写真を中心に

毎日1枚の写真と1本の記事を掲載しています。

犯罪も地方を選ぶ時代に。

2010-12-31 | ニュース 社会

留置場まるで介護施設 高齢者の万引増加 宮城県警

医者にかかるお金や介護を十分に受けるお金がないのなら…留置場に入ってみようか、食事もついていることだし。と、独り者のアパート暮らしの高齢者が考えたとしても少しも不思議ではない。それほどに今の日本の国は下層社会の者にとっては住みにくくなっているのだろう。

●万引などの疑いで逮捕される高齢者が増え、宮城県内の警察署が留置場での高齢者の世話に苦慮している。持病や障害のある人もいて、介助などに当たる警察官の負担は増大し、医療費などの経費もかさむ。関係者からは「まるで介護施設」と悲鳴が上がっている。警察署の構造や留置場の備品は、犯罪の高齢化に対応できていない面がある。紙おむつ代などの予算はなく、本人負担の決まり。所持金がない場合、やむなく担当の署員が自腹で払うこともあるという。県警によると、留置人は健康保険が適用されず、診察代や薬代は県予算で賄われる。本年度、県警が確保している医療費は約4000万円。県警は「病気や障害のある人が留置されると、医療費がかさむ」と懸念する一方、「高齢社会に備え、警察署のバリアフリー化も考えなくてはならない」と話している。

河北新報社の記事より引用した。このような現象は宮城県だけではなく日本全国に広まっているのだろう。以前にテレビで「中国地方の刑務所は年寄りに優しい」というような内容のドキュメントを放送していたのを見たような気がするが、犯罪を犯すにも場所を選ぶ時代がやってきたということだろうか。

今年の最後の一枚も、「年の瀬の風景」です。

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています
 

努力をする人にいい結果を。

2010-12-30 | ニュース 社会

「派遣村」今年はなし ハローワーク30日まで相談窓口

昨年の東京都が開設した「公共派遣村」に集まった人の中に明らかに常識を疑うような人がいたのが報道された影響か、今年は大掛かりな「村」はないようだ。

●仕事と住まいを失った人の年越しを支援するため、都市部を中心に全国19のハローワークが29、30日に臨時に開かれ、職探しの支援や生活相談がおこなわれている。自治体によってはハローワークに職員を派遣し、宿泊場所も提供する。昨年は東京都が「公設派遣村」を開設したが、今年は31日以降の特別な対応はない。都内では5カ所のハローワークが対応。住むところがない人には4日朝までのカプセルホテルと食事代7千円を提供する。

朝日新聞の記事より引用した。いろんな人の努力によってこの2年間でホームレスの人や職を探している人にはいい条件がそろってきたと思う。しかしそれにも増して不況がひどくなってきているのも事実だが。昨年の「公共派遣村」の例を見ていると明らかにお金だけが目当てで端から仕事を探す気持ちのない人がいるのも事実であろう。何とか仕事を見つけて今の状態から抜け出したいと考える人にとっては「迷惑な存在」だ。いわゆるホームレス生活を抜け出したくない、生活保護を受けている状態で満足している、社会とは関わりたくないと考える人達か。そんな人を除いた「何とか社会に復帰しよう」と日々努力している人たちにとって、新しい年がいい年になりますように。

今日の一枚も、「年の瀬の風景」です。

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています
 

刑期を終えれば…

2010-12-29 | ニュース 社会

性犯罪再犯防止講義に行く途中、女性触った容疑

昨日のニュースだったか、子どもへの性犯罪歴がある刑務所出所者を「再犯防止措置対象者」に登録しようとしたところ満期出所者の108人が帰住先不明だったというのがあった。仮釈放の場合は身元保証人などの縛りがあるため、住所が把握しやすいが満期出所の場合は強制的にとはいかないためだ。

