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議員の口利き

2009-05-31 | ニュース 社会

割引制度利用、郵政支社長が承認 自称障害者団体に(朝日新聞) - goo ニュース

障害者団体向け郵便割引制度を悪用した事件でのうち「凛の会」のケースについては、ほぼ全体像がわかってきたようだ。民主党の石井一議員の私設秘書を一時務めたことのある倉沢容疑者(73)が厚生労働省障害保健福祉部企画課係長の上村勉容疑者(39)に制度利用の適用を迫り、その上司の課長(現・局長)、その当時の東京支社長までもが「制度の利用を承認した」というのが真相のようだ。

●朝日新聞は、凛の会について「低料第3種郵便物」の制度利用を認めた日本郵政側の証明書のコピーを関係者への取材で入手した。それによると、証明書は04年6月21日付で発行され、凛の会の定期刊行物について「障害者の福祉目的」と認定。東京支社長の名前が印刷され、職名の入った印鑑が押されていた。 凛の会はその後、東京・日本橋の郵便窓口に証明書を提出して定期刊行物を格安で発送することが認められ、企業のダイレクトメール広告の不正発送を始めたとされる。

上に記事から一部分を引用したが、当時の課長も支社長も新聞社の取材には「凛の会」というのは聞いた事もないと惚けていたのだから恐れ入る。これからの捜査になるが、便宜を供与した見返りを受け取っていないかを徹底的の調べてほしい。役人が不正に加担した事で何億かのお金が赤字となって国民負担になったのは紛れもない事実なのだから。もう一つの問題は、石井一議員だ、こちらも当初は名前を使われただけだと発言していたが、元障害者保健福祉部長(57)が大阪地検特捜部の任意聴取に、「2004年2月頃、国会議員から凛の会への対応を電話で頼まれた」と供述している。一度捜査本部に呼んで事情を聞いてみるべきだろう。議員の口利きが行政に不公平をもたらしているならば、この際徹底的に追求するべきだ。

今日の一枚は、5月・季節の花です。

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議員は外圧で動く

2009-05-30 | ニュース 社会

性暴力ゲーム規制強化へ、与党が流通歯止め検討チーム(読売新聞) - goo ニュース

この横浜の会社が創ったというソフトの問題が新聞に載り、ブログに書いたのは5月8日のことだ。ようやく自民党・公明党の与党も重い腰を上げるようだ。しかしまだ規制強化の必要性を検討する段階だというから、規制できるのはいつになることやら。

●少女らをレイプして妊娠・中絶させる過程を疑似体験する日本製パソコンゲームソフトに、国際人権団体などが抗議を行っている問題で、自民党は29日、同種のゲームが多量に流通している状況に歯止めをかける方策を検討するチームを発足させた。公明党も今月中旬に検討チームを作っており、与党内で規制強化をめぐる議論が本格化しそうだ

記事から一部を上に引用した。この種の問題に関してはさすがに女性議員のほうが敏感なようで、野田消費者相は「子どもを守るバリアが日本ではきわめてルーズだ」、山谷えり子参院議員は「日本のコンテンツ産業をさらに発展させていくにも、こうしたゲームで信頼を損ねてはいけない」との談話を発表している。まさか男性議員から屁理屈をつけて規制に反対する意見が出るような事はないとは思うが、もしそのような場合には新聞などでその氏名を発表してほしい。先の臓器移植の問題といい、この問題といい、外圧がかかってからやっと議論が始まる日本の国会というのは普段は何をしているのやら。

今日の一枚は、世界遺産「姫路城」です。

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懲役6年…名古屋地裁

2009-05-29 | ニュース 社会

父、その瞬間 何度も涙 息子の無念思い体は悲鳴 力士暴行死 元親方実刑 (産経新聞) - goo ニュース

力士の暴行死事件で名古屋地裁は元時津風親方の山本被告(59)に懲役6年の実刑を言い渡した。妥当な判決だと思う。

●「僕いい子になるから、迎えに来て」。息子の最後の電話が耳に残り、「帰ってこい」と言ってやれなかったことを今も悔やむ。実家に戻ってきたのは、全身が赤黒く変色、あざだらけになった遺体だった。●「元親方の態度はあまりにも人ごと。いまだに悪いと思っていないのでは。捕まったことに対する不満も感じる」と振り返る。「(山本被告には)自分の口で真実を語ってほしい」

