michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

さすが『白熱教室』

2013-03-05 07:28:10 | TV

この前の(土)(日)と、NHKで、

マイケル・サンデル教授の 『白熱教室』がありました。

テーマは、いづれも「復興」。

とても難しいテーマにもかかわらず、キチンとポイントを押さえ、

とても理論的で、

  さすが~

見ていて爽快で、頼もしく心強かった。

  『話し合いを科学する』

みたいな感じがしました。

   

特に土曜日のは構成が抜群におもしろかった。

 (録画してあったので、2度観ました。)

最初に、その話し合いの「参加応募動機」で、

ある人(Aさん)が、こう書いていた、というのです。

それは、大まかに

『東北の人は我慢強くシャイです。人を傷つけるくらいなら自分が耐えれば良い。そういう気質。それは震災の後、美徳として賞賛を受けたが逆に言えば、

本音を言ってもギクシャクするよりは、議論しない方を選んでしまう。だから、

今回の議論はきっとうまくいかないでしょう。』

といったような内容。

教授は、ちょっといたずらっぽく微笑んで、

「私はこの挑戦を喜んで受け入れます。 」と言って

参加者を笑わせたんですよね。

 

で、実際には、いろんな意見が飛び交い、

  …教授がうまく引き出してくれたんですよね。

その一つ一つの意見を大切に受け止め、

勇気を持って発言してくれたことを高く評価してくれたり。

さらに、スッキリと整理して考えを進めやすくしてくれた。

彼は、最後にこうおっしゃいました。

「――敬意をもった議論であるべきで、相手の声を聴きながら共に学び合う姿勢が大切です。」

  全く同感です

  

そうして、冒頭のAさんに「どう思いましたか?」と尋ねた。

彼女は満足そうに、

「――諦めないで、自分の意見をハッキリ言うことが大切だと思いました。」

といったような感想を述べ、

TVのこちら側では、

「うん、ほんとうにね―― 」と頷いている私がいました。

 

 

 

コメント
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