今回の旅のハイライト・・・ 黄山です! 水墨画の世界に迷い込んだような絶景が広がる黄山は一つの山の名称ではなく、72の奇峰からなる山々の総称で、1990年に世界遺産に登録されました また明の時代の地理学者・徐霞客をして 「中国で最も美しいと言われる5つの山、泰山・華山・衡山・嵩山・恒山に登れば他の山は見なくてもいい しかし黄山に登ったら、その五大山すら見る気にならない」 と言わしめた中国でも随一とされる風景区です この説明に納得できるような、誰もが登ってみたくなる景色をアップ出来たら最高だったのですが・・・ 山の神様のご機嫌はゆるやかに下り坂 それでも... 当初の計画は黄山で初日の出を拝もうと言うものでしたが、元日はかなり混みあうらしいので ビューポイントでゆっくり写真も撮れないのでは... と言う懸念から、日の出・夕陽をゆっくり見たいと 一日前倒しの日程に変更したお陰で、雨に降られるという最悪の事態は免れることができました |
<
しかし... 厚い雲に阻まれて夕陽はこれだけ 美しいたそがれ色の空にはなりませんでした(1枚めとマウスオン) 大晦日の朝はまだ薄暗い中、ヘッドランプを点けてホテルを5時半に出発 又しても... 脳裏に描いていた雲海とそれを金色(こんじき)に染めて昇る太陽と言う図は完全に裏切られました いくら待っても雲海も出てこなければ太陽も顔を見せません (クリック) おまけにガスのために写真も色が出ず、まるで墨絵のようなものばかり 幾度となく来ているはずのガイドさんでさえ雲海に浮く島のような峰々の向こうに周囲を茜色に染めながら沈んでいく感動的な夕陽を見たのはたった1度だけというのですから 初めて黄山に登ってそんな究極の夕景や日の出を見ることが出来る人はよほど幸運な人なのでしょう 因みに... 私たちが下山した翌日は雨で、初日の出どころか奇峰が連なる景色を見ることさえ儘ならなかったそうです |
07.01中国旅行 山登り・黄山・MAGIC HOUR |