michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

探り求めていく楽しみ、味わう いっとき    〔思うこと〕

2010-05-11 07:31:24 | Weblog
TVを見ていて、時々こんなこと思うんです、
「そんなに、急がないで。」
「すぐに教えないで――」と。


私は自然番組が好きで、よく観るんですが
動物や植物の映像と同時に、
「これは、こういう意味があるのです」
とか
「こういう訳で こうなっています」
など、
すぐ教えてくれちゃうことが多いようです。


ちょっと待ってほしかったナ、って思うんです。


「(この動物は)どうして こういうことするんだろう?」

「(この植物の)この状態は、どういう意味があるのかなぁ?」

など、いっとき 考えさせてほしい。


その上で、
「専門家の間では、こういうことが定説になってきています」
といった感じで言ってもらったら良い。


また
「奇妙な行動」という表現をすることがありますが、
それは「多くの人がそう感じる」
ということじゃないでしょうかね。

その動物にとっては、大事な意味があり
「なんだ、ニンゲンて、なんにもわかっちゃいないんだね
と笑われているかもしれない。


「どうしてこうするのかは、
まだ分らず、専門家の間でも研究中なのです。
皆さんは、どう考えますか?」
という感じで言ってほしいですね。


  探っていく楽しみを奪わないでほしい。




   話は飛びますが、

   かのルノアールは、
   「楽しくなかったら絵なんか描きませんよ」
   と答えたとか。

   そして生涯、画風を研究し続け、
   78歳で亡くなるとき
   『やっと(求めていた描き方が)分かってきたよ』
   と言ったそうですね。



また、わたしは毎週、
短歌(や俳句)の番組も観ています。

この春から時間がちょっと短くなり、
進行役の人も替わりました。

番組の流れが
ぽんぽん、と進んでいくのです。

  ――慌しい。


それぞれ好みや考えは違うでしょうが、
私は、前のように、
「なるほどね~」
「あ、そうですか――
というひと言、
じっくり味わういっときが ある方が良いんですがね。。


こういうことは、他の番組にも言えるし、
また、様々な話合いなども、
ポンポン活発な意見が飛び交うのが
「良い話合い」という風に言われることが多いようですが、

  そうかなぁ…?
  って思うんですよね。

  私の場合は、じっくりと聴いて、
  心底 考えたり、共に味わったり、
   という風にしたい。



    私が
    のんびりすぎるんでしょうか…。



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