●神奈川県警横浜水上署は28日、相模原市緑区城山、無職森下幹夫容疑者(57)を強制わいせつ容疑で緊急逮捕した。発表によると、森下容疑者は7日午前11時半頃、横浜市中区新港のショッピングセンター「ワールドポーターズ」内の衣料品店で、一人で店番をしていた東京都新宿区、アルバイト女性(19)に「モデル事務所の者だけど、話を聞いてくれる?」と声をかけて近づき、店の奥の鏡の前で、女性の胸や下半身を触るなどした疑い。同署幹部によると、森下容疑者は2006年、強制わいせつ罪で懲役4年の実刑判決を受けており、「(犯行当日は)性犯罪再犯防止プログラムに行く途中だった」と供述している。

読売新聞の記事より引用した。私はブログでも常々「仮出所には反対で刑期は満期まで」と言っているのだが、この記事のような事件が起きると「満期出所者はすでに罪を償ったのだから警察が干渉するのはおかしい」という持論が揺らいでくる。性犯罪を犯す一部の人は、永久にその性癖は直らないものなのか。

今日の一枚も、「年の瀬の風景」です。夢を求めて

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています
 

何とか成らないの?

2010-12-28 | ニュース 社会

松本死刑囚、棄却4日後再審請求…次女申し立て

ほんとに何とか成らないのか。この次女は今でも教団のお金で生活をしているのかどうかは知らないが、教団の信者は今でも獄中の松本智津夫死刑囚を崇拝しているという報道もある。また精神疾患のために死刑執行をためらっているのかという気もするが、この事件で被害を受けた方々のことを考えれば、もう執行してもいい時期では。

●地下鉄・松本両サリン事件などで殺人罪などに問われ、死刑が確定したオウム真理教の松本智津夫死刑囚(55)の次女(29)が松本死刑囚の裁判のやり直しを求めて、東京地裁に2回目の再審請求を申し立てていたことが分かった。申し立ては9月17日付。4日前の同月13日には、次女が2008年11月に申し立てた1回目の再審請求を最高裁が棄却したばかり。間髪をいれない再審請求に対し、検察側などからは「執行の引き延ばし策では」との声も上がっている。

読売新聞の記事より引用した。制度の上でどうなっているのかは知らないが、「即日棄却」などという方法はないものだろうか。この松本死刑囚が本当の意味での優れた教祖であったならば、次女や信者に対して「無用な再審請求」を止めさすはずなのだが、やはり、単なるまがい物ということか。

今日の一枚は、「年の瀬の風景」です。

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています
 

モラルハザード?

2010-12-27 | ニュース 社会

国保の保険料、子がいる世帯の滞納率悪化目立つ

国民保険料を滞納していても18歳以下の子どもの保険資格を止めないという救済制度がかえって保険料の収納率を悪化させているという。市町村の担当者は「モラルハザード」という言葉を使っているが、果たしてそうだろうか。

●国保の保険料を1年以上滞納すると保険証は「資格証明書」となり、医療費は医療機関の窓口でいったん全額払うことになる。だが09年4月からは、中学生以下の子どもには短期の保険証を交付するようにした。今年7月からは高校生相当の年齢にも広げた。救済対象の子どもがいる世帯のうち、年間所得が100万円未満は2.4ポイントの低下だったが、所得が500万円以上の世帯だと7.0ポイント下がった。地域別では、最も収納率が下がったのは近畿の5.6ポイント。関東甲信越は4.3ポイント、中国・四国も4.2ポイント。東海・北陸は0.5ポイントの低下だった。

朝日新聞の記事より引用した。このブログでも何度か書いたことがあるが国民健康保険料が高すぎるのだ。それと若い自営業の人たちは余程の病気にかからない限り病院などに行っている暇はないのだ。自分の子どもさえ「保険」があるのなら、あえて保険料を納めないという人が出てきても不思議なことではない。それほど保険料が高すぎるということだ。もちろん国民皆保険の建前からすると払わないのは良くないのだが。これを解決する方法は、保険制度を一つに統一するしかないだろう。そしてそれは国民年金にも当てはまるが。国民総背番号制を一日も早く実現してすべての国民の所得を把握し、健康保険と年金は統一したものにする、そうするのが一番早い解決方法だ。

