写真を中心に

毎日1枚の写真と1本の記事を掲載しています。

2008年を振り返って

2008-12-31 | ニュース 社会

今年最後のブログとなりましたので、2008年を振り返って見ます。自分の書いたブログを見返して見ても世の中への注文や文句ばかりが目立っています。来年はもう少し「明るい記事」が書けるような世情になる事を願って止みません。今年の出来事よリ私が重大と感じたものを以下に列挙して見ます。

●政治からは厚生年金の給与記録改ざん、薬害C型肝炎救済法の成立、●経済からは名ばかり管理職の横行、原油の高騰、米サブプライムローンの焦げ付き。●社会より中国製冷凍ギョーザに殺虫剤混入、秋葉原通り魔無差別殺人事件、大分県教委の教師選考試験等での贈収賄事件、産科医不足による救急搬送の問題、元厚生事務次官殺傷事件。●国際からはチベット暴動、中国四川省地震、米の北朝鮮テロ指定解除、次期大統領にオバマ氏が当選、日本もクライスター爆弾禁止条約に署名。●文化からは映画「靖国」の上映

といったところでしょうか。今月に入ってからは「派遣切り」に代表されるように不景気が忍び寄ってきて、年末にタクシーの運転手が強盗目的で2人も殺されるなど、理不尽な事ばかりです。でも心がけ次第ではもう少し明るい世の中になるような気もします。手を差し伸べられる余裕のある人は手を差し伸べ、助け合いながら生きて生きたいものです。

今日の一枚は、四天王寺にある亀井不動さんです。庶民の願いを叶えてくれる水掛け不動ということなので、このブログでご縁になった方の幸福を願って今年最後の写真としました。

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選挙に参加を

2008-12-30 | ニュース 社会

若者顧みぬ政治に異議―ルポにっぽん(朝日新聞) - goo ニュース

「政治は投票率が高い高齢者にばかり目を向けている。昨年の参院選は年金が争点になったが、財源となる保険料を払えない若者の増加は顧みられなかった。水源を枯らしておいて「蛇口から出る水を増やせ」と言うようなものでしょう。少子高齢化で若い世代が背負う重みは増していく。年々逆立ちする人口ピラミッドからもその重さがみてとれる。なのに政治は彼らの声に鈍感だ。投票率が低く、魅力ある「票田」と映らないからだ。だがその結果、高齢化社会の支え手が弱れば、逆さピラミッドは「倒壊」してしまう」

「高齢者の意見ばかり反映される政治ではいけない。ワカモノ民主主義を築かなければ。自民も民主も将来にツケを回そうとしている。根本の民主主義の仕組みが疲弊しているんです」

フリーライターの赤木氏(33)と千葉県市川市議の高橋氏(32)、奇しくも同世代の2人の意見であるが、少子高齢化が進む我国では支え手が減っていくのは確実なことだ。おそらくこれからも医療や年金など社会保障費の増大に伴う赤字国債の発行は増える事はあっても減る事はないだろう。2人の考えには賛成なのだが、それではどの様にすればいいのか、またはしたいのかが歌われていないので解らない。若い議員を増やすだけで事が解決するとも思えない。しかしながら、このような発言が政治の場で出てくる事は非常に有意義な事だ。それには赤木氏の文章にいみじくもあるように「投票率が低く魅力ある票田と映らない」というのはその世代に属する人間の問題であるので、それを解消する運動も同時に進めていってはいかがだろうか。

今日の一枚は、四天王寺です。

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毎日新聞28日の斎藤環氏「時代の風」を読んで

2008-12-29 | ニュース 社会

2008年の犯罪白書によると07年の一般刑法犯検挙人数のうち65最以上の高齢者は48605人で9年前の98年の13739人に比べ、高齢者人口の増加は1.3倍なのに比べ3.5倍となっている。その中の65%が窃盗でその大部分が「万引き」であるという。その原因を白書では「社会的な孤立」と「経済的不安」だと分析している。斎藤氏は

