2月18日日曜、ザ・フェニックスホール(大阪梅田新道)の本番で弾く、2曲のヴァイオリンソナタ。
モーツァルトとR.シュトラウス、どちらも惚れ込んでます。
この楽譜は、モーツァルトK.378の第2テーマ。
ずいぶん前の日記にこの楽譜をアップしたまま、何がすばらしいかも書かないままでした。
めっちゃ上等なこの部分、書き出すとキリがないので、今日は、その中でもとびきりの所を。
①この楽譜でいうと、2小節目のピアノソロ「ソ・ド・シ♭ーラ」の「ラ」は、「ヘ長調Ⅵの和音(短三和音)」(半拍後には「ヘ長調Ⅰの和音(長三和音!)」)。
②さらに、5小節目でヴァイオリン(今回はフルート)が入ってくると、今とまったく同じテーマ「ソ・ド・シ♭ーラ」の「ラ」が、今度は、「ト短調(!!さっきはヘ長調でした!)のⅤの和音(長三和音)」になってる。
それも、たった一個の音「ファ」に♯が付いただけで!!
つまり、
①では、「ラ」は、長調の中の短三(マイナー)和音で、
②では、「ラ」は、短調の中の長三(メジャー)和音!!
この、なんとも複雑微妙なハーモニー!!
だから、この楽譜の7小節目に入ったとき(ト短調)、ほんとにほんとにきれい。
モーツァルトさんが、ピアノのパートにPP(ピアニッシモ)と書き入れたの、すごくすごくすご~くわかります。
ト短調って、独特のうす緑色を帯びた愁いがある。
それが、ピアノ右手16分音符のピアニシモのさざなみになっているのですね。
モーツァルトとR.シュトラウス、どちらも惚れ込んでます。
この楽譜は、モーツァルトK.378の第2テーマ。
ずいぶん前の日記にこの楽譜をアップしたまま、何がすばらしいかも書かないままでした。
めっちゃ上等なこの部分、書き出すとキリがないので、今日は、その中でもとびきりの所を。
①この楽譜でいうと、2小節目のピアノソロ「ソ・ド・シ♭ーラ」の「ラ」は、「ヘ長調Ⅵの和音(短三和音)」(半拍後には「ヘ長調Ⅰの和音(長三和音!)」)。
②さらに、5小節目でヴァイオリン(今回はフルート)が入ってくると、今とまったく同じテーマ「ソ・ド・シ♭ーラ」の「ラ」が、今度は、「ト短調(!!さっきはヘ長調でした!)のⅤの和音(長三和音)」になってる。
それも、たった一個の音「ファ」に♯が付いただけで!!
つまり、
①では、「ラ」は、長調の中の短三(マイナー)和音で、
②では、「ラ」は、短調の中の長三(メジャー)和音!!
この、なんとも複雑微妙なハーモニー!!
だから、この楽譜の7小節目に入ったとき(ト短調)、ほんとにほんとにきれい。
モーツァルトさんが、ピアノのパートにPP(ピアニッシモ)と書き入れたの、すごくすごくすご~くわかります。
ト短調って、独特のうす緑色を帯びた愁いがある。
それが、ピアノ右手16分音符のピアニシモのさざなみになっているのですね。