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小沢一郎発言に一票を

2009-02-28 | ニュース 社会

小沢氏、火消しに躍起 「在日米軍 第7艦隊で十分」党内外波紋(産経新聞) - goo ニュース

自民党がこれだけもたついているのに、民主党の支持率もそれ程上がってこないのは、私の中では党首が小沢一郎氏であるからではないのかと思ってきた。勿論、今でもその思いはあって出来れば、小沢、鳩山、菅の3氏以外の若手が自民党に先駆けてリーダーになるのが理想だと考えている。だが今度の在日米軍に関する小沢氏の発言は自分の考えをはっきりと打ち出していて聞いていて納得できる。

「軍事戦略的に米国の極東におけるプレゼンス(存在)は米第7艦隊で十分だ」「在日米軍で日本の防衛に関係する部分があれば、できる限り日本がその役割を果たせば米軍の役割は少なくなる」「他国の有事に(自衛隊が)参加することはあり得ない。当たり前の話をしただけだ」

こう言った発言には、「北朝鮮からミサイルが飛んで来たらどうするのか」、「選挙前に言ってほしくなかった」、「日米同盟にひびが入る」、「軍備増強の発想だ」という政治家の発言が与党・野党を問わず必ず出てくる。しかし政治家たるものは自分の考えを選挙民の前ではっきりと訴えてもらいたいものだ。選挙に当選するために選挙民に媚びて当たり障りの無いことばかり言っている人間は、結局のところ選挙民をバカにしている事になる。日本の政治家にはそんな人間が多すぎる。万が一、日本が外国の軍隊に攻め込まれた場合、日米同盟があるからといってアメリカの軍隊しか就職先がないような貧しい若い兵隊が進んで日本を守るために飛んでくるとでも考えているのだろうか。基地を提供し、思いやり予算もたっぷり出しているのだから、それぐらいは当然だとでも考えているのだろうか。戦争なんて無いに越した事はないし、日々平和外交に徹するのは当然の事であるが、「アメリカが何とかしてくれるだろう」というような従属的な発想は、そろそろ卒業しようではないか。そしてそのことを「軍備増強」と呼ぶのも辞めようではないか。

今日の一枚は、もくれんです。

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福祉を食物にする輩たち

2009-02-27 | ニュース 社会

突然3億3000万円の請求書 障害者郵便DM悪用(産経新聞) - goo ニュース

郵便割引制度を不正利用した郵便法違反事件で逮捕された、新生企業の社長・宇田敏代容疑者(53)と元取締役・阿部徹容疑者(55)。記事によると福島県郡山市で今回と同じ様な事をやっていて国税局の摘発を受け大阪に逃げてきた阿部容疑者と、大阪で活動実態のない社会福祉団体「のぞみ援護会」を使って割引制度を悪用していた宇田容疑者が出会って悪を巨大化させていったようだ。

「阿部さんが来てから1カ月の発送量が(それまでの)数万通から、数百万通に増えた」

「とても払えない。このままではつぶれる。預かっている子たちの面倒を誰がみてくれるのか」

二つの文を引用した。一つ目はのぞみ援護会で働いていた人の話。この宇田容疑者の自宅からは大麻も押収されており、普段からポルシェを乗り回しキンキラキンの身なりで香水をプンプンさせていたというから、お里が知れようというものだ。彼女は大阪府会議員や吹田市会議員からも障害者団体を紹介してもらっていたらしいから、こちらの方も捜査が進む事を願う。二つ目は、障害者団体向け割引郵便制度を悪用したとして、事件発覚後に郵便事業会社が吹田市の障害者団体に出した約3億3000万円の請求書を前にしての理事長の言葉。これは払う方向にはならないのではないか。元はといえば、2018年4月の障害者自立支援法施行後、施設を利用するほど障害者に金銭の負担がかかるというおかしな法律が出来上がったせいで、施設側が「お金が入りますよ」という宇田容疑者達の悪魔の囁きに乗ったのが原因だ。それと日本郵便の調査のいい加減さも一因だろうから、どうしても払えというなら、宇田容疑者や阿部容疑者の資産を差し押さえればよい。もちろん、DMを出していた会社が「何も知らなかった」では通らない事は当然である。福祉を悪用する人間というのは、最近では歩けるのが見つかって障害者給付金を返却させられたり、障害者用の駐車カードを悪用しているのを見つかってこそこそ逃げだしたりと、ろくでもない人間のオンパレードだ。

今日の一枚は、竹の子から竹へ。

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靖国合祀取り消し裁判に思うこと

2009-02-26 | ニュース 社会

旧日本軍の軍人・軍属の遺族が靖国神社への合祀取消を求めた訴訟に、大阪地裁が原告の訴えを全面的に棄却した。昨年は映画「靖国」の上映を辞退する映画館の問題が紙面を賑わしたのをきっかけに、映画を見に行ったのを思い出した。戦後生まれで靖国には縁のない私がこの問題に口を出していいものかとも思うが、ひとこと言わせてください。

