虐待か、全身にあざ76歳母死亡 息子「毎日暴行した」(朝日新聞) - goo ニュース
最近、子どもが年老いた母親に暴行を加えて、結果として母親が死んでしまうという事件が多発している。勿論、刑事事件として起訴して裁判にかけるのは当然ではあるが、記事の事件では容疑者が無職というのが気になる。母親を介護するために仕事を止めて、親の年金だけで生活をしていたのだろうか。
●自宅で母親の松本国世さん(76)の頭をたたくなどしてけがを負わせたとして、大阪府警は31日、大阪府大東市北条1丁目の松本功伸容疑者(50)を傷害容疑で30日に逮捕したと発表した。松本容疑者は調べに対し「今年4月ごろからほぼ毎日暴行していた」と供述し、容疑を認めているという。近住民らによると、国世さんは15年ほど前に引っ越してきた。近所の主婦(57)は今月初めごろ、母子で一緒にスーパーマーケットで買い物をしているのを見た。2人で荷物を提げ、仲が良さそうだったという。引っ越してきた際には、近所の人に「母の友だちになってあげてください」と話していたという。
朝日新聞の記事より引用した。15年前に大東市に引っ越してきた時は母親が61歳、容疑者が35歳。まさかこんな結果になるなんて本人達も想像もしなかったに違いない。何処でどのように狂ってしまったのかを突き詰めていくことは、昨今の同じ様な事件を解明する手がかりになるのではないか。勿論、仕事をやめて親の介護に専念している人達の多くは非常に良くやっているというのは事実だろうが。私には既に介護しなければならない親はいないが、容疑者と同じ立場に立った時に、「絶対に親に手を出さない」と言い切る自信はない。日本の国が多額の借金を抱えているのを承知で書くが、「こんな時、何とか成らないのか」。こんな時のためにも人は税金を払っているのではなかったか。
今日の一枚も、「夏だ、須磨だ」です。