親としては上に取上げた引用文の「僕いい子に…」がいつまでも耳に残って離れないのだろう。「何とかその世界で頑張ってほしい」という親の願いが我が子を死に追いやってしまったのかという悔恨の情が。相撲の世界の事は全く知らないが、17歳の青年を「なぶり殺し」にした元同僚を、「日本相撲協会は既に山本順一を解雇しておりますので、判決に対し意見を申し上げる立場にありません。日本相撲協会としては、今後二度とこのような不幸な事件が起きないよう、協会員全員に対し、厳に注意を喚起しましたし、今後とも折あるごとに指導、教育を徹底していく決意を固めております」との理事長の談話はいただけない。相撲界という小さな世界を守るのに必死なのは解るが、上位陣が殆ど外国人の今の相撲界など、必要が無いのでは。

今日の一枚は、彫刻の先にあるものです。

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加盟店主、頑張れ

2009-05-28 | ニュース 社会

毎日新聞朝刊連載の「捨てないで/6」より。サブタイトルは「コンビニ値引きの動き」です。今年2月に「セブン-イレブン・ジャパン」本部に売れ残り食品の値引き販売を制限する不公正な取引をしたとの疑いで公正取引委員会が調査に入ったようだ。独占禁止法違反の疑いだ。

●費期限をチェックして回る。朝昼晩と工場から新たな弁当やおにぎりが届くたびに、期限が迫った商品をかごに集め、店の裏に回す。やがて自治体の回収業者の車が来ると、産業廃棄物として渡す。その量、1日に20~25キロ。しかも回収費用は自己負担だ。店主は以前、大手スーパーで働いていた。値引きしても残ると従業員が買ってまでして、売り切っていた。「こんなことを続けていたら、ばちが当たる」。コンビニで毎日大量の食品を捨てながら、そう思ったという

●コンビニは消費者のライフスタイルに合わせ、24時間常に新しいものを店頭に並べている。そのニーズがある以上、廃棄はなくせない

記事から一部分を上に引用した。回収費用と商品の原価を加盟店側に負担をさせ、せっせと未だ食べられる物を捨てていたコンビに業界。ばちが当たるどころか、地球規模で考えたら、日本の恥を世界に晒していた事になる。二つ目のコンビニ大手の幹部の言葉だが、この問題を消費者の要望とばかりに自己を正当化しようとしている、あきれた考え方だ。24時間オープンしているコンビニなんて、本当に必要があるのか日本全体でもう一度考え直してはどうだろう。少なくとも、私には必要ないが。

今日の一枚も、姫路の彫刻です。

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45時間14分

2009-05-27 | ニュース 社会

【風】臓器提供 救命の最前線では(産経新聞) - goo ニュース

臓器移植法改正案がいよいよ審議に入ったが、今日の産経新聞の(「風」臓器提供 救命の最前線では)を読むとここでも救急現場の過酷な実態が伝わってきた。

●日本臓器移植ネットワーク医療本部の調べでは、脳死での臓器提供70例で、2度にわたる法的脳死判定や臓器摘出手術など提供にかかわる、すべての手順を終えるまでにかかる平均所要時間は「45時間14分」だ。ただでさえ救急医療の崩壊が問題になるなかで、これだけの負担を救急側に求めていることも、臓器移植が増えない原因だと指摘する医療関係者は多い

記事からの引用文を上に載せたが、今度の国会で仮にA案が通ったとしてもこれでは必要とされる臓器移植があまり増えない事も考えられる。そこでA案を主張している自民党の冨岡氏の言う「地域ごとに専門医による脳死判定チームを置くことなどの支援策」も同時に必要になってくる。この産経の「風」では前回の臓器の提供を受ける側が待っているのは、他人の「死」ではなく「尊い意志」であるという考えも、もっとマスコミを通じて広めてほしい言葉だ。小児の脳死移植で「虐待による脳死移植をふせげるのか」という議論があるようだが、移植案を現行どうりにとどめておくための言いがかりの議論だ。もうちょっと人間を信じようよ、臓器移植を待っている大勢の人間のためにも。小児虐待の方は警察に任せればいい話だ。

