河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

ピアノの位置など

2009-03-22 14:14:20 | モーツァルトに会いたい5
本番でのピアノの位置、蓋を取っ払ったことなど
昨日の続きです。

アンサンブルとしては
あの位置は一番やりやすかった反面、
自分のピアノの音の聞こえ方としては
たいへん難しかった、というのも事実です。

ピアノの蓋は
結局ピアノの音の反響版の役目を負っているわけで
それをトルということは
音が拡散する、ということ。

アルティという会場は、
その場合でも比較的問題が少ないと思われますが
それでもやはり自分のピアノの音が
いつもよりはたよりなく聞こえる。

それでがんばってしまう、という罠に陥りやすい。

モーツァルトのピアノコンチェルトは
ピアノとオケが対立するのではなく
基本的には
溶け合う、というか
オケの上にピアノの音が乗ってオケの音を彩る
みたいな・・・。

指揮者がいたらそういう問題はなく
つまり
本来のオケとピアノの位置になり
音の問題もある程度解決するかもしれないのですが

練習の中身というか雰囲気というか
それが全然違ってくる・・・。

指揮者が居る、ということは
彼がその場を仕切るわけで
よく言えば
練習は効率的にできるし
音楽的な責任はその指揮者が負う。

実際に音を出す演奏者は
一つのコマになって自分のパートの音を出す・・・
というふうになる。

今回はそうではなく
音を出す皆がそれぞれ積極的に音楽作りにかかわって
本番に向かいたかった。

その点
今回の2回の練習はとてもいい雰囲気で
それぞれのパートの皆さんの間にいろいろなやりとりがあり
音楽的なアイディアを言いあい
本当にバックアップしてもらってる、という感じがありました。

続きはまたのちほど。
(またブログが消えたらいやなのでここでアップします。)
コメント
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