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瀬戸内国際芸術祭2013 秋 高見島

2014-03-02 | 瀬戸内国際芸術祭

本島港から、秋会期開催中のみ運航される高速船に乗って25分、高見港に着きました
高見島は、塩飽諸島の最高峰でもある龍王山を中心に南北に細長い円錐型の島で
港のある浜集落、斜面に路地の張り巡らされた浦集落と、現在は人の住んでいない
板持集落の3ヶ所に分かれていますが・・ 
最盛期には1000人以上だった人口も今はわずか40人足らず、平均年齢は80歳近いと
あっては この島のそう遠くない将来はどうなっているのでしょう
そして、もう少し長いスパンで捉えれば・・ まさに日本の縮図(・・とは言いたくない!)

* 高見島は、高見島プロジェクトとして京都精華大学の関係者が作品を展開しています *

● 浜集落 ●
小松 敏弘 【Sea Room】
海水入りのガラス瓶を積み上げ、サンプリングされた海水の変化を追う
私としては、ガラス瓶を通して見える景色や黄色い旗、瓶の中の貝に興味が・・

● 浦集落 ●
市村冨美夫+中川裕孝+テキスタイル研究室 【畏敬・よみがえる失われたかたち】
多度津町のすべての園児、小中学生たちがつくった3000枚もの旗と大漁旗を展示
たくさんの黄色い旗が海を背景にして風にたなびく様がとても爽やかで好きです
(多度津町は香川県の中部に位置し、瀬戸内海の行政区部内に高見島があります)

板持いたもち集落 ●
【板持廃村再生プロジェクト実行部隊】
数年前に人口ゼロとなった板持集落跡を覆う雑草や竹林を除去し、廃村の姿を提示する
人が入らないと、わずか数年で家も道もこんなにも荒れるものかと驚きました

● 再び浦集落 ●
2時を回ってしまったので、お腹もだいぶ空いてきました
野村正人 【海のテラス】
高台にある民家の庭を海と一体となるようなテラスにし、目の前に広がる瀬戸内海を見ながら
イタリア料理が味わえる空間をつくる 運営協力=イタリアン・レストランDEAR
昼食は、塩飽家別館に泊まったU.Kさんお薦めの「瀬戸の小エビのペペロンチーノ」にしました

小西通博+楠本衣里佳+河野有希+藤野裕美子 【高見島へのオマージュ】
瀬戸内の伝統的な風物や暮らしへの畏怖をテーマにしたインスタレーションを発表
立派な造作の屋敷は、屋内・屋外 随所に手の込んだ細工が施されていました
同じ敷地内に海のテラスがあり、食事を待つ時間も有効に観賞することができました




自主参加の作品 いろんな動物がいましたが、かわいい豚さんをアップ
まだまだ続きますが、長くなるので今日はここまでにします

・瀬戸内国際芸術祭2013 秋・高見島・うまいもん