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ルーブル美術館

2014-11-30 | フランス

【ルーブル・ピラミッド】
この日は、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔、ルーブル美術館と、3ヶ所も回りました
それぞれをじっくり見ようと思うと、けっこう疲れます
ルーブル美術館に至っては、体力的にどう頑張ってもじっくり鑑賞できるのは僅か数点です

そこで、私が選んだのは・・
【サモトラケのニケ】
1863年にエーゲ海のサモトラケ島で発掘されたギリシア神話に登場する勝利の女神ニケの彫像です
優美で力強い大きな翼と、風に向かい立つ女神の体に張りつくような薄衣は躍動感そのものです
ミロのヴィーナスよりも、ダ・ヴィンチのモナ・リザよりも、最も感動したのはサモトラケのニケでした

【ミロのヴィーナス】

ちょうど50年前、日本に来たミロのヴィーナスを国立西洋美術館に観に行ってきたと
ふだん穏やかな口調の慶大生の家庭教師が、いつもとは明らかに違うテンションで
その様子を語ったのを思い出しました  私はこんなにゆったりと鑑賞しているのに
彼女はどれだけの群衆に揉まれながらヴィーナスを垣間見たのでしょう

※ ルーブル美術館から海外へ渡ったのは、1964年の国立西洋美術館と
  京都市美術館で行われた特別展示のみだそうです

【モナ・リザ】
世界で最も有名な肖像画とも言われるレオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザ
モデルは、フィレンツェの商人の妻リザ・デル・ジョコンドとする説が最も有力ですが
未だにモデルの正体や、絵に隠された謎などに関してさまざまな議論が絶えません
夜間の鑑賞でしたので、さほど人も多くなく一番前で思う存分撮影できましたが・・
どう頑張ってみても、モナ・リザと私たちを隔てる厚いガラスへの映り込みを完璧に
排除することは出来ませんでした
そんなモナ・リザより、口元に笑みを湛え、モナ・リザとのツーショットを自撮りする
女性と、その彼女を見つめる青年に焦点を合わせてみました(笑

【眠るヘルマフロディトス】
ニンフ(ギリシャ神話の妖精)、サルマキスの誘惑を拒んだヘルメスとアフロディーテの息子、ヘルマフロディトス
サルマキスは全能の神ゼウスに、2人の体を永遠にひとつにし、両性具有の体にしてほしいと頼みました
その、気怠い姿態が何とも官能的な女性像の反対側に回ると・・  なんと豊満な乳房をもった青年なのです!

【皇帝ナポレオン一世と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠】
1804年、パリのノートルダム大聖堂にて行われたナポレオン・ボナパルトの「戴冠式」の様子を描いた歴史画
ナポレオンはローマ教皇ピウス7世をパリまで呼び寄せたうえ、教皇から冠を奪いとり、自らの頭に置きました
この絵では、冠を授けているのがナポレオンで、授けられているのは妻ジョセフィーヌになっていますが
画家のジャック・ルイ・ダヴィッドは、下絵では自分で冠をかぶるナポレオン像を描いたことが判明しています
しかし、あまりにも挑戦的、独裁的で、後世に残す絵画としてふさわしくないという判断のもとに修正しました
修正後の絵では、ナポレオンが皇后となる妻ジョセフィーヌに冠を授けようとしており、背後に描かれている
ローマ教皇ピウス7世は、人指し指と中指をかざしています
ヴェルサイユ宮殿の戴冠式の間にあった絵は、ダヴィッド自身によるレプリカです

【ルーブル・ピラミッドの内部】
1989年に完成したガラスと金属のピラミッドは、ルーヴル美術館のメイン・エントランスとして使用されています



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