「原告の主張する権利は、合祀という宗教行為による不快や、神社への嫌悪の感情と評価するしかなく、法的利益と認められない」「遺族らの同意・承認を得ることが社会的儀礼としては望ましい」と指摘したが、「合祀行為には強制や不利益がなく、原告の求める権利に法的利益はない」「原告の主張する権利は、合祀という宗教行為による不快や、神社への嫌悪の感情と評価するしかなく、法的利益と認められない」

毎日新聞の記事から裁判長の考えを述べた部分を引用した。この考えは88年の「自衛官合祀拒否訴訟」の最高裁判決文、「宗教上の感情が害されただけでは法的利益の侵害とはいえない」から一歩も出ていない。無宗教論者の私からすると、この最高裁判決の考え方が間違っているとは思えない。私には死者の魂(もしそのようなものがあるとするならば)を宗教の間で取り合っているように思える。靖国神社が霊璽(れいじ)簿から氏名の削除を認めないなら、「故人もお正月には神社に初詣に行っていたな」ぐらいの寛容な気持ちを持ったらどうだろうか。そして原告の各人が考える故人の魂の一番落ち着くであろう所に、魂は宿っているのだと考えてお参りをすればいいのではではないだろうか。故人も靖国に合祀されているのが、原告が思っているほど嫌な気分でもないかもしれないよ。あれからかなり年月もたって魂同士の結びつく友人が出来ているかもしれないから。

今日の一枚は、山茶花とメジロです。

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正義のかたち4より

2009-02-25 | ニュース 社会

サブタイトルは「許し、慰問する被害者の母」。アメリカのオレゴン州に住むゲイルさん(72)が43歳の頃の80年9月に、カリフォルニア州のアパートで音楽家(当時30歳)と同棲していた次女キャサリンさん(当時19歳)が薬物がらみのトラブルで音楽家と共に殺されたという事件。憎しみで終わる人生に疑問を持ち犯人であるミッキー死刑囚を「友人」と呼んで死刑廃止を訴え全米を公演しているという。

「教会などを訪ね、怒りの感情が、平和や愛を求める気持ちに変わった。事件から12年、ゲイルさんは不思議な「心の声」を聞く。「許し、それを相手に伝えなさい」。その直後に手紙を書いた」「ミッキー死刑囚を「友人」と呼び、定期的に慰問する。「キャサリーンの声が聞こえるんです。『ママは間違っていないわよ』って」

「米東部ニュージャージー州で8年前、強盗の男に両親を殺害されたシャロン・ハザードジョンソンさん(52)は、07年暮れに州が死刑を廃止したため、犯人の死刑を墓前に伝える機会を失う。「私の心は壊れたままだ」「犯人を許すことも、復讐(ふくしゅう)することもできず、正義に期待するしかなかった。両親は、正義に値する人だった」

記事から2つの殺人事の被害者遺族の気持ちを引用した。前段でも書いたゲイルさんの心は無宗教の私にはどうしても理解できない。失礼を承知で言えば、彼女は自分のこれからの(老後の)生きがいを「死刑廃止」に求めたのではないか。犯人をことさら憎んでこれからの人生を生き抜く必要も無いが、犯人を「友人」と呼ぶのは娘さんに対する冒涜ではないのか。もう一方のジョンソンさんだが、ニュージャージー州議会も一定の年月を決め、それより前に死刑判決の出た事件は執行停止にするようなことは止めるべきだろう。新しい法律が年月をさかのぼれば、その法律をよりどころとしている人を悲しませる結果になる。

今日の一枚も、椿です。

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だます人、だまされる人

2009-02-24 | ニュース 社会

毎日の<特集ワイド>「言いたい!だます人、だまされる人」を取上げます。「円天」や「関西一の女相場師」に人間の欲望を巧みにつかれ、だまされた人。まただます側のお話です。作家の白川道さんと漫画家のさかもと未明さんの文章を引用します。

白川氏は、確かにだます方が悪いに決まっているが「円天」商法に引っかかった3万7000人もの人間は「変と見抜く目が欲望でくもった」と断罪しています。「自分だけはいい思いをしたい」「他人よりもいい生活をしたい」といった欲望が、その目をくもらせたことは否めないと。だます側は処罰の重さと得られるお金とをてんびんにかけ、捕まってもたいしたことがないと思うから、何度でもやる。その発想はやくざと一緒とし、米国の州法にある反復犯罪者に厳罰を科すスリーストライク法を日本でも検討すべきだと提案しています。

