michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

授業で、能を     〔想い出〕

2009-10-26 07:59:57 | Weblog
ゆうべから本降り。
長靴を履いてきました。

前々から、
天気予報で よく
「ぐずついた天気」というような言い方をしているのが
気になっています。

きのうの新聞、投書欄に、同様の意見があり、
「雨は、農作業には欠かせない大切なもの」で、
「こちらの方では、雨が降ると、

 『良いお湿りですね』
 
 と挨拶を交わします。」
とのことでした。

  全く同感です。


             


このごろ学校の先生のことを
想い出しています。

中学・高校共、
‘とにかく、勉強、勉強’
‘この部分、(入試に)出るゾ’
という感じでしたが、


高校の歴史の授業で、
  (私は、暗記に弱くて、
   歴史などの科目は苦手だったんですが)

あるとき、先生は
能を、
ごく一部でしたが演じてくれたんです。

それは、授業内容の流れの中で、
「私は、能を習っていてね、」
「すり足というのは・・・」と
短時間でしたが、演じて下さった。

それは、他の授業のように
上から教える、というものとは全く異質のもので、

 先生は、何かを伝えたいんだ――、

と感じて、見入っていました。

それは、昔の人の心、のようなものか…、
芸術の本質的なものか…、
まったく漠然としか分かりませんでしたが、

とても心に沁みてくるものでした。


それなのに、先生のお名前も忘れてしまった・・・。

あのとき、とても心に響いてきたことを
何らかの形で
先生にお伝えすれば良かったと、
後悔しています。

先生、ありがとうございました。
今も、お元気でしょうか? 
コメント
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