06-09 | 日記
「週3日は外に出て」妻に言われた夫 一駅分の電車賃でつぶす3時間

「昼ご飯、作りたくない」
滋賀県に住む70代の男性は、妻の言葉に驚いた。60歳で定年を迎えた後、雇用延長で66歳まで働き、退職してから間もないころだった。
専業主婦の妻は、昼ご飯を前夜の残り物やパンで済ませることが多かったという。
妻は思ったことは素直に口にする人だ。3食分を作るのは、めんどくさいのだろう。好みではないメニューでも文句を言うことはなかったが、「しょうがない」。そう思った。
妻は、続けて言った。 「週に3日は外に出てほしい」
「きつい話だ」と思った。でも、けんかをしても仕方がない。できるだけ外に出るようにした。
コンビニで昼食用のおにぎりを2個買い、電車で京都へ。京都御苑や植物園、寺や公園のベンチで昼食をとった。電車賃がかかるから、昼食代は節約せざるを得なかった。
現役時代は昼ご飯を1人で食べることがよくあった。寂しさは感じなかった。
でも、同世代の高齢者が孫を連れて一緒に食事をしている姿を見ると、うらやましく思うこともあった。孫は2人いるものの、いま食べている自分は1人だ。
思い描いた「退職後」とは違った。
「週3日のノルマ」はきつかった。
地域活動や仕事を探しても、趣味に合わなかったり、場所が遠かったり。活動が月1、2回と少ないものもあった。最低週1回は活動しないと予定は埋まらない。
知人がいない場所に1人で足を運ぶのは面倒だ。体力の衰えを感じることもあり、次第に探す気持ちさえ起きなくなった。
そのうち、お金があまりかからず、外で時間をつぶすことができる方法を見つけた。
最寄りのJRの駅から電車に乗り、琵琶湖を一周ぐるりと回って、最寄りの手前の駅で降りる。鉄道ファンに親しまれる「大回り」という乗り方だ。(わんちゃんも体験『一筆書き』こちら
コンビニで買ったおにぎりとお茶、小説などを持参し、3時間以上かけて回った。料金は1駅分だけ。時間つぶしにもってこいだった。
「何をして過ごせばいいか、わからなかった。電車はちょうどいい書斎だった」
福井県でサラリーマンの家庭に次男として生まれ育った。大阪の大学を卒業後、京都の機械メーカーに入り、設計や開発、企画に携わった。20代で結婚し、娘が2人いる。
長いサラリーマン生活で、いま暮らす街をよく知らないままだった。退職前は、県外での単身赴任が10年以上続いた。
一人暮らしを心配し、妻は時折単身赴任先の家に来て掃除などをしてくれた。けんかをすることもなかった。
ただ、思えば、単身赴任の間に妻のこともわからなくなっていったのかもしれない。
退職後、妻に「テレビを見ようか」と声をかけたら、「好みが違うから」と断られた。
妻はアイドルが出る番組が好きだ。自分が見るのは教養番組が多い。ニュースや天気予報は一緒に見るとしても、昼間は一緒に見る番組はなかった。
退職後まもなく、妻とこれからの暮らしについて話した時、妻は言った。
「私の年金は私が全部使うから」
それはアカンやろ。普通は夫婦の年金で生活するだろう。そう思い、自分の年金の額や今後の生活を説明した。それでも妻は年金を共有の口座に入れなかった。
とはいえ日頃の生活費は自分の年金だけでは絶対足りない。口座には入れなくても、妻が年金の一部で補っているようだ。
退職後、妻や友人らと各地に旅行した。
でも、それは特別な時だけ。普段は「どこに行こうか。どこで過ごそうか」と考える毎日だった。
弱音を吐く姿を妻や一緒に暮らす娘には見せなかった。「お父さんは何でもできる」というイメージが変わってしまう。しんどくないように演じたほうが楽でいい、と思った。
「お前、暇やろ」
退職から1年半が過ぎるころ、かつての勤め先の元同僚から声をかけられた。
「うん、暇」と返すと、地域の歴史を学ぶ会を紹介された。定年後の男性らが集う団体にも誘われ、入った。そのメンバーの勧めで、シニア世代が学ぶ「大学」にも昨年から通い始めた。
人間関係が数珠つなぎに増え、おのずと外出の予定も増えていった。
いま、スマートフォンのスケジュール帳は月の半分ほどが予定で埋まる。
努力しなくても「週3日のノルマ」をこなせるようになった。
日々、自分で行き先を考えないといけなかったころと違い、今は予定された行き先が、やらないといけないことがある。
なんと楽で、幸せなことか。
もしも元同僚の「暇やろ?」の声がけがなかったら、「きつかったやろうな」。
自分はたまたま救われたが、会社であれ、地域であれ、「あいつにちょっと声をかけよう」と思ってもらえる、そんな状況を退職までに作っておくのが一番だと感じる。
人間関係の準備ができなかったのと同じように、妻と定年退職後の暮らしのすりあわせもできていなかったのだと思う。
長年、夫が不在だった妻には、妻の生活のペースができてしまっていた。
仮に退職前に定年後の暮らしを妻と話し合っていたら? それでも、結果は変わらなかったようにも思う。
退職後の生活も数年たった。
お互いに少し楽になり、妻は多少、優しくなったようにも感じる。
それでも、今もできるだけ外に出て昼食を食べるように心がけている。
その方が妻が喜ぶから。
昔、「亭主元気で留守がいい」という言葉がはやった。在職中の夫婦の話だと思っていたが、退職後もそうだと思う。
2023-4-16 朝日新聞より。

わんちゃんの周りの男性諸氏
グラウンドゴルフ(週に3~4日)、毎日ウォーキング、サイクリスト(サイクリングする人)、テニス、絵画、麻雀、囲碁・将棋、魚釣り、毎日スポーツクラブ、それにゴルフ等々、おひとりで二つも三つも、それ以上も楽しんではります。
するとここにきて「いっつもいっつも留守ばっかりで、ホンマにしょうがないわ」とその妻は言う
「そりゃ、あんさん贅沢でっせ、『亭主元気で留守がいい』というやおまへんか、せいぜい元気で長生きしてもらうこっちゃ、ほんでなご主人さんに感謝しなはれ」っとわんちゃんはツッコミをいれますんや。

戦争を詠む 朝日新聞朝日歌壇 2023年3月4月と5/7

2023-05-15 | 日記
戦争を詠む 朝日新聞朝刊朝日歌壇より 2023年3月4月の日曜日と5/7
選者は高野公彦さん、永田和宏さん、馬場あき子さん、佐佐木幸綱さんです。☆印は共選作です。
朝日歌壇選考の舞台裏こちら

高野公彦選
専制のミャンマー国軍支援して武器供与する二大国あり(町田市)高梨 守道
宇宙にも軍事拡げる人間よ月には兎がいるだけでよし(静岡県)小長谷千鶴子
パンダ舎に列為(な)し涙ぐむ人のニュースの後の※バフムト攻防(五所川原市)戸沢大二郎
 ★平和な光景と、その対極にある悲惨な戦場。バフムートの戦いこちら
動物はその身ひとつで争うに武器を作るも使うも人ぞ(川崎市)小池たまき
 ★困った生き物ですね、ヒトは。
食パンにウクライナ産の蜂蜜を塗って子は問う戦争のこと(川崎市)川上美須紀
一面にきょうウクライナの文字はなし激戦のままつづく膠着(新潟市)太田千鶴子
 ★「激戦のままつづく膠着(こうちゃく)」の語が苦境を浮き彫りにする。
ウクライナの既婚の兵は冷凍の精子を残し戦地に向かう(三郷市)木村 義熙

