小沢氏、火消しに躍起 「在日米軍 第7艦隊で十分」党内外波紋(産経新聞) - goo ニュース
自民党がこれだけもたついているのに、民主党の支持率もそれ程上がってこないのは、私の中では党首が小沢一郎氏であるからではないのかと思ってきた。勿論、今でもその思いはあって出来れば、小沢、鳩山、菅の3氏以外の若手が自民党に先駆けてリーダーになるのが理想だと考えている。だが今度の在日米軍に関する小沢氏の発言は自分の考えをはっきりと打ち出していて聞いていて納得できる。
「軍事戦略的に米国の極東におけるプレゼンス(存在)は米第7艦隊で十分だ」「在日米軍で日本の防衛に関係する部分があれば、できる限り日本がその役割を果たせば米軍の役割は少なくなる」「他国の有事に(自衛隊が)参加することはあり得ない。当たり前の話をしただけだ」
こう言った発言には、「北朝鮮からミサイルが飛んで来たらどうするのか」、「選挙前に言ってほしくなかった」、「日米同盟にひびが入る」、「軍備増強の発想だ」という政治家の発言が与党・野党を問わず必ず出てくる。しかし政治家たるものは自分の考えを選挙民の前ではっきりと訴えてもらいたいものだ。選挙に当選するために選挙民に媚びて当たり障りの無いことばかり言っている人間は、結局のところ選挙民をバカにしている事になる。日本の政治家にはそんな人間が多すぎる。万が一、日本が外国の軍隊に攻め込まれた場合、日米同盟があるからといってアメリカの軍隊しか就職先がないような貧しい若い兵隊が進んで日本を守るために飛んでくるとでも考えているのだろうか。基地を提供し、思いやり予算もたっぷり出しているのだから、それぐらいは当然だとでも考えているのだろうか。戦争なんて無いに越した事はないし、日々平和外交に徹するのは当然の事であるが、「アメリカが何とかしてくれるだろう」というような従属的な発想は、そろそろ卒業しようではないか。そしてそのことを「軍備増強」と呼ぶのも辞めようではないか。
今日の一枚は、もくれんです。