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瀬戸内国際芸術祭2013 夏 屋島

2013-09-03 | 瀬戸内国際芸術祭

瀬戸内芸術祭夏会期最終日に観音寺をアップして、「これで私の夏会期編も終わった!」と
ホッとしたのもつかの間・・ 旅行最後の日の屋島がすっかり記憶から抜け落ちていました

かつて屋島は火山台地の島でしたが、現在は埋め立てられ高松の海岸部に突き出る半島です
古くは天智天皇2年(663)、唐と新羅の連合軍に歴史的な大敗を喫した 白村江の戦い の後に
国内防備のため築城された屋島城の遺跡といわれる遺構、源平合戦の古戦場など歴史的にも
興味深い地であり、また四国霊場第84番札所の 屋島寺 もあります

レアンドロ・エルリッヒ 【美しく捨てられて】

むむッ、アーチの向こうは・・
ケーブルカーはもはや山上に人々を運んできません。時間は屋島山上で止まっているようであり、山上では過去に多くの物語があったことでしょう。
私はあるマジックが光を駅舎へ持ち込むのではないかと考えました。 しかし、マジックそのものではなく時を知らせる何かです。
私は「止まった時間」のイメージを考えました。 時間に関するプラトンから中国に至る歴史のなかで、影がこの作品のよい助けになるのではないか。 影は決して留まることなく動き、世の中で留まっているものはありません。 地面に影を固定することが、「止まった時間」のイメージになります。
大きな鏡(と地面に影のないエリア)は、建物の向こう側の空間へと誘う開口です。 しかし、人が近づいて見ると、後ろを映す鏡であることに気付きます。 現在は過去の上に立ち、未来は、いつも幻覚です。
レアンドロ・エルリッヒ
アーチに近づいてみると、なんとそれは本物の素材そっくりにできた張りぼてで、その後ろには駅舎の出入り口である玄関がしっかりありました
レアンドロ・エルリッヒの作品は 金沢21世紀美術館 にも載せています

高松港に面した断崖に突き出た大きな岩の形が獅子に似ていることから名付けられた『獅子の霊巌』
その『獅子の霊巌』の上にある展望台からは高松市内、五色台、男木、女木の島々など瀬戸内の
多島海の美しさを満喫でき、瀬戸内海随一の展望といわれています



屋島ケーブルの駅舎で作品の説明をしてくれたボランティアさんに教えてもらった わら家 で昼食

※ マウスオンで説明が出ます

次回からはかっちゃんご所望の【食べてばっかしやん】を予定しています


・瀬戸内国際芸術祭2013 夏・高松・屋島・うまいもん