永田和宏選
「戦争の収束はまだ」戦争をコロナのごとく識者が語る(観音寺市)篠原 俊則
空欄に適語を入れよすぐそこに□の足音、「春」か「戦(いくさ)」か(朝霞市)岩部博道
「感情を無くそう自分を守るため」マリウポリ逃れし少女の日記(茨城県)原里江
また一人教授が去った最後まで握り続けた非戦の二文字(札幌市)橘  晃弘

馬場あき子選
ゼレンスキーTシャツ売れている国と戦争に命奪われる国(一宮市)園部 洋子
 ★Tシャツ、売れているという。対極にある国情の惨も心に。
もう一度楽器手にとる日が来れば愛を唄ふと銃持つ兵士(さいたま市)齋藤 紀子
 ★ウクライナの現実を背景にして切実
二週間ぶり勉強に来たクルド子にまずは家族の安否尋ねき(朝霞市)青垣  進
日本海烏賊(いか)の棲みたる良き漁場(ぎょば)に今朝も三発ミサイル墜つる(酒田市)朝岡  剛
武器商人は言うのだろう性能はウクライナにて証明済みと(札幌市)三瓶 敦子
われに似し脱営兵の痩せし頰われは忘れず八十年経ても(我孫子市)松村 幸一
 ★脱営兵は脱走兵。捕まれば銃殺だった。頰:ほお
プーチン氏見るたびに思う大連にてソ連の兵が襲いきし夜(郡山市)遠藤 雍子
プーチンを投げ飛ばしいる少年の切手貼りたし春の手紙に(水戸市)中原千絵子
専守防衛掲げし国の買い物が四百発の巡航ミサイル(寝屋川市)今西富幸
税金も軍事費として使はれるせめて我が分使用反対(富士見市)阿部泰夫
うらうらと照る石垣島をオオトカゲのようにミサイル発射車が這う(水戸市)中原千絵子
留学の娘とめぐる独逸旅NATO戦車隊と行き交いぬ(東京都)鈴木ひろみ
馬鈴薯の畑(はた)に蝶舞ふ三方原(みかたばら)家康敗走わが散歩みち(浜松市)松井  惠

佐佐木幸綱選
ミサイルのえぐりし集合住宅に冷蔵庫開(あ)きてキャベツの見ゆる(奈良県)吉井 邦子
夕焼けに染まった田んぼに平和見るとウクライナからやって来た人(滋賀県)木村 泰崇
 ★日本に移住してきたウクライナ人。上句、夕焼けの田が印象的。
雪原に「誰かがやらねばならない」と地雷除去するウクライナ兵(中津市)瀬口 美子
繫(つな)がれしまま被曝して置き去りの牛あはれみしムツゴロウ逝く(前橋市)荻原 葉月
 ★畑正憲氏への挽歌(ばんか)。

※何しに行ったのか分からん。
 (国友繁人〈福岡県太宰府市〉)
海軍通信学校で学び、マーシャル諸島に配属されるも、軍は爆撃機も失い、孤立状態にあった。1年半、草や根や野鼠(のねずみ)を食べて凌(しの)ぐも、兵士3千のうち6割が栄養失調で死亡。「米兵と戦うことは一度もなかった」と、94歳の元兵士はふり返る。幾重にも無意味に命を差し出させられた虚(むな)しすぎる時代。
戦争体験者の言葉を集めた「言葉を刻む」取材班著『地べたの戦争』から。
朝日新聞朝刊 2021-12-11 折々のことば 鷲田 清一

※わんちゃんは思います。
世界中の皆様 戦争は絶対にやらないでほしい。
もし戦争になったら今のような生活は保障されません。
誰も「戦争をやろう」と望んではおりません。


湯たんぽ

2023-03-07 | 日記
わんちゃんちのポストに届いた裕美子さんからの絵手紙。

「懐かしいわぁ、寝るとき、お布団での暖房は、湯たんぽ?まさか?」
「湯たんぽやで、わたしね体温高いねんよ、そやから湯たんぽで十分なんよ、わんちゃんは?」
「私なんか寒がりの暑がりやから、冬なんかお布団の中は電気敷毛布やねん。足元温かめにしてるわ」
「電気関係はダメダメ、乾燥するでしょ」
「そやねぇ、湯たんぽはほっこり温かいモンね」
わんちゃんが子供のころ、寝るときは湯たんぽでした。
朝には、湯たんぽのお湯を洗面器に移し、顔を洗うのに使ってました。

今日、散歩道でタンポポ、オオイヌノフグリ並んで咲いてました。

セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)キク科
特徴:総包の外片は蕾の時から下向きに反り返る。日本在来のタンポポかはひと目で見分けられる。
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ゴマノハグサ科 別名:星の瞳
この時季になると必ず目に留まるこの小さなお花、このお花の蘊蓄(うんちく)こちら

浄土宗 月訓カレンダー 令和五年

2023-01-18 | 日記
毎年、暮れに嵯峨野にお墓参りに行きます、お寺さんに立ち寄って暮れのご挨拶。
その折に、いただくカレンダーがお気に入りです。


睦月(むつき)
せっかく立てた目標も、実行しなければ達成できません。まず一歩、踏み出してみましょう。
如月(きさらぎ)
物事を成し遂げるには、積み重ねが大切。少しずつでも着実に進めましょう。


弥生(やよい)
あなたのさりげないひと言が、誰かの支えになることも。他人(ひと)にかける言葉には気を使いたいですね。
卯月(うづき)
この季節にはさまざまな出会いがあり、なかには善い方向へと導いてくれるものも。一つひとつの出会い、大事にしたいですね。


皐月(さつき)
疲れた時にはひと息つくことも大切。心にも体にも英気を養い、また歩みはじめましょう。
水無月(みなづき)
往生を願い、お念仏をとなえ続けるなかに、阿弥陀さまや極楽浄土への想いは自然と育まれます。


文月(ふみづき)
多くのつながりに支えられている日常。当然と思っていると、思わぬほころびにつながることも。
葉月(はづき)
暑い中に吹く一時の涼風は「極楽の余り風」とも呼ばれます。頬をなでるやさしい風は、極楽のご先祖さまからのエールかもしれません。


長月(ながつき)
立ち止まったり、つまずいたりしても大丈夫。目標と向き合い続ければきっと成し遂げることができるはずです。
神無月(かんなづき)
私たちには向かうべき浄土があり、そこへ往くためのお念仏があります。達成に向かい、日々お念仏をおとなえしましょう。


霜月(しもつき)
物ごとをはじめるのに遅いということはありません。はじめようと思ったときがスタートの日です。
師走(しわす)
がんばってきたこと、続けてきたことは無駄になりません。あなたの行く先を照らす光になるはずです。

毎朝、お仏壇のお灯明を灯し、お線香をあげるとき、横の壁にかけてある浄土宗月訓(げっくん)カレンダーのその月の言葉を声を上げて読みます。「何か心に響くものがあればいいかな」と。
困った時の神頼み的生き方のわんちゃんです。
けれど、ナルホドなお話を聴かせていただいたときは、有難く聴きいります。


「わたし死んだらどこへ行くの」

2023-01-15 | 日記
わんちゃん様
メールありがとう御座います。
現在、先代である良全和尚の寺報を整理し、法話や教えに関連するものをワープロ化する作業に取り組んでいます。
その途中で次のような記事がでてきました。長文ですが、お読み下さい。