「もはや「枯れた高齢者」というイメージは、演じられたキャラのようなものでしかない。おそらく「安心して枯れる」とは、それを可能にするだけの関係と共同体に支えられた人の特権だったのだろう」

上の引用文のように現代の高齢者分析し、だから彼等を支える家族や関係者への十分な支援が必要だとしている。何とも嫌な情けない時代になったものだ。これからどんどんその年齢の仲間に入っていく団塊の世代はもう少し「確たる信念」(例えば団塊世代の圧力団体を作るなど)をもって生きていきたいものだ。

今日の一枚は、安居神社にある真田幸村戦死跡の碑です。

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軽症救急特別料金

2008-12-28 | ニュース 社会

24日のブログ「住所と名前を公表しては」で神戸市の救急車の出動状況を取上げたが、今日28日の毎日新聞朝刊によると夜間や休日の「軽症救急患者」から特別料金(1,000円未満~8,000円以上)を徴収する病院が15ヵ所のも上るという。これはこれで結構な事だと読み進めていたら、

「12月から3990円を取っている前橋赤十字病院は「軽症者の増加で、重症の患者を断る率が増えたため」と説明する。一方で病院の収入は年間1億円程度減る見通しだ。3990円では、従来なら健康保険から受けていた時間外料金より安い場合もあり、患者減も見込まれるためという」

この方法は確かに医師の負担が軽くなり、また必要以上に救急車を呼ぶ市民に警鐘を与える事が出来る良い制度だが、それによって病院の収入が落ち込んでは元も子もない。実際に徳島赤十字病院では、時間外救急患者が4割も減ったという。また「軽症なのか、重症なのか」素人では判断のできない場合が多いので、朝まで待って掛かりつけ医に見てもらったら重症だったという場合も出てこよう。そこで24日のブログとは異なった意見になるが、救急車搬送の場合は救急車代金、それ以外の夜間や休日は特別代金を健康保険診療代金以外に徴収して、後日に重症だとわかったケースには徴収したお金を返却するようにしたらどうだろうか。必要なのは、明らかに軽症だと思われる患者が救急車を呼んだり、休日や夜間に来院するのをどうすれば防げるかということであり、医療費が年々増加し、また医師の負担も増大する中で国民全体で考えていかなければならない問題だ。

今日の一枚は、葉牡丹です。

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マージン規制

2008-12-27 | ニュース 社会

派遣労働者、07年度は20%増 製造業では倍増(朝日新聞) - goo ニュース

厚生労働省の報告で07年度に派遣労働者として働いた人が06年より20%も増えて384万人に上ったことが分かった。

「派遣労働者が受け取る平均日給(8時間換算)は、登録型が働く一般派遣事業所では9534円(前年度比10%減)、常用型のみが働く特定派遣事業所では1万3044円(同8%減)。製造業派遣など、専門業務以外の単価の低い分野の労働者が増えた影響が大きいとみられる」

上記の引用文には出ていないが、一般派遣で派遣先が派遣元に払う料金(8時間換算)は平均1万4032円で上記の一般派遣の労働者が受け取る日給9534円との差額の4498円がいわゆる派遣元によるピンハネ分だ。労働者派遣法の改正案でもマージン(仲介手数料)の上限規制は盛り込まれていない。この32%にもなる手数料を狙って労働者派遣を行う事業所は06年比19.4%増の5万109ヵ所にもなる。また派遣を受ける派遣先も127万件と06年比47.6%増だ。日本の国全体で調整弁としての派遣労働者を生み出してきた実態が、ここに来ての不況で暴露されたというのがどうやら真相のようだ。自民党の出している改正案も民主党の案も派遣労働者をなくすという事にまでは踏み込んでいない。景気が回復して「派遣切り」という言葉がマスコミから消え去るまでは、じっと我慢をしているつもりか。