今日の一枚も、「神戸ルミナリエ」です。

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています
 

クリスマスのいい話。

2010-12-26 | ニュース 社会

おにぎり親子、寒空の贈り物

今日のテレビで見たのだが、アメリカではホームレスがベンチや路上に座っただけで検挙されるという町も出てきたようだ。経済的中間層の人々が自分の未来として彼らの姿が頭によぎるのであろうか、町からホームレスを締め出そうという町が日本でも出てくるのだろうか。今でも不要となった古新聞や空き缶をホームレスには扱わせない町が出てきているが。そんな折、クリスマスのいい話に出くわした。

●クリスマスの電飾がまばたく名古屋市・金山駅前に25日夕、おにぎりを抱えた幼い女の子が立っていた。近くに住む会社員松本隆さん(38)の長女、照玲紗(てれさ)ちゃん(3)。隆さんと一緒に、駅周辺にいる路上生活者たちにおにぎりを届け続けている。ある路上生活者とのふれあいをきっかけに始めて2年近く。もう2千個以上を配った。

asahi.com の記事より引用した。この親子のように自分のできる事を自分にできる範囲で「やりたい」と思っている人は結構多いのではないだろうか。でも「はずかしさ」が先にたったり「きっかけ」が無くて実際にはほとんどの人が行動していないというのが現状だろう。ただユニセフへの募金などをする人が増えてきているとは聞いているので、徐々にではあるが人はやさしくなっているような気がするのだが。

今日の一枚は、「神戸ルミナリエ」です。

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています
 

ヤクザか、不法占拠って。

2010-12-25 | ニュース 社会

大たこ営業再開…元の店から10m、初日から行列

この事件に関してはマスコミの取り上げ方はまるで「大たこ」が被害者のようだった。群がる若者や観光客はただの「ひやかし」で何の責任も取らない烏合の衆に過ぎない。一つ意見として「40年近くも違法状態で営業させていたのに、いまさら」と言うのがあるが、確かにこれは大阪市の怠慢で今までの担当者には処分があってもいい話だが、事実は今年の7月に最高裁で立ち退きが確定したということである。

●大阪市の市有地を不法占拠しているとして立ち退きを命じられ、今月16日に店舗を自主撤去した大阪・道頓堀の人気たこ焼き店「大たこ」が25日午前、営業を再開した。新店舗は、不法占拠していた市有地から約10メートル離れたビルの1階で、初日から大勢の客で行列ができた。ビル1階に同日オープンした土産物店に間借りしたスペースで営業を再開。ミナミの活性化に携わるメディアプロデューサーの沢田隆治さん(77)が「大たこがなくなってしまうのはもったいない」と、ビルのオーナーや土産物店との間を取り持ち、営業再開にこぎつけた。「大たこ」の林美樹店長(34)は「最高の場所で営業を再開できた。道頓堀を盛り上げていきたい」と話した。

毎日新聞の記事より引用した。最高裁判決をあざ笑うように元の位置からわずか数十センチ先の市道で営業を始めた時には「おまえらはヤクザか」と思ったものだが、強制撤去の費用負担を恐れてやっと家賃を払ってまともに商売をする気になったというところか。マスコミが面白おかしく取り上げるものだから、いまではすっかり観光地と化し、また若者の町となってしまった道頓堀だが、私には非常に近寄りがたい町になってしまったのも事実である。

今日の一枚はも、「クリスマス」です。

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています
 

まさかポッケにナイナイはないだろうな?

2010-12-24 | ニュース 社会

鳩山由紀夫前総理に1億3千万円戻る…贈与税時効で

スケールの大きい話で当時も驚かされたものだが、還付もすごい額だ。だが良く考えてみるとこの1億3000万円、当然国庫に入っていなければならないお金だ。いかさまをした人間が超え太るのは変な話だ。

●鳩山由紀夫前首相が実母から多額の資金提供を受けた問題を巡って、納付した贈与税約6億970万円のうち、2002、03年分の約1億3000万円について、国税当局から時効が過ぎていると判断され、還付を受けていたことがわかった。鳩山前首相の事務所などによると、前首相は実母からの資金提供(2002~09年)について「知らなかった」としていたが、国税当局も、納税を免れるための悪質な不正行為はなかったと判断したとみられる。このため、不正行為があった場合の7年の課税時効は適用されずに、相続税法に基づく贈与税の課税時効の5年(現在は6年)が適用され、02、03年分は除外され、還付となったという。