S59.10 良全寺報より
「わたし死んだらどこへ行くの」
 これは戦前の話である。Aさんという中年夫婦の一粒種。蝶よ花よと愛しみ育ててきた五才の女児が命取りの病気にかかった。
親は一生懸命看病した。医者からはここ二、三日が危険と宣告され、父親は仕事も止めて枕元に詰めていた。
 三日目の夜、子供が目を開けた。気がついたのかと両親がのぞき込む。「しっかりせい。じきになおるよ」と励ましたとき、
「お父ちゃん、わたし死んだらどこへ行くの」死病にとりつかれ、刻々力が抜けていくのを、漠然と死ぬのではないかと感じた子供の「最後の質問」であった。
 父親は大きな絶望と、予期もしない質問に、只々驚くばかりであった。この場合力づけてやっても、もう助からぬ。この子が安心して死ねる返事を考えてみたが、急に出てこない。子供は親の返事を待ちながら‥‥容態が急変して、息を引き取った。
 父親は安心して死なせてやれなかった自分の無知を責めた。苦しんだ。
 野辺の送りのあと、和尚はこれについて法念様のお言葉を教えた。
「生(いけ)らば念仏の功積もり 死なば浄土へ参りなん とてもかくてもこの世には思い煩うことぞなし」
お浄土へ行ったら阿弥陀様がいらっしゃる。阿弥陀様は沢山の仏様の中で一番尊いお方であるから、安心しておすがりできる。お救いをお願いするのには、真心からお念仏をおとなえすることだ。元気な間からとなえていれば、生きている間から守って頂けるので、何の心配もなく暮らすことが出来る。
Aさん夫婦は熱心なお念仏の信者となった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この中で良全和尚は、その子供にどのような回答をすればよいか、明確に書いていません。
私ならそのような場面でどのように対応すべきだったか、真剣に悩んでいます。もう命が尽きかけている、5才の女の子です。
意識ももうろうとしているかもしれません。理屈っぽい、説明のいるような答えは適切ではない。
 宗教者としては「あみだ様の国に行くんだよ。きれいな国だよ」とでもいうべきかもしれないが、自分がその父親であったとしても、死を前提としたそんな回答を、そんな場面で言えたかどうか分からないと思います。
あなたならどう対応しますか。

良全和尚とは、薬師寺(嵯峨)の今のご住職の先代ご住職です、わんちゃんが結婚して25~6年経ったころ舅からお寺さんを引き継ぎました、以来「薬師寺報」がわんちゃんとこに届きます。春秋のお彼岸、お盆、お正月と季節のお便りとか身近な話題になぞらえて、法話などが記されてあります。
薬師寺主催の行事で薬師寺コンサートこちらとか薬師寺旅行会、姫路城・書寫山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)こちらとか、印象にあるのは薬師寺の新年会です、毎年すき焼きです。それも七輪に炭火をおこし、昔のすき焼き用丸テーブルを使った懐かしいすき焼きです。修正会(しゅうしょうえ)と新年会こちらところがここ3年ほど、コロナの影響で新型コロナウイルス感染防止のため、無参詣にての法要で、新年会は中止となってます。
それと、薬師寺のお庭は必見です。普段は公開されてませんが、なんかの折に公開されることも有りです。
コロナが収束して薬師寺のいろんな催しが再開されることを祈るわんちゃんです。


年賀状ギャラリー

2023-01-03 | 日記
 








茶花やお正月の雨がしみじみ 山頭火






お元気ですか 昨年熊本八代に旅した時に出会った彼との記念写真です。



ずーっとのお付き合い
ご近所さんで、お引越しされてからもずーっと。とか、blogつながりでとか、OL時代からずーっととか、グラウンドゴルフ繫がりでとか、行きつけの美容院でずっとお世話になってた先生、結婚されて可愛いお子ちゃまの成長記録とともに、とか、絵手紙教室時代からずーっととか、親戚のお兄さんからとか、カラオケ繫がりとかずーっとのお友達からとか、美代ちゃんからとか、絵手紙教室のU先生からとかの年賀状です。

【特別編】

👆女子プロゴルファー 江澤亜弥ちゃん
(わんちゃんちで約1名、とても熱心なファンが居ます)

2023年 癸卯(みずのと・う)

2023-01-01 | 日記
2023年 癸卯(みずのと・う)

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。

十干・十二支・
「えと」は、漢字で「干支」と書きますが、これは当て字で、「十干・十二支」のことです。
 十干・十二支は、十干と十二支を組み合わせたもので、略して干支(えと)と言います。
十干とは
10を周期とする、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)
また、陰陽五行説と結びついて、甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)・・・きのえ、きのと、ひのえ、ひのと・・・と次表のようになった。
 
五行 陰陽 十干 よ  み
木 陽 甲 木の兄=きのえ
  陰 乙 木の弟=きのと
火 陽 丙 火の兄=ひのえ
  陰 丁 火の弟=ひのと
土 陽 戊 土の兄=つちのえ
  陰 己 土の弟=つちのと
金 陽 庚 金の兄=かのえ
  陰 辛 金の弟=かのと
水 陽 壬 水の兄=みずのえ
  陰 癸 水の弟=みずのと

十二支
子(鼠) 子は孳(ふえる意)で、種子から芽が出る
丑(牛) 丑は紐(ひも・からむ意)で、芽がのびる
寅(虎) 寅は(うごく意)で、地上に芽が出る
卯 (兎)  卯は茂(しげる意)または冒(おおう意)で、芽が出そろう
辰(竜) 辰は振(ふるう・ととのう意)で、若葉が出る
巳 (蛇)  巳は已(やむ意)で、成熟しきる
午(馬) 午は忤(つきあたる・さからう意)で、さらに大きくなる
未(羊) 未は味(味の意)で、衰え始める。
申(猿) 申は呻(うめく意)で、衰えつつも大きくなる
酉(鶏) 酉は(ちぢむ意)で、成長が止まる
戌(犬) 戌は(滅ぶ・切る意)で、滅び始める
亥(猪) 亥は(とざす意)で、種子にこもる


五行説(木火土金水)も含めて
おさらいします。
五行説
木、火、土、金、水
ひとつひとつに陽と陰があります。
陰陽思想の陽は強いものとして兄(え)、陰は弱いものとして弟(と)を当てます。 
 つまり、五行説の木、火、土、金、水がそれぞれ陽と陰、兄と弟に分かれて十干になる。兄(え)と弟(と)なので「えと」となるが、現在では六十干支を指すようになっている
木(木行) 木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっていて、樹木の成 長・発育する様子を表す。「春」の象徴。
火(火行) 光りく炎が元となっていて、火のような灼熱の性質を表す。「夏」の象徴。
土(土行) 植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて万物を育成・保護する性質を表す。「季節の変わり目」の象徴
金(金行) 土中に光りく鉱物・金属が元となっていて、金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表す。収獲の季節「秋」の象徴。
水(水行) 泉から涌き出て流れる水が元となっていて、これを命の泉と考え、胎内と霊性を兼ね備える性質を表す。「冬」の象徴。

あなたの干支は?~六十支早見表
生まれ年      干支           十二支       
昭和 6年 1931 辛(金弟:かのと)   未(ひつじ)
昭和 7年 1932 壬(水兄:みずのえ)  申(さる) 
昭和 8年 1933 葵(水弟:みずのと)  酉(とり) 
昭和 9年 1934 甲(木兄:きのえ)   戌(いぬ) 
昭和10年 1935 乙(木弟:きのと)   亥(い)  
昭和11年 1936 丙(火兄:ひのえ)   子(ね)  
昭和12年 1937 丁(火弟:ひのと)   丑(うし) 
昭和13年 1938 戊(土兄:つちのえ)  寅(とら) 
昭和14年 1939 己(土弟:つちのと)  卯(う)  
昭和15年 1940 庚(金兄:かのえ)   辰(たつ) 
昭和16年 1941 辛(金弟:かのと)   巳(み)  
昭和17年 1942 壬(水兄:みずのえ)  午(うま) 
昭和18年 1943 葵(水弟:みずのと)  未(ひつじ)
昭和19年 1944 甲(木兄:きのえ)   申(さる) 
昭和20年 1945 乙(木弟:きのと)   酉(とり) 
昭和21年 1946 丙(火兄:ひのえ)   戌(いぬ) 
昭和22年 1947 丁(火弟:ひのと)   亥(い)  
昭和23年 1948 戊(土兄:つちのえ)  子(ね)  
昭和24年 1949 己(土弟:つちのと)  丑(うし) 
昭和25年 1950 庚(金兄:かのえ)   寅(とら) 
昭和26年 1951 辛(金弟:かのと)   卯(う)  
昭和27年 1952 壬(水兄:みずのえ)  辰(たつ) 
昭和28年 1953 葵(水弟:みずのと)  巳(み)  
昭和29年 1954 甲(木兄:きのえ)   午(うま) 
昭和30年 1955 乙(木弟:きのと)   未(ひつじ)

