昨日は東京国立近代美術館の 竹内栖鳳展 (前期)に行きました 栖鳳は元治元年(1864)に京都に生まれ、西の栖鳳 東の大観と呼ばれ、明治・大正・昭和に渡って活躍しました 幸野楳嶺に師事し円山・四条派の写実をもとにしながら、狩野派や大和絵の技法も積極的に取り入れましたが ヨーロッパの写実主義からの大きな遅れを取り戻さねばとの思いがあり、写生の本質を追求した画人でした |
後期にはこの班猫(重要文化財)も展示されます |
閉館時間の5時までじっくり鑑賞した後、ミュージアムショップで物色して外に出ると すっかり秋色の夕陽に照らされたビルが、皇居・大手濠の水面に映っていました お濠にかかる橋は内堀通りの毎日新聞社前から大手濠を渡って皇居東御苑に入る平川橋です 皇居の内濠に架かる橋としては数少ない擬宝珠付きの欄干を持った木橋です 擬宝珠には「寛永」「慶長」 などの銘があり、最古のものは慶長19年(1614) の年号が残っています |
美術館めぐり・東京国立近代美術館・東京の橋 |