さかもと氏は、白川氏とは反対に日本人の国民性をあげグッチやルイ・ヴィトンのブランド物を例に取り、「右ならえ!」の国民性がリスクに対する判断を放棄し、何でも人任せにしていた時が心地よかったのではないかと…つまり被害者は洗脳されていたのだからだまされたほうは悪くはない、自分を責めてはいけないと。また広告塔になった「時間を切り売りする芸能人」も最初から組織の実態を把握していたわけではないので、と擁護しています。

どちらの考えが自分に近いかといえば、やはり白川氏のほうだ。この種の事件でいつも情けなく思うのは、発覚後に「自分はだまされていた」とぬけぬけとマスコミに発言する人間のいる事だ。「100万円を一度払えば、同額面の100万円天が毎年振り込まれる。使ってもお金が減らない」など小学生でもわかる嘘に掛けて金儲けをしようとしたのだから、自己責任以前の問題だ。恥を知れ。

今日の一枚も、椿です。

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正義のかたち3より

2009-02-23 | ニュース 社会

サブタイトルは、「遺族、少年の更正に参加」です。少年グループによる連続リンチ殺人事件で息子の政史さん(当時19歳)を殺された父親の恭平さん(64)は06年9月から愛知少年院(愛知県豊田市)で少年の更正プログラムにかかわり、被害者遺族の置かれた状況を訴えているという。その決意の背景にあるのは「少年院が更生の役割を果たしていないのでは」という疑問。

「君たちが更生しようがしまいが知ったことじゃない。私みたいな人間を出さないために、ここに来ている」

「生きたい、と言うのはずうずうしい。けど、自分が死ぬことで解決しないのかなとも……」

記事から父親恭平さんと、犯人の一人で愛知県一宮市生まれの元少年(33)の言葉を引用する。元少年は、事件を起こす前の1年5ヵ月を愛知少年院で過ごしている。そして仮退院した7ヵ月後に連続リンチ殺人事件を起こした。その結果として恭平さんは上に引用した言葉を口にするわけだが、重みのある、人の心に伝わってくる言葉だ。それに比べて元少年の言葉はどうだ、最高裁へ上告しているらしいが言葉が軽すぎる。

「昔なら『死んでおわびを』と聞けたところであろう。貴様らの口からはそんな言葉はみじんもない」。05年3月、恭平さんは6枚の陳述書を読み上げた。3被告の弁護人の一人は「あの意見陳述で、裁判長の態度が明らかに変わった」と振り返る。05年10月に名古屋高裁は全員に死刑を言い渡した。」

上に引用した文章も凄まじい。失礼な言い方を許してもらえるならば、映画やテレビドラマの見せ場になるところだ。

今日の一枚は、椿です。

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厳しい監視が必要…テレビ業界

2009-02-22 | ニュース 社会

テレビ界、下請けいじめ是正へ 番組買いたたき禁止など(朝日新聞) - goo ニュース

記事によるとNHKと地上波テレビ放送を手がけている民放は120社余もあるそうだ。その120社余の下請け会社となると、末端の1~2人の個人経営の事務所まで含めると何百、何千、何万社になることやら。果たして非人間的労働習慣を本当に改善できるのか。

「制作会社の大半は中小企業で経営が苦しく、長時間の不規則勤務にもかかわらず「年収100万、200万円台の社員がぞろぞろいる」(大手プロダクション社長)という。ワーキングプア(働く貧困層)が社会問題になったこともあり、業界として改善を目指すことにした」 「違反行為があると公正取引委員会が放送局に是正を勧告し、局名を公表する。総務省も、放送局に対して契約に関する調査を行う方針だ」

記事からその一部を引用したが、何処まで潰されずに下請けが頑張れるかが鍵だろう。昨年12月25日の「派遣労働をなくすには」でも書いたが、派遣よりも酷い労働条件の若者をこき使っているテレビ放送業界にもやっと変化の兆しが現れたのか。総務省とテレビ業界が自主ルールを定めたらしいが、内容を見て見ると下請法を遵守している企業からすると「何をいまさらながら」という内容だ。如何にテレビ業界が自社の社員だけを優遇し、暴利をむさぼっていたかが徐々に明らかになることを期待したい。この不況でここに来て広告収入がかなり減ってきているのに、果たして下請けに優遇策を示せるのかが多少気がかりだ。違反行為には公正取引委員会が是正を勧告し局名を公表するというが、それを系列で繋がっている新聞等のマスコミが報道する事ができるかも見ものだ。この際テレビ放送各社は、違反行為の暴露合戦をして、2~3社に収れんされていくのもいいかもしれない。またテレビ出演者の出演料やコマーシャル出演料がばか高いのもこの際、企業は考え直した方がいいだろう。