癸卯(みずのと・う)の成り立ちが判明したところで、
わんちゃんとこにある🐰の置物を集めてみました。

1.Uさんは陶芸をされてます、毎年干支の作品いただいてます。
2.行きつけの美容院で、干支の土鈴いただいてます。
3.今年のひなの節句には🐰のお雛様



戦争を詠む:最終章 朝日歌壇 12月  

2022-12-29 | 日記
12月(4日、11日、18日、25日)付朝日歌壇の入選歌の中から戦争を詠んだ歌をよりすぐり。
選者は高野公彦さん、永田和宏さん、馬場あき子さん、佐佐木幸綱さんです。☆印は共選作です。

高野公彦選
ミサイルの飛び交ふ地球が太陽を遮り月を赤黒く染む(鎌倉市)下田 和夫
ロシアでもウクライナでも母たちの本音はきっと死ぬな殺すな(京田辺市)藤田佳予子
五兆もの軍備費つかってミサイルの通過の有無さえ誤認のこの国(福島市)澤  正宏
軍艦の音波がイルカを殺すとぞ最たる環境汚染は戦争(京都市)森谷 弘志
艶めける炊きたての米ゆつくりと噛みしめて食ふ開戦の日に(村上市)鈴木正芳

永田和宏選
頑丈な建物はなし地下もなしカーテンを引くJアラートに(新潟市)太田千鶴子
何人が餓ゑず凍えず過ごせるかあのミサイルの一発分で(水戸市)檜山佳与子
餓ゑず(かつえず)の意味
1 食べ物がなくて腹がへる。飢(う)える。
「金があれば先ず―・えることはないから」〈福沢・福翁自伝〉
2 あるものに非常に欠乏を感じて、それをひどく欲しがる。「親の愛情に―・える

戦場に月面、南極、エベレスト、お子様ランチに掲げる国旗(新潟市)太田千鶴子
まだ生きて子はたたかうか月白く凍る窓辺にウクライナの母(大和郡山市)四方護
手をつなぎミサイル発射見る少女パパ凄いねと聞こえた様な(東京都)佐藤仁志

馬場あき子選
ウクライナの子がプーチンを柔道で倒した絵描きしはバンクシーらし(いわき市)守岡 和之
山裾へ続く刈田をぬらす雨眺めつつ思ふソマリアの飢餓(岡山市)金光 裕子
歌詠めど他は何もせぬ我の知る日本人志願兵の死(五所川原市)戸沢大二郎
避難をとヘルソンの人ら送らるる香月泰男の黒いシベリア(水戸市)中原千絵子
人権は平和な時代の言葉にて戦争となれば忽(たちま)ち死語に(筑紫野市)二宮正博

佐佐木幸綱選
ミサイルに電車の止まる北海道われの気分も緊急停止(札幌市)住吉和歌子
ミサイルやドローンが飛び交う戦争は焼夷(しょうい)弾からの愚かな進化(三鷹市)山縣 駿介
新聞のアンビバレントなドローン記事「農家を救う」「兵士を殺す」(出雲市)塩田 直也

朝日歌壇「番外地」2022-11-20朝日新聞朝刊
朝日新聞の短歌投稿欄「朝日歌壇」に寄せられた作品のなかから、ユーモアあふれる短歌や味わい深い短歌を選者が年に1回紹介する「番外地」。今年の筆者は高野公彦さんです。
選歌をしながら思わず心の中でクスリと笑ったり、あるいは声を出して笑ったりする作品がある。
今年出会ったそれらの作品の中から、特に印象的だったものを紹介したい。

母が言う「パパに優しくしようかな」春のせい桜前線のせい 松田 梨子
  ★「春のせい」で笑いを誘われて、続く「桜前線のせい」で笑いに勢いと優雅さが加わる。 
今晩は吾子が一人で作るから七月晦日(みそか)はカレー記念日 山添 聖子
  ★俵万智の名作「…七月六日はサラダ記念日」のもじり。お子さんが夏休みなのでカレーを作ってくれるのだ、と分かる。
ルビー婚「我慢したわ」と妻が言ういやそのセリフ私のセリフ 樫村 好則
  ★いろいろあったけど、わたし我慢したわ、と妻。いや我慢したのはオレのほうだよ、と夫。
「後ろ髪引かれるごとく」と教えれば子は父親の禿頭指す モーレンカンプふゆこ
  ★言葉の意味を教わった子が黙って父親の頭を指すと、「しっ」と作者がたしなめる。そんな場面が浮かんでくる。
パンプキン詐欺ってカボチャの押し売りなの ふと問う孫に座布団一枚 丸山富久治
  ★還付金詐欺をパンプキン詐欺と聞き間違えるとは、なかなかセンスがある孫である。まさに座布団一枚あげたい感じ。
生きて来て酒を沢山(たくさん)飲んだので我は酒税の還付を望む 木村 義熙
  ★還付してくれるなら、私は酒税を返してほしいという。作者は酒税の多額納税者なのである。
沖縄に雪は降らねど米軍機の各種部品がときどき降るも 畠山 時子
  ★雪が降るならいいけど、固形物が降ってくるのは大迷惑。
「丁寧に説明する」の本音訳(ほんねやく)は「ごちゃごちゃ言うな、聞く耳はない」 藍原 秋子
  ★見事な翻訳である。今、言葉を盾として自己防衛をする政治家が無数にいる。
これという助けのできぬウクライナ征露丸では役に立たぬか 岸田 万彩
  ★むかし日露戦争で兵士が携行した征露丸は「露を征服する丸薬」の意。せめてこれを差し上げたいが、という気持ち。
久しぶり元気じゃったか?それがなあひどくはないがコロナっとった 松本  進
★コロナ関連の歌。「コロナっとる」という造語が面白い。 
案内されマスク地蔵の仲間入りワクチン接種後の十五分 山田 道子
  ★「マスク地蔵」がうまい。
お産するたびに漢字と英単語次々忘れ老女となりぬ 草田 礼子
屋内(やぬち)にて充分たりている運動一階二階物忘れの旅 平井 明美
補聴器も聞こえ過ぎては恐いもの後ろのくしゃみが爆発音に 玉岡 尚士
★これら三首は老いに関わる歌。どれも可笑(おか)しくどれも切ない。平井さんは一階と二階を何度も行ったり来たりして
いるのだろう。
ネックレスピアスエプロン老眼鏡大谷翔平肩凝りの因 笠原 英子
天高く葡萄梨柿栗林檎薩摩芋ああ我肥ゆる秋 安斎真貴子
 ★偶然だが、どちらも名詞羅列型の作品。笠原さんは大谷選手の大ファンなのだろう。
安斎さんはもしかすると、食べ尽くす人? いや、日本の自然を満喫する人であろう。