今日の一枚も、姫路の彫刻です。

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参議院を廃止へ

2009-05-26 | ニュース 社会

橋本聖子副大臣、核実験答弁しどろもどろ 参院審議中断(朝日新聞) - goo ニュース

橋本聖子外務副大臣には何の関心もないが、選挙対策としてただ名前が売れているだけで担がれる、いわゆるタレント議員にまともな答弁を期待する方が無理というもの。

●25日午後の参院予算委員会で、橋本聖子外務副大臣が北朝鮮の核実験に関する答弁でしどろもどろになり、質疑がたびたび中断。野党から「危機管理の面から非常に心配」と皮肉られる場面があった。 核実験は正午ごろ、北朝鮮が発表したが、中曽根外相はアジア欧州会議(ASEM)外相会議のため、ベトナムを訪問中で不在。外相臨時代理の河村官房長官にも質問通告がなく、橋本氏が矢面に立つことに

朝日新聞からその一部を引用したが、副大臣本人が一番びっくりしたのではないか。「そんな話は聞いてないよ」と。しかし質問をした民主党の方も同じ様な議員を抱えているので大きな顔はできない。国民を小馬鹿にした選挙の議席数争いの内実が暴露された結果になった。いっそのこと両党で「質問されては困る議員」の名簿でも交換してはどうか。冗談はさておき、今日のタイトルは「参議院の廃止」である。かつてブログに書いた事があるが、衆議院の2番煎じの参議院に存在価値があるとは思えない。今総選挙を前にして自民、民主両党で「小学生並みの議員削減合戦」を展開中だが、参議院廃止の声が聞こえてこないのはどうしてか。参議院を廃止し大きなテーマ(例えば憲法・年金・消費税・自衛隊)を議論する政党色のない人間による機関を創ってはどうだろうか。そしてそれが参議院の本来の目的であったはずだ。

今日の一枚も、姫路の彫刻です。

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試算より改革案を

2009-05-25 | ニュース 社会

年金受給、共働き・男単身世帯は現役の4割以下…厚労省試算(読売新聞) - goo ニュース

厚生労働省が04年の年金改革から5年毎に行う財政検証の第1回目の試算を発表した。それによると妻が専業主婦のモデル世帯では、政府・与党の「現役世代の5割確保」という公約が2050年度時点でも辛うじて達成できるものの、それ以外の世帯はすべて5割を切り、共働きや男性単身世帯では4割を下回る事になりそうだ。よく言われることだが、今どき妻が専業主婦のモデル世帯なんてどの位の割合なのか。キャリア組の公務員ではそういう家庭も多いと思うが、その公務員は厚生年金ではないときている。自分達には関係のない「年金の数字遊び」「年金の数字合わせ」を仕事とはいえ、真剣にするものだろうか。とはいえ、それから先はは政治の問題か。普通に働いて定年退職をし、年金を受給する段になって生活ができないような年金では「政治の貧困」といわれても仕方がないだろう。ところがこの国の政治家は世襲一族が多いので、年をとっても生活に困るというようなことは経験したこともないものだから、自分達の問題だという意識がない。ややこしい問題は全て先送りとなっている。というよりも自分達では解決できないと決めてかかっているみたいだ。年金に関しては、全ての年金制度の統合、国民年金納付率の改善策、など何年も同じ問題が言われているのにほったらかしだ。年金を統合するには多少の抵抗があるのは当たり前で、正論を言い続け、世論に問いかければよい。国民年金の未納者対策は個人の収入を全て把握する制度を開発・導入し、払える収入があるのに払わない人間には、後々の生活保護受給を認めないなどの規則を設けるべきだ。「全ての収入を把握する」というとすぐに「プライバシーの侵害だ」と騒ぐ人がいるが、全く別の問題で未だ民主主義の発達段階の我国には「自分さえよければ」という人間が多すぎる。今の段階では「厳しい罰則の適用」以外に「まともに生活しているものが損を被る」のを防ぐ方法はない。

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盧武鉉前大統領の死を悼む 

2009-05-24 | ニュース 社会

盧前韓国大統領が自殺 権力と血縁、断ち切れず 悲劇・不祥事続く歴代大統領(産経新聞) - goo ニュース

「法より人情」といわれる韓国社会ではみんなが「有力な人脈」を求めている。だから権力にまつわる金銭疑惑事件はなくならないという。大統領という最高権力を持つものにとっては自分の一族に群がってくる「人情」にまでも常に目を見張っていないといけないという事か。盧武鉉前大統領の家族宛の遺書を以下に掲載します。

