小6刺殺で児相所長「リスクをつかめなかった」
●大阪府東大阪市の民家で小学6年の長女(12)が刺殺され、母親(37)が殺人容疑で逮捕された事件で、府東大阪子ども家庭センター(児童相談所)の坪田真起子所長が30日、記者会見し、「厳粛に受け止めている。母親の精神状態がそれほど悪いとは考えず、リスクをつかめなかった」と話した。母親は2010年9月から10月下旬、精神疾患があるとして精神保健福祉法に基づき措置入院。坪田所長によると、昨年8月、母親の精神状態が落ち着いたため、児童養護施設に入所していた中学2年の長男(13)と長女、小学1年の次男(7)を自宅に戻した。母親は昨年12月15日、家出を繰り返していた長男への対応について市に相談。同センターが長男を児童自立支援施設に預けることを検討したが、母親に具体的に話を持ち掛けると拒否されることもあったという。
YOMIURI ONLINE より引用した。この事件に関しては新聞を読む限り、児童相談所、学校、警察とそれぞれの立場で一生懸命に対応していた様子が伝わってくる。ちょっと気になったのは子供が母親を庇っている発言だ。18歳ぐらいならともかく、13歳ぐらいの年齢では独り立ちできるわけではないので人間の本能として必然的に親を庇う発言が出てくるのではないだろうか。それを鵜呑みにしたところに事件の真相が隠れているような気がするのだが。もう一つは児童相談所の所長の言葉「リスクをつかめなかった」。この種の事件では似たりよったりのコメントがあふれ、進歩がない。
今日の一枚も、「新春の京都」です。