【番外編】
山添さん親子 2022年12月分
永田和宏選
きょうだいは交代で月と太陽になりて教えてくれる月食(奈良市)山添 聖子
★山添さんの子供二人の熱演が微(ほほ)笑(え)ましい。

馬場あき子選
金色の折り紙二枚でお願いをきいてくれますとなりの男子(奈良市)山添  葵
アゲハチョウのむしゃむしゃ五郎のえさがないレモンの葉っぱをだれかください(奈良市)山添 聡介


パークゴルフ 鶴見緑地編

2022-11-13 | 日記
ずっと前に花博記念公園鶴見緑地に植物観察に行ったとき、『パークゴルフ場⇒』の方向案内版を見たことがあった「へえ~こんなとこにパークゴルフ場があるんやなぁ」っと。こちら
👆そのパークゴルフ場へ行ってきました。12名参加。
クラブもボールもグラウンドゴルフに似てるけど、コース設定やルール・マナーはゴルフに限りなく近いカンジです。
パークゴルフ、わんちゃんの初体験こちら
鶴見緑地パークゴルフ場、攻略するには、わんちゃん的にちょっと難しかった。お弁当の後、プレイは続いたけど、わんちゃんはパスしました。Mさんも一緒に、咲くやこの花館の方へ……

花博記念公園鶴見緑地 /園内マップ を手に持って、園内をあっちへこっちへウロウロ。
いのちの塔が見えた

「アッ!!この塔の展望台から♪海が割れるのよ~道ができるのよ(珍島物語)のように池が割れて細~い道ができたんを見たんよね」っとイッキに30ン年前にタイムスリップ。咲くやこの花館のすぐそばの大池が割れたのよ。
今は老朽化で展望台に入れないし、撤去の話も出てる。いのちの塔 撤去

「咲くやこの花館は、どっちかなぁ」っと。
突然「そこなら、この道真っすぐ行かはってあの建物のそばですよ」見ると自転車を押してはる「お近くなんですかぁ?」「はい、守口ですねん、すぐ近く、いつも散歩がてら来てますねん」とても気さくなご婦人で、いろんな事お話ししてくれはった。


チケット売り場のとこまで案内してくれはって「ほな、ここで失礼します、楽しんでね」「はいありがとーございます」ホンマに親切で気さくなご婦人やった。
咲くやこの花館植物観察へつづく

朝日歌壇 戦争を詠む PART10

2022-11-07 | 日記
 朝日歌壇 10月分 (10/2 10/9 10/16 10/23 10/30)朝日新聞朝刊日曜日 ☆印は共選作
<高野公彦選>
世界葬もて送らんと希(こひねが)ふゴルバチョフとふ稀有なる人を(日進市)土谷三津子
 ★世界平和に貢献した人への絶大な尊敬の念を歌う。
ウクライナの翻訳家いふロシア兵に読ませたい本「ビルマの竪琴」(船橋市)大内はる代
防人(さきもり)の裾に取り付き泣く子らを今なお見たりウクライナの地に(五所川原市)戸沢大二郎
ヘルシーで美味しいからと水団(すいとん)をリクエストする平成生まれ(中津市)瀬口美子
柳条湖この三文字がどこにもない「九・一八」の日本の新聞(薩摩川内市)川野 雄一
柳条湖事件⇒こちら<永田和宏選>
フルネームですらすら言える政治家の一人だったミハイル・ゴルバチョフ(八千代市)砂川壮一
国葬でなくて良かったゴルビーに市民の列はバラを手向ける(中津市)瀬口美子
友達と戦争ごっこ「戦争」はそれしか知らぬ団塊世代(筑紫野市)二宮 正博
予備役の兵三十万に命下すその動員に自身は含まず(石川県)瀧上 裕幸

 <馬場あき子選>
被爆者の証言こそが抑止力になるとて今日もズームで証言(アメリカ)大竹幾久子
 ★被爆者としての証言を広く世界に発信する大竹さん。
☆いつの日かゼレンスキー氏の背広着る日がくることを祈り待っている(町田市)古賀公子
洪水と旱(ひでり)の世紀難民の箱舟沈むと日々のニュースは(オランダ)モーレンカンプふゆこ
 ★世界的に当面している洪水や旱魃(かんばつ)、さらには戦争や難民の問題。下句が重い。
「戦争の時代ではない」モディ首相のこの一言は重くせつない(鳥取県)表 いさお
 ★インドのモディ首相のことば。まさにその通りだがどうにもならない今日。結句が苦しい。
クルド人難民認定やっとひとりその経緯聞くクルド人らと(朝霞市)青垣  進
 ★難民認定、ともに寄り添いかち取った作者だ。

<佐佐木幸綱選>
子どもらと折づる手向け祈りゐしゴルバチョフ氏の姿を偲ぶ(和歌山県)市ノ瀬伊久男
翁長氏を悼みてくれしゴルバチョフ日本人の政治家よりも(水戸市)中原千絵子
地球儀の陸地を区分する線に人の争ふ来し方が見ゆ(尾道市)堀川  弘
 ★ロシアのウクライナ侵攻で、陸続きの各国家間のきびしい現実が浮かびあがった感じがする。
☆イジュームに四四七本の番号だけの十字架の立つ(西海市)山本 智恵
イジュームの戦い (2022年)⇒こちら

《山添さん親子》⇒こちら
編むという動詞の主語になれた日の九月の風は光をまとう(奈良市)山添聖子
★自分の著書を編んだ喜びであろう。
寂しさをどこかへ仕舞いたくなって穴深きシフォンケーキを買いぬ(奈良市)山添 聖子
コスモスと同じ背丈になった子とコスモスよりも高くなった子(奈良市)山添 聖子
弟は二学期最初の授業には教科書・ノートを持たずに行った(奈良市)山添葵
☆しおりには原爆ドームを描いたのに修学旅行は延期になった(奈良市)山添葵
二学期の席がえとなりの男の子お道具箱にバッタはいない(奈良市)山添  葵
☆遠足でじょう水場の地下へ行く電気はついたけどこわかった(奈良市)山添 聡介


朝日歌壇 戦争を詠む PART9

2022-10-02 | 日記
朝日新聞朝刊 朝日歌壇 9月分 (9/4 9/11 9/18 9/25)☆印は共選作です。

<佐佐木幸綱選>
塹壕(ざんごう)に洗濯物を干してある兵士の靴下ウクライナ軍(横浜市)徳元てつお
軍国少年時代と似た風を近頃老いた肌に感じる(大阪市)由良英俊
キーウ発の特派員メモ打つ夫の鼻すする音キッチンに聞こゆ(交野市)中野セツ子
★日本はどうなってゆくのか。戦争の気配が身近に感じられる昨今である。
竹山広の戦後の歌に「混葬(コンソウ)」という詞(コトバ)ありたりウクライナ、今(川越市)吉川清子
★長崎で被爆した歌人・竹山広の歌集『とこしへの川』に「人に語ることならねども混葬の火中にひらきゆきしてのひら」がある。
竹山広⇒こちら

<高野公彦選>
輸出合意後(あと)すぐ港を攻撃す息するように嘘つくロシア(山梨県)石原学
戦争を知る祖父だから玄関で「行って帰り」と送ってくれた(鈴鹿市)樋口麻紀子
白球が飛ぶ夏空も砲弾が飛ぶ夏空もこの地球(ほし)の空(相模原市)石井裕乃
★甲子園の球児たちの空も、ウクライナの空も同じ夏空。
☆戦争は祈りだけでは止まらない 陽に灼(や)かれつつデモに加わる(東京都)十亀弘史
スパシーバ私がわかる唯一のロシア語なのに使いたいのに(京田辺市)藤田佳予子
★スパシーバ(ありがとう)と言いたくてもプーチンの顔が浮かんで、言えない
戦没者三百十万人の死のどの死にもある生のはじまり(神戸市)松本淳一
オンラインでは運べない小麦積み海の道ゆく船のおおきさ(仙台市)佐藤牧子
★やっと動き出したウクライナの輸送船。

