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ぐるっと本島 1

2014-02-21 | 瀬戸内国際芸術祭

ここまで粟島、丸亀、本島をアップしてきましたが
初日も2日目も、3日目にやっと青空です
作品観賞しながら本島一周を歩くことができました

村尾 かずこ 【本島 泊 漆喰・鏝絵こてえ看板プロジェクト】
島の人々から昔話や言い伝え、島に活気があった時代のエピソードなどを聞き取り、その様子を図案化し
漆喰・鏝絵看板にして、店や民家の軒先に設置  泊地区を散策しながら8ヶ所に設置されている看板を巡る

塩飽家さんの漆喰・鏝絵看板は私たちが泊まった別館の門の所にありました
酒田商店
以前はなんでも売っていて、島の百貨店のようでした
特に海水浴シーズンは食事をする暇もない程忙しく、ジュースは冷える間もない程売れたそうです
マイペースマラソン
参加者と島の人々のふれあいの場として開催されるマラソン大会は毎年、小学生からお年寄りまで、島内外から約600人の参加がある島の一大イベント
塩飽
この辺りは潮の流れが複雑で「塩が湧く」ように見えることから「塩飽」とよばれるようになりました この海域の人々は「塩飽水軍」とよばれ、中世から江戸中期にかけて海運業で活躍し繁栄しました
虫送り
五穀豊穣と無病息災を祈る行事で、旧暦6月1日に行われます 念仏を唱えながら大数珠を繰り、地区をまわってお札を立て、藁舟に虫を乗せて海に流します 本島では泊地区だけで行われている伝統行事です
太子堂
法隆寺を建てた聖徳太子を大工の祖神として祀っているお堂 仕事の無事成就と身の安全を願う太子信仰の拠り所として、島の5人の大工たちが建てました
泊 秋祭り
ちょうさは太鼓台のことです 泊地区の秋祭りは
昭和30年頃まで ちょうさ、神輿、だんじりも出て
とても賑やかだったそうです

力五山(加藤力、渡辺五大、山崎真一) 【つなぐ】

天平元年(729)に建立され、近年は檀家が離れ、人々の手が入らない状態となった惣光寺を蘇らせ
山門から本堂まで草が生い茂った境内に橋をかけ、アルミ箔で本堂を覆って銀色に輝かせる
※ 絵馬は一枚一枚手描きのようです 作品名と同じくもつながっていますね かわいい~

これも【つなぐ】の作品の一環なのかどうか・・
惣光寺手前の本島小学校脇に、写真を元にして描かれたと思われる絵がありました

齊藤 正×続・塩飽大工衆 【善根湯×版築プロジェクト
かつて塩飽諸島は優秀な船大工に恵まれていた
彼らは江戸中期以降宮大工や家大工となったが、今では忘れ去られようとしている
その復活を願い、続・塩飽大工衆として活動を開始する
● 版築の説明を現地で聞いたのですが、再度 wikiで調べました ●
版築は土壁や建築の基礎部分を堅固に構築するために古代から用いられてきた工法である。
版築を作る部分を決め、両側を板などで囲み枠を作る。
板で挟まれた間に土を入れる。より頑丈にするために土に小石や砂利、藁や粘土を混ぜることもある。
たたき棒や"たこ"と呼ばれる道具で、入れた土を硬く突き固める。

建物は目に見える地上部分だけでなく、同じ工法の基礎が地中深くまでしっかり作られています
たたき棒で土をコンクリートの様にしっかり固めては、また土を入れ固めるので壁が縞模様です
このように手間がかかるので作業はなかなか進みませんが過程を見てもらうのも目的の一つとか
右の写真の壁に立てかけてあるのがたたき棒です     

善根湯は、このきれいな海に面しています ここもまた「海の上の診療所」の第一話のロケ地となったところです


・瀬戸内国際芸術祭2013 秋・本島・瀬戸内の橋