今日の一枚も、梅です。

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赤ちゃんA、頑張れ

2009-02-21 | ニュース 社会

トイレに置き去り、赤ちゃん「A」手がかりなし 長野(朝日新聞) - goo ニュース

長野県佐久市の大型ショッピングセンター2階の女子トイレのおむつ交換台で見つかった男の赤ちゃん、誕生おめでとう。これから人生、普通に人よりちょっぴり辛い事もあるかもしれないが、でも誕生おめでとう。

「保護責任者遺棄容疑で調べている佐久署は、赤ちゃんが置かれたのは、発見前の1~2時間以内とみる。産科医のいる東信の約15カ所の病院をあたるなどの捜査を進めている。ただ、店は長野新幹線・佐久平駅のそばで、地元以外の人物が置いた可能性もあるという。捜査幹部は「どこまで手を広げればいいのか……」と頭を悩ませる」

記事から佐久署の捜査状況を引用したが、警察の仕事だから、きちんと調べなければいけないだろうが赤ちゃんにとっては、このまま捨てた親を知らない方がいいのではないのかな。もし解ったとしても親に会うかどうかの判断はその子が成人に達した時の彼自身にまかしたらどうかな。捨てた親に言いたいのは、せめて九州にある新聞で有名になった「ゆりかご」まで置きに行けということ。それ位はしろ、せめて。

今日の一枚も、梅です。

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彼等には普通の事…

2009-02-20 | ニュース 社会

首相秘書官が「口利き」 医学部進学で元文部官僚に文書(朝日新聞) - goo ニュース

麻生総理をこれでもかと追い詰めるように出てきた話だ。政権の末期になると決まったようにスキャンダルが出てくる。つい先日、私大医学部への裏口入学の斡旋事件が新聞を賑わしたばかりだが今度の場合は今のところお金は動いていない様だ。

「村松氏はこうした経緯を認めているが、金品などの謝礼はもらっていないとし、「何ら恥じることはないと思っている」と話している」

「元官僚は朝日新聞の取材に対し、「文書をもらったが、何もしなかった。そうした話は他にもいろいろある」」

二人の言葉を上に引用したが、こんな事は政治家の秘書としては毎度の事でそれが自分の仕事だと理解しているようだ。一方の元官僚がいみじくも言っているように多くの代議士の秘書から同じ様な依頼がしょっちゅうあるのであろう。しかし村松氏の「何ら恥じることはない」という言葉は「厚顔無恥」の典型的な人間という感じだ。おそらくマスコミに知られた段階で二人で打ち合わせをしたのだろうが、「入試の指導」とはよく言ったものだ。こういう風に名前が出た人間は、いずれは世間が処分をしてくれるだろうが、事件の大本の東京都内の歯科医は罰せられないのが納得がいかない。昨年の大分県の教員採用試験の例もあるように、我が子可愛さのあまり「受験の公平さ」という大原則を踏みにじる人間には世間に名前を晒すぐらいのお仕置きがあってしかるべきだ。

今日の一枚も、梅です。

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正義のかたち1より

2009-02-19 | ニュース 社会

毎日新聞の朝刊で連載中の「正義のかたち:死刑・日米家族の選択」を取上げ、私なりの考えを記していきます。第一回のサブタイトルは「義母殺された女性、弟が殺人被告に もう人が死ぬのは嫌」です。タイトルが少し解りにくいですが、現在40歳の女性が1988年に強盗殺人により義理の母を殺され、1994年には反対に自分の7歳下の弟が仲間と共に男性4人に言いがかりをつけて暴行し殺害した「連続リンチ殺人事件」を起こしたという非常に数奇な運命を背負った女性の話です。

「できれば、人生やり直すチャンスが弟にあれば、犯人であっても、もう人が死ぬのが嫌なんです」

「死刑にしても戻って来るわけじゃない」

「ご遺族のことを考えたら、弟は優しくされちゃだめなんです」

3つの言葉を引用した。最初のは名古屋地裁であった弟の裁判で「今の心境は」と弁護士に聞かれての答え。2つ目は義理の母が殺された大阪地裁での裁判で検察側の証人として出廷した女性の夫が「被告にどんな刑を望むか」と聞かれた時の答え。この証言のためもあってか犯人は無期懲役になったそうだ。女性の最初の言葉の「犯人であっても、もう人が死ぬのが嫌なんです」という部分は夫の影響が大きいという。3つ目は名古屋地裁での裁判で「できれば、人生やり直すチャンスが弟にあれば」と訴えた時に背中に感じた遺族の視線の痛さを思っての言葉だそうです。連続リンチ殺人事件では、当時18~19歳の元少年3人に05年に名古屋高裁が死刑を言い渡していて、殺意を否認して上告している3人に最高裁が年内にも判断を示す予定。女性の気持ちはさておき、「殺意を否認して最高裁まで」というパターンはよくあるが、無期懲役に減刑されるのを願っての事だろうが「そんなにまでして、生きたいのか?」というのが私の正直な気持ちだ。

今日の一枚も、梅です。

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