今日の一枚も、日本橋、見たままです。

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この判決に思うこと

2008-12-26 | ニュース 社会

100歳の父殺害、自宅介護35年の被告に猶予判決(読売新聞) - goo ニュース

最近はこの種の事件が一年に必ず何件かは起こっているが、判決は大体が今度の宮崎地裁のそれと似たり寄ったりの内容だ。誰が考えてもこの執行猶予は無罪に近いものだし、そうであるべきものだ。この事件に限れば懲役5年を求刑した検察官も懲役3年、執行猶予5年の判決をい渡した裁判長も「やりきれない気持ち」に苛まれているのではないか。

「尊い命が奪われたという結果は重大だが、心身共に疲弊して衝動的に無理心中を決意した経緯は多分に同情できる」として、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)の有罪判決を言い渡した」

上に引用した裁判長の言葉にそのやりきれなさが現れているように、私には感じられる。実際問題として年老いて介護が必要になった父親や母親が介護施設への入所を拒んだ場合、どのような手段、生活の方法があるのだろうか。この問題は日本全国津々浦々に至るまで、真剣に考えなければならない緊急を要する問題のような気がする。殺した後で無理心中が成立しているケースも多くあるのであろう、本当にそんな事でいいのだろうか。

今日の一枚も、日本橋、見たままです。

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派遣労働をなくすには

2008-12-25 | ニュース 社会

小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明 「ハケン切り」の品格 「派遣切り」(用途:労働問題を真面目に考えたくない際に)(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

①「圧倒的に安い労働力を背景に、シェアを拡大しつつある新興工業国の追い上げに対応するためには、派遣労働の解禁はもはや避けて通れない」

②先頃、発表された「2008年全上場企業3733社年収ランキング」によれば、《1位に輝いた朝日放送(大阪)は平均年収1556.7万円! 2位はTBS、3位はフジ・メディアHDと、ベスト3はテレビ局が独占。日本テレビ放送網も6位に入った。

二つの引用文を掲載した。①は単純労働にも派遣が適用されるようになる法改正の時に大企業などから盛んに流された情報である。アメリカの自動車ビッグ3の現状を見ればそれは間違っていなかった事になる。②は以前に書いた事があるがテレビ局で働く若者はおそらく派遣労働者以下の賃金でしかも長時間働かされている。だが、テレビ局側はおそらくこのように言うだろう。「彼等は自分から進んで働いているのです、お金などいらないと言う子もいますよ」と。その結果が年収ランキングベスト3をテレビ局が独占しているわけだ。そして声高に「派遣切り」をなじっている司会者の息子や娘が超難関入社試験も経ずにテレビ局へと就職している。日本は自由主義国家なので、その事は法律に違反はしていない。ただ自分達の立場を棚上げにして、声高に叫んでも視聴者にはその声は届かない。ではどの様にすれば企業も潰れず派遣労働という制度自体を無くせるのかといえば、「ワークシェアリング」以外には解決策はないだろう。仕事と賃金を皆で分かち合い、この難局を乗り切るべきではないか。またこの制度は高齢者にも仕事を回すことが出来るので、これからの日本にはぴったりのような気がする。

今日の一枚は、大阪・日本橋で見たままを。

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住所と名前を公表しては?

2008-12-24 | ニュース 社会

「にきびがつぶれた」でも救急車 増える不搬送(神戸新聞) - goo ニュース

神戸市内で2007年に要請に応じて救急車が出動したものの現場で「緊急性なし」と判断し、救急隊員が要請者を説得したケースが1,686件もあったという。

「これまでにあった緊急性なしの要請は、「にきびがつぶれて出血した」▽「救急車で行けば、病院で診察待ちがないと思った」▽「タクシーを利用する金がなかった」▽「食事が毎日同じで体に悪いので、病院で点滴したかった」-など。救急車で向かうと、入院の準備をして待ち、「足が痛いので病院まで連れて行って」と話す人もいた」

