写真を中心に

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殺すな、子供を。

2009-04-30 | ニュース 社会

住民「男児見たことがない」 兵庫の死体遺棄事件(朝日新聞) - goo ニュース

今度は兵庫県小野市で起きていた。起きていたというのは、事件はどうやら07年7月に起こったらしいからである。およそ2年近く前の出来事だ。泣き止まないからと自分の4歳の子供を縛って衣装ケースに入れ、死んだと解るとおそらくは匂いの発生を少なくするために、冷蔵庫に入れて隠しておくとはとても人間とは思われない所業だ。

「長男とみられる男児を冷蔵庫内に隠したとされる同年7月から約1年後の翌08年6月に結婚したという」「竜容疑者(34)の前妻を知る別の女性は「顔に殴られたような跡がある前妻を見た。今の妻も『籍を入れなければよかった』と近所の人に話していた」

朝日の記事から一部を引用したが、二人共同して美由紀容疑者(33)の4歳の長男を殺してから1年後に結婚したというのは私などには理解不能だ。毎日新聞の夕刊には、8面に西淀川女児遺棄事件、9面にこの事件と親が子供を殺した事件が並んでいる。しかもどちらも新しい男性と生活を始めたばかりの女性の子供が殺されている。こんな事件を見聞きするにつけ、離婚に至る事情は様々だろうが子供が自立できるぐらいの年齢になるまでは国や自治体の制度等を利用して、女性が一人で子育てをする方がいいような気がしてくる。勿論、新しい家庭でうまくいっている率の方が圧倒的に多いのだろうというのは解ってはいるが。2~3日前にも書いたが、子供は親を選べないということと、育てて社会へ送り出す責任は二人が結婚をし、子供ができたときからの親の義務であり責任だ。自信がないなら子供を生むべきではない。

今日の一枚も、フラワーデザインの切取です。

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模擬裁判630回

2009-04-29 | ニュース 社会

毎日JPに掲載されている「模擬裁判630回、垣間見た市民感覚」が面白いので取上げて見ます。いよいよ裁判員制度が今月の21日から始まりますが、本番の裁判では裁判員個人の意見など評議の中身は公開されないので、この模擬裁判の裁判員役の意見は読んでいて「なるほど」と考えさせられる部分もあります。。

●「10月にサンダルを履く人は少ないはず。被告が怪しい」●「被告は基本的な社会規範を逸脱している。私は最初から犯人説だ」●「気が弱そうで実刑は可哀そう」●「被告の顔はとても強盗殺人を犯すようには見えない」●「遺族感情を考慮するということは、極端に言えば家族がいない人が被害者ならば被告の罪が重くならないということなのか」●「例えば親の不治の病の薬代のために盗むなどの事情でないと認めるべきではない」

6つの模擬裁判から裁判員役の6つの意見を上に引用したが、最初のと二つ目は、裁判長から「推測や直感でなく、証拠で判断を」との意見が出た。そう言ってしまえば元も子もないので「じゃあ、自分らだけでやれば」となるのでは。三番目と四番目は、意外とこういう主観が真実をついていそうな気もする。五番目の意見は、「なるほどな」と考えさせられる意見だ。裁判所の見解を聞きたいところだ。最後の事件は、強盗傷害事件の情状酌量を巡っての意見だが「時代劇の見過ぎか」。裁判員制度については、以前にも書いた事があるが本職の裁判官の考えに6人の裁判員の考えを誘導していこうというのが丸見えで、裁判員の考えと言うのは「裁判官の免罪符」として使われるだけのような気がする。

今日の一枚も、フラワーデザインの切取です。

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子供の成長には良かったのでは

2009-04-28 | ニュース 社会

最高裁が「体罰」認定破棄 熊本の損害賠償訴訟(朝日新聞) - goo ニュース

地裁、高裁と「体罰」があったとして熊本県天草市に賠償を命じた判決を破棄し、最高裁第三小法廷は「許される教育的指導の範囲を逸脱せず、体罰にはあたらない」との判決を下した。

「生徒は小2だった02年、休み時間中に廊下で友達と一緒に通りかかった女児をけり、さらに、注意した講師の尻をけった。講師は追いかけて捕まえ、洋服をつかんで壁に押しつけ、「もう、すんなよ」としかった。生徒は講師から怒られた後に食欲が低下するなどして通学できず、03年2月に病院で心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された」

記事から事件の概略を上に引用した。生徒の母親が学校や市教育委員会に激しく抗議をした後、05年に約350万円の賠償金を払えと提訴していた事件だ。よく解らないのは一審・二審とも講師の行為を体罰に当たるとした事だ。記事を読む限りにおいては、女児の方がこの男児を訴えてもいいくらいだ。どんな家庭かは知らないが、この男児の成長過程が思いやられる記事だ。また三審制の良さが出た結果になって良かった。

●学校教育法11条「校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは文部科学大臣の定めるところにより、児童らに懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない」

この裁判では、体罰かどうかを判断する要素として、行為の目的や態様、継続時間を挙げている。しかし教育現場はこの最高裁の判例を都合のいいように解釈せず児童・生徒のためになるように、これからも頑張ってほしい。

今日の一枚は、フラワーデザイン作品よりの切取。

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子供は親を選べない

2009-04-27 | ニュース 社会

小さな体に何が… 聖香さん遺棄(産経新聞) - goo ニュース

大阪市西淀川区の小学4年生の松本聖香ちゃん(9)が虐待された挙句に奈良市内の山中に埋められ、遺体で見つかった事件について、その後もマスコミの報道が続いているので、もう一度取上げて見たい。

●聖香さんへの攻撃がエスカレートし始めたのは今年1月。殴られたり食事を抜かれたりする仕打ちに耐えかねた聖香さんの双子の妹(9)が実父の元に帰ってから。マンションからは時折、女児の悲鳴と男の怒声が響いた

虐待を疑わせるサインを学校が見逃し、近所の人の通報で駆けつけた警察官には「夫婦げんかです。だいじょうぶです」と答え、引き揚げさせたしたたかな松本美奈容疑者。しかし上に記事から引用した部分はどうだろうか。今年の1月に実の父親の元に虐待された聖香ちゃんの双子の妹が帰っているのである。この父親は何をしていたのか、警察にその事実を届けたのだろうか、疑問が残る。私達が虐待らしきものを見聞きしたら児童相談所に通報するのがいいようだ。電話番号が解らなければ、役所に問い合わせればいいだろう。110番に通報する際は、こちらの名前や住所、疑わしい人のいる場所を連絡、そして電話に出ている警察官の所属部署と名前を聞くのがいいそうだ。記事では平成13年に起きた尼崎市の良く似た虐待事件を取上げている。6歳の男の子の遺体が運河でポリ袋に入った状態で浮かんでいるのが見つかった事件だが、犯人はその子の両親だった。死体遺棄容疑から傷害致死容疑に切り替わったが、判決は懲役8年というものだった。この種の事件は検察に頑張ってもらって殺人罪で起訴をしてほしいものである。小さな子供は親からどつかれようが、食事を抜かれようが、一人では生きていけないので、「自分の方が悪い」と考えてしまいがちである。周りの者はそのことを良く踏まえた上で、気にかけてやってほしい。子供は親を選べないのだから。

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「世襲」議員について、再び。

2009-04-26 | ニュース 社会

「世襲」衆院選の争点に急浮上(読売新聞) - goo ニュース

民主党が次期衆議院選挙で世襲議員の立候補制限を政権公約(マニフェスト)に盛り込むことを決めた問題に対して自民党の世襲議員から耳を疑うような反論が出ている。

●森英介法相は、85年前の大正13年からの世襲を明らかにした上で「そういう家に生まれただけで排除されるのは不合理。有権者から理解を得られればいい」と反論。●父が蔵相の金子一義国土交通相は「意味のある議論じゃない」●鳩山総務相は「自分たちは腹いっぱいメシを食うけど、生まれてくる子どもたちは『食糧危機だからおかわりはダメ』と言うような話だ」●野田聖子消費者行政担当相は「世襲制限よりも女性の比率を高める内規をつくった方が前向きではないか」●石破茂農水相は「あらゆる人に(選挙に)出る機会が平等に保障されるべきだ。憲法論がクリアできるかどうか難しいのではないか」

記事になった世襲議員の反論を上に引用した。森法相の意見が一番正直な思いなのだろう、「私の地区の有権者は私の一族が代々議員を家業とすることによって利益を得ているんですよ、文句があるなら有権者に言ったらどうだ」。なぜ世襲議員を無くそうとしているのかを理解していないとこういう風な考えになる。金子国土交通省も同じだ。鳩山総務相は選挙で選ばれた現議員とこれから立候補する者との違いも理解していない、最低の意見だ。野田聖子消費者行政担当相は女性の比率…はその通りだが、話のすり替えだ。石破農水相の意見はその通りだ。憲法論はクリアはできない、だから党の内規で決めてマニフェストに盛り込むという事だ。

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痴漢2件、校長と巡査長

2009-04-25 | ニュース 社会

読売新聞によると、兵庫県生田署は同県高砂市の市立中筋小学校長の足立陽三容疑者(56)を県迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕した。校長は「手が当たっただけ」と容疑を否認しているらしいが、

●走行中の上り普通電車内で、5分間にわたり、神戸市内の私立高2年の女子生徒(16)の胸や太ももを触った疑い。神戸駅に到着した直後、足立容疑者が電車を降りて逃走。そばにいた女性客が「捕まえてください」と声を上げ、男性駅員(58)が取り押さえた。

上に引用したように、駅に着いた直後に逃走しているのだから、容疑は濃厚だ。

一方、朝日新聞によると神奈川県川崎署は警視庁渋谷署地域課の巡査長佐藤正吾容疑者(37)を東京都と神奈川県の迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕した。巡査長は容疑を認めているという。

●川崎署の発表では、佐藤容疑者は25日午前0時ごろ、帰宅中の京浜急行線京急蒲田―京急川崎駅間の車内で、横浜市鶴見区の会社員女性(28)の尻を服の上から触った疑い。女性が手をつかみ、京急川崎駅で駅員に引き渡した。

夜遅くまでの勤務が続き、ストレスがたまっていたとの供述だ。先日の最高裁に判決で無罪となった大学教授の例もあるので、女性の方がこの種の事件で男性を告発するのを躊躇するのではないかと考えていた矢先だけに、今度の事件の2人の女性には敬意を表したい。ひょっとしたら容疑者の方がその辺を甘く見ていたのかもしれない。小学校の校長の方は、生徒への影響などを考えると当然のことながら懲戒免職に値するだろう。巡査長の方は、決まりきったように本人からの辞表提出で終わるのであろう。

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悲劇、また。

2009-04-24 | ニュース 社会

担任に「新しいお父さんにたたかれた」 大阪・女児死亡(朝日新聞) - goo ニュース

小さな子供を連れて再婚(今度の事件では同棲)した若い母親が、新しい夫と二人して自分の子供を虐待の末、死なせてしまう事件が度々起こる。大阪市西淀川区で起きた松本聖香ちゃんの死体遺棄事件もその典型といってよいだろう。直接には手をかけていないのだろうが、持病の薬も与えずに衰弱した聖香ちゃんをベランダに放置しておくという行為は殺人と言ってもいいのではないか。

「大阪市教委や佃西小学校によると、同小学校の養護教諭が今年1月16日、聖香さんのほおにあざがあるのに気づいた。教諭が尋ねると、聖香さんは小林容疑者にたたかれた跡と説明したという。担任の教諭が電話で母親に事情を尋ねたが、美奈容疑者は「この子はよくあちこちに体をぶつけるんです」と話したという。同小学校は虐待を疑って児童相談所への通告も検討したが、見送られていた」

記事から、小学校の対応の部分を引用したが、残念な部分もあるが責める事もできまい。母親の美奈容疑者の芝居がそれだけ巧妙だったという事だろう。この事件を最初に見聞きした時、同棲相手にも子供がいる事から「親が犯人だな」と思ったものだ。そう感じさせる典型的なパターンだった。離婚した若い母親は、生活の面で大変だとは思うが安易に男性に頼ることなく、役所などにこれからの事を相談して、自分の行く道を決めてもらいたいものだ。美奈容疑者も聖香ちゃんと2人暮らしなら、例え貧しくとも自分の子供を殺すような事はなかったであろうに。それにしても聖香ちゃんは実の父親の家に逃げ込めなかったのか。わずかに1㌔しか離れていないというではないか。学校の先生には、その辺の機転がほしかった。

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いいぞ、民主党

2009-04-23 | ニュース 社会

民主、選挙区の世襲を制限 次の総選挙から適用(朝日新聞) - goo ニュース

小沢一郎氏が代表を辞めないようでは、来るべき衆議院議員選挙は自民党へ勢いが傾いたなと思っていた矢先だけにタイムリーな発表だ。新聞紙上では、自民党の菅義偉選挙対策副委員長が党内で同じ趣旨の発言をしたところ、反対議員が続出したということだったので、民主党としては一歩先んじたというところだ。

「現職議員の引退や死去などを受け、同じ選挙区で親族が立て続けに立候補することを認めない。制限期間などは今後詰める。岡田氏は「親族」について総会で「3親等以内」を提案した。選挙区を替えて立候補する場合は該当しない。民主党では次の総選挙の立候補予定者に該当者はいない見込みだ。 また、献金の受け皿として政治家個人が設ける資金管理団体や関係政治団体を引き継ぐことも、資金面で不平等を生む「世襲」と位置づけ、認めないことで合意した。」

記事から要点を上に引用したが、第一歩だけに「こんなものかな」とは思う。制限期間は2回の選挙期間をあければいいのではないか。これだと、2期連続で当選している議員に挑戦する可能性もあるので、ハンディーとしては丁度いいだろう。自民党で同じ話が出たときに「職業選択の自由」を持ち出して反対をした議員がいたのには驚いた。「ああ、こんな人間が国会議員をやっているんだな」と日本の不幸を感じ、その人間が当選してくる地区の選挙民の質の低さにがっかりした。民主党の岡田氏はメールマガジンで、次の総選挙で引退する自民党の小泉元首相の次男のケースについて、「典型的な世襲」と批判している。だったら民主党はその選挙区にテレビなどで顔が売れている原口議員などをぶつけるべきではないか。そして、小沢代表は今度の選挙では勿論対象外だが、2世議員という事で早く代表を辞めるべきだ。

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どうすれば、良かったのか?

2009-04-22 | ニュース 社会

結婚せず家族を支え続けた清水由貴子さん…悲しい死(スポーツニッポン) - goo ニュース

清水由貴子さんのファンというわけではないが、やるせなさが残る事件だ。記事によると16歳で芸能界に入り、病気の母親と妹の生活を支えるために一家の大黒柱として働きづめだったというではないか。タイトルの「どうすれば、良かったのか?」と言うのは、彼女が一人で全てを背負い込んでしまったのがいけなかったのか、役所なりに相談していればこんな結果にはならなかったのかという意味だ。最近は介護を巡って「心中」や「殺人」などが頻繁に起きている。彼女の場合は、母親と妹さんが存命のため、詳しい経緯は取上げられないだろうが、最近起こった介護殺人や心中の中から、後に残る人に迷惑のかからない(残る人がいない)事例を取上げて、どうすれば事件を起こさずに済んだのかを国や地方自治体として説明をしてほしい。通り一遍等な説明ではなく「その人が何処にどんな相談をして」「どんな返事を貰ったのか」「しかし何故、事件に至ってしまったのか」など、詳しく。真面目に、一生懸命に生きてきた人が、親の介護の問題に向き合った時に、「自殺」や「心中」が脳裏に浮かんでくるようでは、この国はあまりにも貧しいではないか。それとも、国会議員の連中はインドネシアやフィリピンから介護の人間が入ってきているので、お金でその人たちを雇えば議員本人やその妻は介護などする事もないので端から関心が無いか。

●06年に所属事務所に休業と契約打ち切りを申し出た。理由は、心の病に糖尿病と腎臓病も患っていた母親の介護。「かなり疲れていたようで、“とてもお客さまの前にいい顔をお見せできない”と話していた」という。結婚もせず、自分だけの幸せをつかむことなく、一家を支え続けた清水さん。関係者は「あまりに悲しすぎる」と声を落としている。

上に彼女の人柄が良く出ている記事を引用して、冥福を祈りたい。

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歴史の真相か

2009-04-21 | ニュース 社会

ベルリンの壁崩壊、仕組まれる?=「東独幹部が質問要請」と記者証言(時事通信) - goo ニュース

1989年というから、もう20年も前になるんだなとつくづく思う。あの壁は幾多の人間の命を奪い、幾多の人間の人生を失望させてきた。また幾多の映画やドキュメントを製作する原因にもなった。1961年から28年間も存在した「壁」の崩壊の原因が解き明かされた。

●「旧東独スポークスマンの記者会見での発言を引き出した記者がこのほど、ドイツのメディアに対し、「東独幹部から事前に質問を要請された」と証言」●エーマン氏は記者会見で「旅行法案は大間違いではないか」と質問。同党スポークスマンはこれに対し、外国の親族を訪問するなど特別の理由がなくても申請があれば出国ビザを発給するとの新方針を説明し、「即座に」実施すると述べた

記事から重要と思われる部分を引用した。この問題の旧東ドイツの幹部は3年前に死亡しているので確かな真相は藪の中だが、当時イタリアANSA特派員のエーマン氏も今は79歳という年齢だ。歴史の真実を世間に公表しておくべきだと考えたのであろう。ただ、記事にあるように「東欧で広がった民主化運動のうねりを受け、第三国経由で脱出する東独国民が急増。同国は厳しい旅行許可条件を緩め、いつでも外国に行けるようにすることで、急激な人口流出を防ぐ必要に迫られていた」というのが東独幹部がエーマン氏に質問を要請した真相で、テレビで記者会見を見ていた東ベルリン市民が直ちに壁に押し寄せてこようなどとは想像だにしていなかったのではないか。今も同じ様な状況にある北朝鮮にもいつの日にか、うねりが押し寄せて国民が自由になるのを期待したいものである。

今日の一枚も、春の花です。

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