読売新聞の記事より引用した。当時も問題になったが、毎月1.500万円ものお金を貰っていて知らないはずがないだろう。総理大臣の給与の何倍ものお金だ、いまさらそれを蒸し返しても仕方のないことだが、還付されたお金は本来なら国庫に入るお金だ。そのまま国に寄付をしてもつまらないので、この寒い歳末の折、ホームレスの人たちに役立つような手立てを考えてみれば。

今日の一枚も、「クリスマス」です。

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています
 

どんな事情か知らないが。

2010-12-23 | ニュース 社会

川清掃で拾った金品着服 大阪市42人処分 告発者免職

どんな事情かは知らないが、告発者が懲戒免職になって退職金ももらえないようでは今後、大阪市の職員から不正に対しての内部告発者が出ることはないだろう。まさか次の選挙で組合を味方につけるために平松市長の戦略ではないだろうな。

●大阪市は22日、市環境局河川事務所の職員が河川の清掃作業中に拾った金品を着服した疑いがあるとして、職員6人を懲戒免職、21人を停職とするなど計42人の処分を発表した。懲戒免職となった職員には着服を内部告発した男性も含まれる。市は同日、遺失物等横領容疑で大阪府警に告発した。

朝日新聞の記事より引用した。日本の風土では内部告発者はまだまだ嫌われる環境にあるのだろうが、せめて依願退職の形のもっていけないものなのか。ひょっとしたら市への告発のほかに映像をテレビ局に提供したのがいけなかったのか、とも考える。しかしそれは市への告発だけでは「握りつぶされる」と考えた上でのことでいわば一種の保険だろうし、許されることだ。この告発者は処分取り消しを求める訴えを起こすという、ぜひそうすべきだ。内部告発をして「うみ」を出して、懲戒免職なんて聞いたこともない。

今日の一枚は、「クリスマス」です。

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています
  

いやな親もいるもんだ。

2010-12-22 | ニュース 社会

子ども手当て:養護施設 児童で差、恩恵を受けられない子も

財源を見つけるのに四苦八苦している中での子ども手当ての支給には反対だが、支給すると決まった限りはすべての子に分け隔てなく行き渡ってほしいものだ。この児童養護施設での補助金の問題は以前にも新聞で読んだことがあり、いまだに解決していないのかと驚くばかりだ。

●児童養護施設では、親が手当を受け取る子と、親がいない子らを対象にした手当相当の補助金を支給される子が混在。別居している親が手当を子どものために使うとは限らない中、手当や補助金の恩恵を受けられる子と受けられない子に分かれてしまうためだ。補助金は貯金できないなど他にも課題が多く、関係者からは見直しを求める声が上がっている。「会いにも来ない親にお金が行くのか」。6月、北海道の児童養護施設で施設長が手当と補助金の説明をすると、男子中学生が吐き捨てるように言った。中学生の親は4年ほど施設を訪れていない。別の男子高校生の父親は5年間連絡もなく突然来訪。高校生は手当の対象外と知らずに、施設長に手当について問い合わせた。男子高校生は「(父親は)どうしようもない」と肩をすくめた。

毎日jp.より引用した。補助金の問題は厚生労働省が来年度以降、預貯金も認める方向で検討しているという。何でそんなに対応が遅いのか、今年度の分からでもすぐにできないものか、法律改正が必要なら国会でさっさとやればいいだろう、揚げ足取りばかりの国会議員でも改正がすぐに必要だと言うことぐらいはわかるだろうに。引用文の後半だがなんともいやな情けない親もいたもんだ。子どもを養護施設で面倒見てもらっているうえに、子ども手当てのお金だけを取りにくるとは。しかしこんな親の子どもは親を反面教師として意外と立派な人間に育つものだ。それに期待したい。

今日の一枚も、「神戸ルミナリエ」です。

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています