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「引きこもり」と「消えた高齢者」

2010-09-09 | ニュース 社会

「親には生きていてもらわないと困る」“消えた高齢者”の背景にある引きこもり問題の根深さ(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

●「引きこもり」に対する内閣府の調査でさえ、30代が半数近くと最も多かったにもかかわらず、39歳までのデータしか採っていないため、40歳以上の「引きこもり」の実態については、いまも全体像が明らかにされていない。様々な事情で社会から離脱し、「引きこもり」生活を送る人たちは、妻(夫)がいた場合でも愛想を尽かされたりしていて、結果的に親元で同居していることが多い。そんな彼らにインタビューすると、親も高年齢化やリストラなどによって会社を退職。すでに年老いた親は年金生活に入っていて、本来なら現役世代のはずの人たちが働くことのできないまま、収入の多くを親の年金に頼っているという実態である。「親には生きていてもらわないと困る。年金の収入がなくなってしまうから…」

DIAMOND online からの引用です。記事にあるように、「消えた高齢者」問題と「引きこもり」問題の根っこが同じだというのは、確かにそうかもしれないと思う。この問題に加えて「煮詰まった親子」が引き起こす家庭内の傷害・殺人事件もやはり根は同じなのだろう。親が先に亡くなるという大前提に立てば、その時が「親の死を隠して年金を不正受給する」のか、それとも「役所なりに自ら相談して生きていく道を見つける」ことが出来るのかの岐路だろう。年金の不正受給なんていつかは発覚するものだし、そこまでして生きている意味があるのだろうか、と思う。先に挙げた「煮詰まった親子」が引き起こす事件は、そうなる前に親が我が子を何とかしたいという思いの結果なのだろう。

今日の一枚も、「夏に京都へ」です。

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