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2009.12.18 遅ればせながら、今年のお正月の続き#2(お煮染め)


上の写真は、今年のお正月のお煮染めです。
(昨年でおせちご招待は打ち切り、今年は自分だけの予定で作ったのと、多忙で材料の吟味も悪く、
お見せするほどのものではありません。汗;;)

私は、お煮染めが大好きです。
あまりにも、好きなので、お正月にしか作りません。お正月の特別の楽しみに取っておきたい為です。

私は、大根は大根だけ、こんにゃくはこんにゃくだけ、里芋は里芋だけと言う風に、すべての食材を、
別々に煮ます。これは、私の母も、そうしていました。昔の人はそうしていたようです。
以前、いろいろな野菜をいりどり風に、一緒に煮てみたことがありますが、一度でこりました。
お煮染めの中身が、同じ味、同じ香りになってしまうのは、がっくりしました。
でも、いりどり風でも、何処かで美味しい煮物を食べたことがあるように思います。

私は、お煮染めは、ゆっくりと時間をかけて、静かに煮含めます。味は薄味です。
静かな火で、よく煮染めると、大変日持ちがします。
これは、よく火を通すことで、食材の中の水分と出汁が入れ替わった状態になるから、美味しくなり、
日持ちがするのではないかなと、私は思っています。

料理は出汁が勝負ですが、特にお煮染めはそう思います。出汁さえ美味しければ、少しの醤油だけで、
食材の甘みが引き立ち、何とも言えないほど、美味しくなります。
大根は大根だけ、ごぼうはごぼうだけ煮て、煮上がったら、蓋を取らずに、そのまま冷まします。
煮物は、冷えてゆくときに、美味しくなると思います。
鍋の中ですっかり冷めてから、初めて蓋を取り、容器に移します。

なお、ご招待時の、料理の盛りつけは、いつも、友人たちがやってくれました。今年も。
(どの料理をどのお皿に盛るかは、私が決めます。自分の器ですから、自分が一番知っているので。)
ただ、いつも思うのですが、友人たちの盛りつけは、一様に、洋風のオードブルを模しています。
お煮染めなのに、まるでオードブルの様に放射状に盛りつけられていることがあり、後で写真を見て、
びっくりすることがあります。
オードブル風は、華やかさはあるでしょうが、日本料理の場合は、海老なら海老、里芋なら里芋を少し
ずらしながら置く方が上品です。

ちなみに、私は、盛りつけが上手だと言われます。
以前、私のことを、「料理の盛りつけを見ていると、オーちゃんも、センスが良いことが分かったわ。
・・・うん、料理はセンスは良い!」と、おしゃれ自慢の親友が言いました。
「え~?料理の盛りつけは、センスが良いけど、何なら、センスが悪いのよ?」と聞いたら、ケラケラ
笑っていました。シツレイナ!プン!
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