子ども手当を未納給食費に充当、首相が検討(読売新聞) - goo ニュース
このブログでも「子ども手当て」については随分と反対してきたが、とうとう政府は29日に法案を閣議決定し、4月からの施行を目指して今の通常国会で成立させるようだ。2010年度は中学卒業までの子ども1人当たり月13,000円の支給だ。今でも単なる「ばら撒き政策」で無駄なお金だと考えるのは、私にはもうそれに該当するような年齢の子どもがいないからか。
●鳩山首相は30日、今年6月から支給を始める子ども手当について、受け取る親が給食費や保育料を支払っていない場合、未納部分と相殺して支給できる仕組みなどを検討する考えを明らかにした。ただ、政府は29日、「子ども手当の支給を受ける権利は差し押さえることができない」とする子ども手当法案を国会に提出している。厚生労働省は「法案を変更するのは難しい。対応できたとしても事務作業は相当混乱する」(幹部)としており、調整は難航が予想される。
読売新聞から記事の一部を引用した。一読した時は「それはまずいだろう」と考えたのだが、山梨県での首長らの要望の内容が「最近は給食代を払えるのにもかかわらず、払わない親が多いので子ども手当てをその滞納分に当てる事が出来ないか」というものだったようだ。いわゆる「払いたくないから払わない」というモラルハザード(倫理崩壊)に対応するためだ。そういえば給食代や保育料など、そういった事例は新聞などで時々報告されている。そう考えていくと、それは案外いい考えかもしれないなと考えるに至ったという事だ。それに税金の滞納なども含め、この際、国や市町村が子ども手当てから滞納分を回収できるようにすればいい。国会の提出済みの手当法案「子ども手当の支給を受ける権利は差し押さえることができない」と矛盾してしまうようだが、ここは野党にもよく説明をすれば解ってもらえるのではないか。頭を下げて「損して得とれ」だ。
今日の一枚も、京都の街・冬撮りです。