●非常に多くの人々にお世話になった。私のせいで、いろいろな人が受けた苦痛はあまりにも大きい。今後、受ける苦痛も推し量れない。余生もほかの人の負担になるだけだ。健康が思わしくなく、何もできない。本を読むことも、ものを書くこともできない。あまり悲しまないでほしい。生と死はすべて自然の一部分ではないか。(私に)申し訳ないと考えないでほしい。だれも恨まないでほしい。運命だ。火葬してもらいたい。そして、家の近くにごく小さな石碑を一つだけ、残してほしい。(これは私の)昔からの考えだ。

遺書の内容について論評してもいいものかどうかは解らないが、マスコミを通して見聞きしていた彼の人柄を思い起こさせる立派な文面だと思う。比較するほどの事もない小さな事だが、日本の選挙の後継者問題というのも息子などが後を継ぐことによって「利益を得続けたい」と願う周囲の人間が多くいるのだろうなという気がする。そう考えると、上に掲げた韓国の「法より人情」「有力な人脈」というキーワードが日本にも当てはまる。

今日の一枚も、姫路の彫刻です。

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JR無料パス

2009-05-23 | ニュース 社会

毎日新聞「質問なるほドリ」で取上げられた国会議員に支給される「JR無料パス」について取上げて見ます。参議院議員の鴻池官房副長官(68)のスキャンダルでクローズアップされた例の切符です。普通なら、スキャンダルの件は例外として国会議員が「職務遂行のために使用する」のだからあって当然の物だと思いますが、なぜか素直にはうなずけません。私だけでしょうか。

●使用した路線の履歴は記録されないので、仕事かプライベートかを第三者が見分けることは困難です。また、例えば「支援者の冠婚葬祭への出席」を仕事と考えるかどうかは判断が分かれるところでしょう。使い方は議員個人に任されているのが現状●08年度はJR側に国から約5億円が支払われました。乗車証を使っている議員1人あたり約80万円です。この金額は、国鉄がJRになった1987年当時の利用状況から算出されている

上に記事からの要点を引用しました。1人当たり80万円というのは衆参全国会議員(722)のうち92人は航空券引換え証のみを月4枚貰っているからです。他の630人はJRの無料パスと月3枚の航空券引換え証を選択しています。ここで問題なのは、JR無料パスは使用した路線の履歴が記録されないという事と、20年以上前の利用状況のまま国民の税金が使われているという点です。これを同時に解決するには無料パスを利用するたびにそれが記録されるようにすれば済むことで、今では何でもないことです。議員が特に反対しているという報道も聞かないし、是非ともマスコミでこの問題を大きく取上げてほしいものです。

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世襲問題

2009-05-22 | ニュース 社会

小泉元首相の地元「むしろ結束」 自民の世襲制限(朝日新聞) - goo ニュース

今朝、「みのもんた朝ズバッ!」を見ていたら小泉元首相の次男が次の総選挙で地盤を継いで立候補する問題で、男女2人のコメンテーターがそれぞれ「何故、世襲問題が騒がれるのかわからない。要はその人物の問題ではないのか、私は2世議員で立派な人をたくさん知っている」と発言していたのにはたまげた。その後で「スタートラインでの有利さや、無税での鞄の引継ぎ」を問われると、「そういう問題はありますね」と頓珍漢な返事だった。

●神奈川県連幹事長の竹内氏は元首相が昨年9月に引退表明してから、次男・進次郎氏(28)の神奈川11区での擁立にかかわった。世襲批判を受けないよう、昨年10月に支部長に決まるまで幹事会を2回開いて候補を募ったが他に手は挙がらなかった。「世襲」のけじめはつけたと考えていた

記事から要点と思われる部分を引用した。「民主党に勝つには次男の進次郎氏が一番」と決めてかかっている人間が、世襲の批判をかわす為の「茶番劇」の内容が見えて面白い。民主党に対抗するために自民党も次の総選挙から世襲を制限する事に決めたようだが、どうやら小泉元首相の神奈川11区と臼井元法相の千葉1区は世襲候補を無所属で立候補させて、自民党の公認候補は見送るという選挙民を馬鹿にした作戦で望むようだ。以前も書いたが、民主党はここに強い候補を持ってくる勇気はないのか。

今日の一枚も、姫路の彫刻です。

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