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一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

メールや電話の建築トラブル相談

2007年09月06日 22時39分51秒 | 住宅検査・トラブル相談
みなさん、こんばんは。ミタス一級建築士事務所の清水煬二です。

最近、電話とメールの相談が多いです。一般の方だけでなく、業者の方からも相談が来ます。

最近の例は、まだ解決していない可能性が高いので、かなり以前の内容で一般的な相談ということで簡単にお話しましょう。

例えば、「ハウスメーカーで建てたが、家が傾いている。計測しても、データーを見せてくれない。担当が、転勤で変わったと何度も結局途中で逃げる。どうすれば良いか」

とか、

「家の不具合で建築士に建物の調査をしてもらったが、何か信用できない。どうすれば良いでしょうか。」

とか、

「建売を購入したが、工事が悪い。建替えて欲しいが、住宅保証機構も手直しすれば大丈夫だと言っている。どうすれば建て替えしてもらえるのかアドバイスして欲しい。」

というような要望や交渉して欲しいというような依頼もあります。

私は、交渉をすることを目的には動きません。診断したり、調査した内容の説明や質疑応答、手直しの方法は業者と直接でもしますが、交渉を目的としているのではありませんので、念のため。

設計監理の物件であれば、交渉以上のことを工事業者としていますが、第三者としては、交渉は示談屋になるので、できないのです。

業者の方からも、「建替えなければならない内容でしょうか?」といったような相談もきますが、そういう内容を電話で簡単に判断できるはずがありませんし、「お伺いして話を聞いて欲しい」と言われることもありますが、話を聞いても、現場と図面を拝見してみないと何とも言えません。外から見るだけでなく、剥がして見ないとわからないことも多いのです。

また、私が大丈夫と言っても、ダメだと言っても、どちらにしても相手がいますので、相手が納得しないといけませんね。

最初から答えありきで、こういう風に交渉を勝ち取りたいがどうすればできますか?という相談には、道筋や考えかたをお知らせするだけです。


調査に行った相談内容でも、内容によっては、段階を追って業者とやり取りをして頂くことがあります。一度に話すと話しが決裂して裁判や調停以外余地がなくなることがあるので、その前に段階をおって相手と交渉して頂くということです。


調停でも裁判でも、片方からだけ聞いていると、「随分ひどい…。」と思うことはよくあります。しかし、相手にもそれぞれに必ず言い分はあるようです。内容によっては、一気に決着とならないこともありますので、こじれた場合は、覚悟が必要です。



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