michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

いっしょに雛を‘見ながら’準備した    〔仕事の心〕

2009-05-13 08:25:52 | Weblog
きのう、ブドウの誘引作業を思い出し、
それにつられるように、
入雛準備の1日を思い出した。


養鶏部のS子さんと一緒に、
翌日入ってくる雛を受け入れる準備を進めた
(平飼い鶏舎です)。

とても急がれる状況ではあったけれど、
S子さんは、とても気が入っていて、
心から雛たちのことを想っていた。

作業内容から意味・目的まで、丁寧に伝えてくれて、
私は、S子さんの手足になりたいと、集中した。


例えば、
古いドンゴロス(麻布)を広げながら、
「ちょっとでも、デコボコになっとったら、
小さい生まれたばっかりのヒヨコが、こけるわなぁ~」
なんて言いながら、
2人で出来るだけ平らにしていく。

私とS子さんとの間に、まるでヒヨコたちが居るかのようだった。

私も、S子さんも、目の前に、ヒヨコたちが
ピヨピヨと走り回るのが見えていた。


これは、とても貴重な体験で、
その後、なにかにつけて想い出されてくるのです。

   *****

  実は、
  こんな風に思えるまでには、
  いきさつがあるのです。


夜、話合いの場をもってくれて、
養鶏部の人、3~4人が集まってくれた。

その時点では、自分のやれなかったことばかりが頭に浮かんで
そんなことを、タラタラとしゃべった。
皆、じっくり聴いてくれた。

「ひと息入れましょう」と、休憩時間になり、
養鶏部の人たちだけ、近くの部屋で寄ったようだった。

休憩が終わると、
彼らは、私の、やれたこと を一つ一つ、
「michiさんは、こんなことも、やれたよね☆」
「こういう風に、自発的にやったんだよねぇ」
「お昼には、こういう味わいをした、って言ってたね♪」
もう、口々に伝えてくれたのです。

  ああ、そういえば、そうだった――。


彼等が引き出してくれた お陰で、
一番大事なことを、心にしっかりと刻むことが出来たのでした。


そういう人たちのお陰で、
ナントカ今の自分があるんだなぁ、と
つくづく…。
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