<永田和宏選>
ウクライナのニュースに馴れてゆく炎暑 ベトナム戦争の頃のようだね(名古屋市)水岩瞳
☆インパールで死んだ息子の年金を私の学資の足しにした祖母(東京都)松本秀男
広島の朝の石段座りて須臾(しゅゆ)「死の人影」となりしひとの名は(京都市)森谷弘志
須臾(しゅゆ)=わずかな時間
★森谷さん、原爆を浴び、影としてのみ残った人。その名は特定されていない。
「マジっすか」「ヤバイっすね」では済まぬのよ若き人らよ戦争とうは(水戸市)中原千絵子
 原爆忌われらふたつを負うており広島は夏長崎は秋(八尾市)水野一也
★戦争の歌。戦争は決して過去のものではないが、それが軍備拡張へ繋(つな)がる懸念の歌も多かった。
薊(あざみ)咲く画面一瞬振動しキーウ街道戦車通過す(佐渡市)小林俊之
☆「生き延びる事ができたらまた会おう」テレビ取材に微笑む兵士(五所川原市)戸沢大二郎
☆戦争は祈りだけでは止まらない 陽に灼(や)かれつつデモに加わる(東京都)十亀弘史

<馬場あき子選>
久米島の山暗さ増す八月や忘るべからず日本のソンミ(横浜市)一石浩司
★敗戦前後の久米島でおきた島民虐殺事件。
ソンミ虐殺50年、消えぬ記憶:朝日新聞デジタル (asahi.com)こちら
経を読むことが役に立てたとふ戦地へ征きし山寺の祖父(さいたま市)齋藤紀子
われ母と戦死の父の骨なき壺埋めて五歳より「住持」なりにし(東根市)庄司天明
疎開船沈む悪石島(あくせきじま)の闇沖縄航路は消灯を告ぐ(川越市)吉川清子
★船は対馬丸。哀悼!
顔知らぬ父もつ夫の存在の重さを今年も知る終戦日(浜松市)桜井雅子
★夫君は戦死した義父の遺児だった
戦争で分ったことが一つある国国に大量の武器のあること(川崎市)宇藤順子
日本地図の赤く塗られた土地に住み占領下と知る十歳の夏(東京都)内田三和子
★占領下の沖縄にあった十歳の少女期の自覚。
☆「生き延びる事ができたらまた会おう」テレビ取材に微笑む兵士(五所川原市)戸沢大二郎
☆戦争は祈りだけでは止まらない 陽に灼(や)かれつつデモに加わる(東京都)十亀弘史
☆インパールで死んだ息子の年金を私の学資の足しにした祖母(東京都)松本秀男

山添さん親子
HP回復のため子の髪の匂いを吸わせてもらう「ただいま」(奈良市)山添 聖子
★日々のHP(ヒットポイント。負けない体力)が欲しいと子の帰りを待つ。
夏休みの宿題のように子は指を鳴らす練習今日もしており(奈良市)山添聖子
雪女の気分になって食べているはく息冷たくなるかき氷(奈良市)山添  葵
人間ものせたらいいのかもしれないきけんゆうどく生物図かん(奈良市)山添聡介
★確かに「きけんゆうどく」ですね。
山添親子⇒こちら
👆家族、日常、つむぐ歌 「朝日歌壇」への入選常連、親子が歌集:朝日新聞デジタル (asahi.com)
 朝日新聞2022年9月13日火曜日夕刊一面

《顔知らぬ父もつ夫の存在の重さを今年も知る終戦日(浜松市)桜井雅子》
👆の短歌に寄せて
こちら

朝日歌壇 戦争を詠む PART8

2022-09-02 | 日記
朝日新聞朝刊 朝日歌壇 2022年8月分  
<永田和宏選>
「終戦はどちらでしたか」親父(おやじ)らが普通に言ってた昭和の八月(大和郡山市)四方  護
「次はウクライナ情勢です」天気予報のごとラジオが告げる(倉敷市)三村 直子
網膜に何を焼き付け逝くのだろうウクライナ兵もロシアの兵も(つくば市)小林 浦波
   ★ウクライナを注視し続けたい。

「南方で死んでんあの子」祖母言ひきその「南方」の何処かを知らず(神戸市)松本 淳一
キャンパスに沖縄の友ひとりゐて留学生と呼ばれし時代(とき)あり(徳島市)上田由美子
あれほどの火傷なりせば欲(ほ)りし水あげてもよかったといま医師は言う(アメリカ)大竹幾久子
  ★八月、今年も戦争の歌が多かった。
松本さん、子の死んだ場所さえ特定できぬ不条理が戦争。
上田さん、最大の被害を被った沖縄の不条理は本土復帰の後も今に。
大竹さんは原爆の悲惨を。

<佐佐木幸綱選>
ウクライナ画面の端に鳩ほどの鳥が現われ瓦礫に挑む(横浜市)吉川米子
七十歳でウクライナ去り来日す胸痛みつつ日本語授業す(坂東市)内田ちひろ
最新の兵器を称えコメンテイター武器を捨てよと誰も言わざり(宮城県)中松 伴子

<高野公彦選>
生活費の赤字が続き穏やかな妻がプーチンの蛮行を詰(なじ)る(いわき市)守岡和之
目的ができたと白寿の祖母の言うプーチンの死を見るまで生きると(神戸市)米谷茂
   ★共にプーチンは困った人だ、という怒り。
逃げもせず声上げもせず銃撃の現場スマホに撮りいる人々(観音寺市)篠原俊則
地に戦終わらず墓標また墓標悲しみだけを足してゆく夏(福島市)美原凍子
ゼレンスキー氏がユニクロのCMに出るようなそんな日が早く来てほしい(前橋市)西村晃

<馬場あき子選>
この塩はもと沖縄の海だつた胡瓜を揉めば涙の味す(羽咋市)北野みや子
マリトッツォ作る手立ても銃作る手立ても検索できる「便利さ」(観音寺市)篠原俊則
「抑留」を訊けど多くを語らずに父は白寿を生きて逝きたり(南丹市)中川文和
五歳にて空襲により気絶せしわれただ祈る戦争の終結(入間市)有賀政夫
  ★空襲時の幼子の衝撃の深さに驚く。
七十歳でウクライナ去り来日す胸痛みつつ日本語授業す(坂東市)内田ちひろ
  ★第二首は来日のウクライナ難民に日本語を教えている。七十歳の年齢が心を打つ。
父遥か父の日遥か二眼レフもちて被爆地に佇(た)つ父の陽炎(東京都)鈴木 淑枝
  ★父は被爆地に佇つ幻。今も見つめ合う。
かさぶたに代はりて樹皮は傷口を厚く覆へり被爆のアオギリ(神戸市)鈴木みゑ子

