michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

三十一文字に籠められた想い

2013-03-10 09:53:48 | 社会・共生

また あの日 が巡ってきます。

このところTVでは連日、その特集。

原発関連では、

「私たちニンゲンは、原子力で電気を造るなんて、まだそんな力量は無いんだ――」

という思いを新たにします。

また、津波の映像では、

あの日もそんな映像を見て、

「エッ、エッ、うそ~!! 」と心で叫んでいたのを

きのうのことのように想い出す。

「これ、映画ではない、CGなんかじゃない、現実のことなんだよね!?」って。

なんという自然の猛威・・・。

 

               

2日ほど前、

ハートネットで、『震災を詠む2013~鎮魂と希望と 三十一文字の記録~

という番組が、という予告。

短歌が好きな私だけれど、この番組はちょっと観る気になれないナ…、って思ったり、

ちょっとフクザツな気持ちだったけれど、

結局、録画して観てみました。

涙なしには観れなかったけど、やっぱり良かった。

特に心に残った短歌は、この2首。

 

   被災地で 

   すれ違いし老女(ひと)

   大声で

   皆 居ねぐなっだ

   おらあ負けねど

            中津川シゲ子

 

――そんな風に大声で言うことで、自分を自分で奮い立たせておられるような、

そんな力強さを感じます。

 

 

 

   人生の

   終点のごと

   津波痕(あと)

   始点と決めて

   歩き出した日

             今野 梢

 

これも、自分で「決めて」、つまり決意、決心した。

そうして歩き出すんですね。   

 

 

 

 

 

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2 コメント

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その、表れた想い (michi)
2013-03-12 07:18:49
ありがとうございます。

『野の学舎』は、一日おきに拝見していて、その記事は、いま読ませてもらったところです。(右の「ブックマーク」でリンクしています)

「いいごとあっか」「何にもね」
…これ、哀しいですね。
返信する
野の学舎 (よっさん)
2013-03-11 09:46:03
今日の朝日新聞の朝日歌壇で、私も三首の震災短歌を読みました。言葉にできない、哀しみと鎮魂の想い、今日の私のブログにも書いてみようと思います。
返信する

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