上の引用文がその代表的な例だが、このような事例で救急車を呼ぶ人間というのは、救急隊員から説得され、乗車を断られても自分自身の要請が救急システムに迷惑を掛けているという認識はないのではないか。おそらく隊員に食って掛かるか、不平不満をぶちまけてから引き下がるのであろう。そこで提案だが、このような要請者の住所・氏名を官報や市報ででも公表したらどうだろう。お金を取るようにするのも一つの案の様な気がするが、金持ちが大金を払って救急車を呼ぶ事も考えられるので、この案はダメだろう。何らかのペナルティーを与えないと自分勝手な人種の芽は摘み取れない。

今日の一枚も、黒門市場です。

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助け合おう、マスコミに期待すること

2008-12-23 | ニュース 社会

アミーゴ助け合おう 失業ブラジル人、肩寄せて年越し(朝日新聞) - goo ニュース

派遣切りに遭っている人たちに政府も援助の手を徐々に差し伸べているが、日本で暮らす約32万人にも上るブラジル人も大変な目にあっている。日本語が十分ではない人も多く、ハローワークでも対応し切れていないのが現状である。

「苦しい時は、みんなアミーゴ(友だち)だよ」。愛知県の山中に励ましの声が響いた。職と住まいを失った日系ブラジル人のために、放置されていた築30年近いモーテルの改修が進む。 所有する日本人女性が「困っている人に使ってもらえたら」と、同県刈谷市でレストランを営む日系2世の菊池キヨミさん(48)に提案した。全14室。長野や岐阜などから22日までに5家族がやってきた」

このモーテルを住居として使えるようにと、地元自治体に要請中。刈谷市の色よい返事が期待される。マスコミにお願いしたいのは、民間のボランティア団体が派遣切りなどに遭っている人たちの支援に立ち上がっている場合に、その名称と住所等を市町村単位で紙面に載せるなり、インターネット上で公表してほしい。地震などの災害時と同じ様に食糧を持ち寄ったり、お金の寄付が出来るのではないか。また、年始年末は休みの人が多いことだし近くの住人はボランティア参加も可能だ。まだまだ厳しい状況になりそうだが、日本に住んでいる人間同士、何とか助け合っていこうではないか。

今日の一枚も、黒門市場です。

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大阪府育英会と日本学生支援機構

2008-12-22 | ニュース 社会

奨学金滞納 31600人、44億円 大阪府育英会、回収強化(産経新聞) - goo ニュース

「大阪府育英会」は大阪府出資の財団法人であり、「日本学生支援機構」は独立行政法人である。穿った見方をすれば、今まで天下り先でのんびりと仕事をしていた職員が、知事が変わってはっぱを掛けられたため、あるいはこのままでは民営化されてしまいそうなため、少しは真面目に仕事に取り組んで見ようかなという程度にはなってきたようだ。日本学生支援機構の「奨学金の返済が滞っている卒業生が多い学校の名前を公表する」というのは、滞納者に対してどのような効果があるのだろう。もう一つ良く解らない、学校が名誉の為に卒業生に督促でもするのだろうか。ここのホームページを見て見ると「滞納者…」の項目に書いてある事を真面目に実行していれば、学校名など公表しなくても滞納者は自然と減ってくるように思うのだが。

「大阪府育英会」の方は、44億円という多額の奨学金の滞納があるというから、今までの仕事振りが想像できようという物だ。滞納額の増減によってボーナスの評価が変わるような制度にでもしておけば、滞納額もぐっと減っていたであろうに。ただ督促の電話などを掛けるのが民間からの派遣職員と言うのがちょっといただけない。嫌な仕事は職員自らが率先してするようにならないと、知事が変われば、おそらくまたもとの木阿弥だ。最も、職員は早くそうなる事を願っているのかもしれないが。

今日の一枚も、黒門市場です。

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