 若い世代が詠む「ウクライナ」 今野寿美「うたをよむ」こちら:朝日新聞デジタル (asahi.com)朝日新聞朝刊2022-8-07

 浮浪児に ならへんだけでも ましやった
 (岩川貞夫〈さだじい〉)
     ◇
 共同通信記者の岩川洋成(ひろしげ)の父親は1932年生まれ。母を3歳で、復員後間もない父を18歳で亡くした。戦中は「欠食児童」といわれ、戦後は誰が浮浪児になってもおかしくない酷(ひど)い食糧難を経験した。子供らの戦争は戦争が終わってから始まったといわれるが、その戦争に、今日も多くの子供が巻き込まれている。父親の語りを基にした洋成の『さだじいの戦争かるた』から。折々のことば:2475 鷲田清一 2022年8月22日 朝日新聞朝刊
時代を映す、あの言葉たち
「学童疎開」⇒こちら
「教育勅語」⇒こちら
「空襲警報」⇒こちら
「赤紙」⇒こちら
「奉安殿」⇒こちら
「焼夷弾」⇒こちら……
戦中・戦後の日常用語を44枚の〈かるた〉で紹介。 戦時下に少年時代を過ごした、さだじいの語りとともに、親しみやすいイラストと平易な解説で当時の暮らしを語り継ぐ。

山添親子こちら
アゲハチョウのよう虫が鳥に食べられたむしゃむしゃ太郎とよんでいたのに(奈良市)山添 聡介
一学きのお楽しみ会 教室に大きなピタゴラスイッチ作る(奈良市)山添 聡介
編集者さんに初めて会いました一緒に「ひみつきち」に入った(奈良市)山添 葵
16の倍数になるページ数自分の本棚確かめにいく(奈良市)山添 葵
 ★本の頁数は16の倍数になっていると聞いて、さっそく。

ガラスのうさぎ

2022-08-12 | 日記
ガラスのうさぎ/高木敏子のあらすじと読書感想文  2012年8月9日 竹内みちまろ

『ガラスのうさぎ』(高木敏子)という本をご紹介します。著者の高木さんは1932年生まれで、死者10万人以上を出した1945年3月10日の東京大空襲の際は、国民学校(現在の小学校)の6年生。高木さんは疎開先にいましたが、母と2人の妹を失いました。『ガラスのうさぎ』は、そんな高木さんの戦争体験がつづられた作品です。
 高木さんは、東京の下町に生まれました。両国国技館のそばです。高木さんの家は、1941年に太平洋戦争が始まるまでは、ガラス工芸品を造る工場を営んでいました。10代後半の兄2人は「ぼくたちは非国民になりたくないんだ。」と、志願兵として出征。戦争が激しくなると、高木さんは集団疎開で、幼い妹2人とともに、神奈川県へ行きます。しかし、2人の妹は、東京の家に帰りたくて、大人に紛れ込んで汽車に乗ってしまい、両国の家に行ってしまいました。母親も困ってしまい、当面、2人を家におくことに。そのまま、3月10日の大空襲に遭い、帰らぬ人となりました。高木さんは、7月に、空襲を生き残った父親といっしょに、家の焼け跡に立ちます。シャベルで敷地内を掘ると、半分以上とけたガラスのうさぎの置物が見つかりました。その父親も米軍機の機銃掃射で亡くなります。
 『ガラスのうさぎ』には、両親と妹を失い、ひとりぼっちになった高木さんの暮らしや、戦地から帰ってきた2人の兄との暮らし、親類の家に預けられた際の出来事などが記されていました。戦中、戦後の混乱の中、家の焼け跡に立て札を残し、高木さんは自身の住所を記しておいたようです。戦地から帰ってきた兄がそれを見て、現在の高木さんを訪ねてくる場面もありました。また、厳しい中でも勉強をしたいという気持ち、そして、女学校の制服へのあこがれなども記されています。戦争が終わって、両国国技館がGHQに接収され、進駐軍向けの娯楽施設「メモリアルホール」として使われていた時のエピソードも書かれていました。高木さんは試験の真っ最中でしたが停電になってしまい勉強できなくなってしまったようです。教科書を抱えたまま「メモリアルホール」に入ろうとしたとたん、兵隊から止められます。片言の英語で、本が読みたい、停電で困っていることなどを伝え、真っ暗な家々をさし示したそうです。守衛室に入れてくれて、そこの机と椅子で2時間、勉強させてもらえたことが記されていました。
 多くの人が生きることに必死だった時代、戦火のほかにも、いろいろなことがあったようですが、『ガラスのうさぎ』は、1947年5月に、「戦争の放棄」を宣言した日本国憲法が施行される場面でクライマックスを迎えます。高木さんは、「この文面は、わたしにとって、まさに輝く太陽のように、まぶしく見えた」と書いておられました。『ガラスのうさぎ』は、戦争を知らない人にも、憲法が施行された時の感動が伝わり、戦争の中で起きた事実とともに、憲法の精神や、なぜそのような憲法が出来たのかを考えさせる力がある作品だと思いました。

精華町図書館に早速問い合わせました。

児童文学書なんで、とても読みやすかったです。
本文の中で特に印象に残ったのは、
1947(昭和22)年5月3日、わたしはこの日を一生涯わすれないだろう。この日、日本国新憲法が施行された。新聞の中に書かれた全文の中で、わたしは第二章『戦争の放棄』ということばにすいつけられた。
第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

この文面は、わたしにとって、まさに輝く太陽のように、まぶしく見えた。
これなんだ、もうわたしたち国民は永久に戦争を放棄したのだ。よく歴史はくり返されるという。日本の歴史はじまって以来、はじめて日本は外国に負けたのだ。連合軍という名の外国の軍隊が日本を占領した。たしかにいくさに負けたことは、くやしいし、なさけない。そのうえ、たくさんの犠牲者を出した。
だけど、それによって、永久に戦争はしないということを憲法に定めることができたのだ。
日本だけでなく、相手国もきっときっと、数えきれないほどの被害と、悲しみを受けたであろう。わたしのように両親をなくした子もいるだろう。戦争によって利益をこうむった人は、ほんのひとにぎりの人たちだ。
私は生きてるかぎり、この憲法を守りつづけたい。そして、わたしのつぎの世代、またそのつぎの世代へと、この悲しみを伝えていきたいと思った。二度と戦争をくり返さないために。

そして、偶然にもわんちゃんとこに『ガラスのうさぎ』があります。




そして、「わたしんちにも、ガラスのうさぎありました。」

福ちゃんから届きました。

極楽の余り風

2022-07-22 | 日記
「極楽の余り風」という表現がある
「極楽の余り風」の本当の意味【浄土の風だより】 ⇒こちら
 ちょうど今頃から後に迎える夏の暑い時期、山道など歩いて汗だくになった身に、ときおり清々しい涼風が木陰を抜けて吹いてくる。〝ああ、こんな嬉しい風はない!〟と感激すると、先の言葉が口をついて出る。
 私がこの表現を聞いたのは『夏の医者』という落語が最初だったと記憶している。父を助けるため息子が老医者を伴って帰る途中、山頂で一服している時に涼風が吹いてきたのを「ああ、極楽のあまり風じゃ」と喜ぶ。落語では、そう言った途端にうわばみに飲み込まれてしまうが、医者は冷静に構え、蛇の胃の中で下剤をまく……。このように荒唐無稽な仕掛けが盛りだくさんあり、笑いが絶えない話となっている。
 落語も名作だが、「極楽の余り風」とはご法義の盛んな関西地方ならではの表現だ。もちろん落語より先にそうした言い回しがあったのだろう。しかし最初にこう表現した人はどんな心境・境地をお持ちだったのだろう。単なる感覚的な表現なのか、それとも真実仏法を解した上での嘆文だったのか。
 想像してみると面白いのだが、〝極楽にはそよ風が吹いている〟と表現するいきさつを遡ると、浄土三部経典にまで至ることになる。浄土真宗本願寺派寺院「浄風山吹上寺」広報サイト『浄土の風だより』
◆ 経典に学ぶ真実の涼風
自然の徳風やうやく起りて微動す。その風、調和にして寒からず、暑からず。温涼柔軟にして、遅からず、疾からず。もろもろの羅網およびもろもろの宝樹を吹くに、無量微妙の法音を演発し、万種温雅の徳香を流布す。それ聞ぐことあるものは、塵労垢習、自然に起らず。風、その身に触るるに、みな快楽を得。たとへば比丘の滅尽三昧を得るがごとし。
『仏説無量寿経』20 巻上 正宗分 弥陀果徳 眷属荘厳
▼意訳(現代語版より)
すぐれた徳をそなえた風がゆるやかに吹くのであるが、その風は暑からず寒からず、とてもやわらかくおだやかで、強すぎることも弱すぎることもない。それがさまざまな宝の網や宝の樹々を吹くと、尽きることなくすぐれた教えの声が流れ、実にさまざまな、優雅で徳をそなえた香りが広がる。その声を聞き香りをかいだものは、煩悩がおこることもなく、その風が身に触れると、ちょうど修行僧が滅尽三昧[めつじんざんまい]に入ったようにとても心地よくなるのである。

