支援の古着、余って山積みに…やむなく廃棄も
●東日本大震災の被災地に支援物資として送られた古着が、引き取り手のないまま集積所に山積みとなっている。必要量をはるかに超える善意の贈り物に、宮城県女川町はやむなく廃棄処分を始めた。岩手県の被災地でも事情は変わらず、今度は毛布やおむつの在庫も目立ち始めるなど物資支援の難しさが浮き彫りとなっている。支援物資の集積所となっている女川町立女川第一中学校の体育館。片隅には、避難所から送り返されてきた衣類が入った段ボール約200箱が積み上げられていた。その一つを開けると、着古したセーターやズボンが押し込まれていた。中には黄ばんだ下着や油まみれのつなぎもあった。「せっかく寄せられた善意でも、着る人がいなければ仕方がない」。同町職員の木村公也さん(51)は申し訳なさそうに話した。同町では、全国から送られてきた古着の約8割の引き取り手がないため、4月中旬から計7・7トンを廃棄し、一部は民間のリサイクル業者に引き渡した。
YOMIURI ONLINE より引用した。阪神大震災での支援物資として送られてきたダンボールの中に食料品や古着などが無造作に詰まっており、それを仕分けるために多くのボランティアの手を煩わした。その反省からか今回の支援物資は各自治体を通して新品の商品のみ受け付けているはずではなかったのか。少なくとも私の住み自治体ではそうであったが。今回の記事で問題となっているダンボールは直接被災地の避難所に送りつけられたものなのだろうか。もう一つはっきりしないが、黄ばんだ下着や油紛れのつなぎをなどを送りつけてくる人間には、そのまま送り返してやればいいのだろうが、おそらく送り主の住所も書いていないだろうから始末に悪い。送った本人は、おそらくゴミの始末先が見つかったような気にでもなっているのであろう。情けない人間もいるものだ。毛布やオムツは新品のものは各自治体なり国が保管場所を設け、それを日本全国規模で統計をとり数量がわかるようにしておけば、これから先に役立つのではないだろうか。
今日の一枚は、「空を見上げて」です。