『梅雨明け十日』という言葉がある、こちら
カンカン照りの日、日陰も木陰もないグランドでグラウンドゴルフに打ち興じる日のこと、「そよ~~」ッと一瞬風が。
カンカン照りなのに冷~っとしたキモチイイ風でした。
「コレって極楽の余り風っと言うのんちゃうん?」「そうや、そうや、そやねぇ」っと、打順を待ってる2~3人で大盛り上がり・・・

今の時季のわんちゃんとこの庭
ショウジョウソウ(猩猩草[7]、学名:Euphorbia cyathophora)トウダイグサ科

花期に頂部の苞葉が赤く色付き、園芸用に栽培されるが、世界中の熱帯を中心に帰化植物としても分布を広げている。

キキョウ(桔梗、Platycodon grandiflorus)キキョウ科

一般的にキキョウは、紫色で花びらがすべてくっついた形状をしている合弁花を咲かせます。 キキョウの花は、おしべとめしべが一つの花の中に両方存在している、雌雄同花と呼ばれるタイプの花です

カシワバアジサイ (柏葉紫陽花、 学名 : Hydrangea quercifolia )アジサイ科(ユキノシタ科)

原産地は 北米 東南部。 花 の 色 は 白 。 葉 の形が カシワ に似ていることが、 和名 の由来。 花は 円錐 状あるいは ピラミッド 型に付く独自の形状をしており、 5月 〜 7月 に真っ白い花を付ける。 八重咲き と 一重咲き がある。

値上げ時代に対応するための節約術

2022-07-19 | 日記
ABCラジオ 『朝も早よから芦沢誠』「脳にビタミン!もしもしコラム:節約研究科の小松美和(こまつ・みわ)さん」
原油や原材料の高騰などの影響で、値上げラッシュが続いています。
電気やガスなどの価格も上昇。さらに、円相場が1ドル=135円を突破するなど、円安・ドル高も加速していて、商品の値上げラッシュに拍車が。。。
ありとあらゆるものが値上がりしているにもかかわらず、賃金上昇が追いついていない。。。
このままでは、貯蓄を取り崩したり、夕食のメニューを1品減らしたり。。。家計は大きな打撃を受けかねません!
何、減らしますか??
これまで以上に「節約ムード」も高まっていると思いますが、
いざ節約しても、なかなか成果が出ない。。。または、効率的な節約方法を模索中。。。
というい人も多いのではないでしょうか??
値上げ時代に対応するための節約術。

1つ目は。エネルギー消費が大きい家電の「エアコン」!
国も「節電」を呼びかけていますが、この気候。。。エアコンをつけないという選択は絶対ダメです!
なので、節電に繋がるエアコンの使い方をマスターしましょう。
*冷房設定温度が27度のお家は、28度にしましょう。
 これで、1ヵ月でおよそ820円の節約になります。
 (この1度の差で、消費電力は10%も減るとされています。)
*フィルターを月に1回掃除する。
 これでおよそ264円。 ひと夏(3.6か月)で、およそ1,594円の節約に。
環境省が推奨している設定温度は28度です。
この温度で使った場合の電気代は1時間で4~5円。
設定温度を下げすぎなければ、それほど電気代はかかりません。
電気代が比較的安い、扇風機やサーキュレーターをうまく活用することもおススメですし、意外と盲点の外!
夏の日差しは、室内のカーテンなどで防ぐより、窓の外側で防ぐことも大事。「すだれ」がおススメです。
また、体感温度を下げるには、「冷感グッズ」も活躍してくれます!
お風呂上りにエアコンの温度を下げたりしていませんか??
お風呂あがりに暑くてたまらん!というとき、エアコンの設定温度を下げる代わりに、「冷感タオル」を首に巻くといいですよ!
同じようなもので、使っている「枕」に着用できる「冷感枕パッド」があるんですが、
首がヒ~ンヤリして気持ちいいんです!
こういった「冷感グッズ」を活用すると、エアコンの設定温度が28度でも心地よく過ごせます。
そして、体感温度を下げる工夫をすることで、確実に「節電」に繋がります!

値上げ時代に対応するための節約術、其の2
エアコン以外に、24時間稼働している「冷蔵庫」の消費電力も侮(あなど)ってはいけません。
冷蔵庫の「節電」のポイントは⇒「開け閉めの回数」です!
開け閉めの回数は少ない方がいいですし、開けている時間は短い方がいいです。
何秒開けていますか??最長「10秒」で閉めましょう!理想は5秒!
そのための工夫として、
朝食の材料やお弁当の材料など、必ず使うものを、「空き箱」や「トレー」などにまとめておきます。
そうすると、その空き箱やトレーを出すだけで、必要なものが全部取り出せる。。。
これで、探す手間も減り、開け閉めの回数も減り、「節電」に繋がります。
また、冷蔵庫はパンパンに詰め込まないようにして、設定温度を「強」から「中」に変えるといった小さな積み重ねで、ひと夏で、およそ1,010円の節約になります。
他にも、パソコンやその周辺機器など、「待機消費電力」がある程度かかる家電には、
「節電タップ」をつけて、こまめに電源を切って、待機電力を減らしましょう。
意外とドライヤーも消費電力が大きいです。乾いたタオルで髪を拭きながら乾かすことで使用時間を短縮することができます。
この夏は、「値上げ」と「猛暑」!
無理せずできる「節電」を、今日から実践しましょう!

ABCラジオ「朝も早よから芦沢誠=脳にビタミン!もしもしコラム」
お話を伺ったのは節約研究家の小松美和(こまつ・みわ)さんです。

今の時季のわんちゃんとこの庭
フジ(藤、学名: Wisteria floribunda、別名: ノダフジ)マメ科フジ属
 

本来なら白色の藤です、返り咲き?戻り咲き?しかもピンクの花で・・・
 👇2022年4月13日撮影


つる性落葉木本で日本の固有種 。

ギンバイカ(銀梅花)フトモモ科 別名:ヴィーナスノキ 
 
原産地:地中海沿岸から中近東にかけて
古代ローマではヴィーナスの花だった。ギリシャでは花冠にされ、花嫁花婿、列席者を飾った。

シロヤマブキ(白山吹、学名:Rhodotypos scandens)バラ科
  
環境省レッドデータブックに絶滅危惧IB類(EN)として記載されています。
絶滅危惧種に選定されていますが、挿し木や実生での繁殖が容易なため、庭木として流通しています。
シロヤマブキは一属一種の植物で、シロヤマブキ属に分類されている植物は本種のみとなっています。
ヤマブキと名前に付いていますが、これは花や葉がヤマブキに似ていることに由来しており、ヤマブキの白花品種という訳ではありません。
ヤマブキはヤマブキ属、シロヤマブキはシロヤマブキ属に分類されており、別属の植物です。
花弁はヤマブキは5枚、シロヤマブキは4枚